【千葉ロッテ】井口監督いわく「我々はチャレンジャーである」と。

ロッテ井口監督、CSへ「チャレンジャーの気持ち」(日刊スポーツ)

ボクシングで言えば世界ランク10位程度のボクサーの世界初挑戦、大相撲でいえば入幕2場所目で幕内上位に進んだ力士が横綱と初対戦…するようなもので、まあ劣勢は仕方ないとしてもできる限りの事をやってほしいですね。

下克上へ泥くさく1点をもぎ取る。パ・リーグ2位でクライマックス・シリーズに進むロッテが11日、ZOZOマリンで練習を行った。

午前10時から約2時間半のうち、多くを打撃に割いた。バント練習用のマシンの前には若手だけでなく、シーズン終盤4番に座った清田ら主力が次々に列を成した。井口監督は「今日しか打ち込めないんでね。ミーティングでも、どの打順でもバントあるよって話をした。積極的に1点を、先に先に取って行けたら」と狙いを明かした。

チーム打率2割3分5厘はリーグ最低。一方で犠打は最多の96を数える。ソフトバンクは最多勝、最優秀防御率など投手3冠の千賀、9勝の東浜ら強力投手陣が待ち受ける。1点が命運を分ける。「下(2位)から上をたたくチャンスをもう1度もらった。プレッシャーがかかるのは相手。チャレンジャーの気持ちでできたら」。納得のいくまでバットを振り、決戦の地福岡へ飛ぶ。

おそらく井口監督自身が策を練って、奇策をもって王者・ソフバンに挑む…というのはまず無理でしょう(個人的には井口氏は監督よりもむしろ別の「自らの両腕役」の人物を監督に置いての「GM」の方が向いてるんじゃないかと思うぐらいで…)。なので今保有してる現有戦力の面々のモチベーションを高めて、いかにして勢いでソフバンにぶつかっていくかを考えると、まあそう言うしか無いんだろうな、と。

で、戦力的にもどーしてもソフバンの方が「絶対王者」「大横綱」すぎて、仮に奇策を練ってそれを挑んだとしても技をかける前にふっとばされるような強さを感じるわけですが(特に千葉ロッテはレアード様・マーティン様という大砲を怪我で欠いてるわけですし)、誰かがシリーズ男となって誰もが「あっ」と驚く活躍っぷりを見せてもしCSの第1戦を僅差でいいからモノにしたら、ひょっとしたらとも思いますね、はい。

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【余談】せめて事前に「来季の構想に入ってない」的な下話をしてやれ。

ヤクルト一筋14年の上田 まさかの戦力外に絶句 涙目で「整理がついていなくて…」(デイリー)

こちらは「余談」なりますが…しかしヤクルト球団もシーズン終盤までフツーに起用していて、その前の段階で戦力外通告の下話(来季の構想に入ってないとか、コーチや球団職員への転身のオファー…をあらかじめスタッフの誰かが教えて話し合いをする等)とかを一切しないで「いきなり」通知ってのもまた…。

ヤクルトは11日、上田剛史外野手、藤井亮太内野手、田代将太郎外野手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

 ヤクルト一筋14年の上田は主に代走や守備固めでチームを支え、通算797試合に出場。今季は53試合で打率・125ながら、5盗塁をマークしていた。前夜、広島との今季最終戦も途中出場で3打席に立っていた。

 全日程終了から一夜、思いもよらなかった非情通告。上田は絶句し、ショックを隠せなかった。涙目で報道陣とやり取りをかわし、現役続行か引退かの考えについては「ちょっとまだ分からない」と言葉を絞り出した。

 球団からはスタッフや職員としての打診はなかったという。突然の通告で、今後については白紙。「まだ何も整理がついていなくて、頭の中の整理がついていないという感じです」と語った。

そういう意味では、特に阪神なんかは福留選手などのベテラン級の選手たちにあらかじめ「来季の構想に入ってない」って下話や事前通知をして「身の振り方を考えておいてほしい」ってやってるわけで。まあそれが選手本人への通知が早いのか、在阪マスコミがスクープとして流しちゃうのが早いかでチームスタッフの誠意の仕方が問われると言う説もありますけどね(苦笑)。

しかしヤクルト球団、比較的アットホームで家族的なチームって印象があったのに、この上田選手に対してはそれをやらずに「いきなり路頭に迷うことをさせる」ってのも随分な仕打ちを。先の阪神がこのようなシーズン終了前に「来季の構想に入ってない」と通知する事に対してマスコミはあたりまえのように「非情通告」なんて銘打ってますが、本当の「非情通告」はやり方としてはむしろこの今回のヤクルト球団の上田選手へのやり方の方なんじゃねえの?って気もするんですけどね。例えばこれが今季、1軍にまったく昇格できずに2軍で飼い殺しにあってた選手…だったらまだわかんなくはないですが、打率とかはアレでも一応、1軍の試合にかなり出ていただけに。じゃあ何で「若手のチャンスを摘んでまでも」、戦力外通告する予定の選手を使い続けてたんだ?と。ここらへんの現場とフロントのちぐはぐさがねえ。

…ただしまあ、ベースボールの本場のMLBなんかじゃキャンプ中、下手すりゃシーズン中もこれがフツーだし、ヤクルト球団は近年はそこはメジャー風にやるようになったんだ、という「事情」があるんだったらまあ仕方ないんでしょうけども。

以上です。

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