・前日本ハム・金子千尋が現役引退 日本ハム特命コーチで米国留学へ「最先端の技術」学ぶ(デイリー)
いやーロッテファンからすれば、金子投手には特にオリックスのエースだった頃はさんざん苦しめられた印象しかないっすねえ。39歳、本当にお疲れさまでした。
#金子千尋 投手が2022年シーズン限りでの現役引退を表明しました。 pic.twitter.com/aCo1U2xYUb
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) December 23, 2022
日本ハムを自由契約になっていた金子千尋投手(39)が23日、札幌市内で会見し、現役引退を表明した。今後は、日本ハムの特命コーチとして米国へ野球留学することも表明した。
「今シーズンをもちまして現役生活を引退することを決めました」。生配信もされた中で自らの口で18年間着たユニホームを脱ぐことを表明。時折言葉を詰まらせながら、周囲への感謝への言葉を並べた。
引退について「決断したのは2、3日前です。現役続行したい気持ちがありましたので練習もトレーニングもしていました。その中で他球団からのお声がなかったというのが引退の決断の理由です」と話した。
今後については「ファイターズの方で特命コーチという形でアメリカにコーチ留学に行かせていただくことに決まりました」と発表。今季終了後に来季の構想外を告げられた際に打診されたと明かし、来年2月の春季キャンプに合わせて渡米し、約半年間留学する予定という。
留学に向けて、「アメリカの最先端の技術。例えば動作解析を取り入れたコーチングであったり、トレーニングを交えたコーチングであったり。そういったコーチングをアメリカで勉強してきたいと思います。(選手を)しっかり評価できる、そんな見る目をつけたいなと思います」と意欲を見せた。また「“僕が現役中にこれをやっていたからやれ”そういう根拠がない指導はしないようにしたい」と理想のコーチ像も明かしていた。
個人的には、西武→ロッテ→楽天を経て来季から中日でプレーすることになったわくわくさんと共に「今や、古き良きパ・リーグの香りを残した数少ない投手」って印象が強いですね。
いや、本当にそのわくわくさんがロッテ時代にエースとして先発登板してたロッテ対オリックス戦でお互いにナイスピッチングして、わくわくさん2失点で抑えたのに金子投手に1失点か無失点で完投勝利を果たしていて、「うーん、もうちょっとロッテ打線、わくわくさんに援護してやれ(号泣)」ってツッコミを禁じ得なかったっていう試合が結構あったような。ゆえにロッテ対オリックス戦で金子投手が先発と聞いて「うへー」って思った記憶も強いです、はい(^_^;)
…もっともオリックスも今ほどにチャンスに強いチームではなく、わくわくさんがロッテで苦戦したように金子投手もきっと2-3失点で7イニングまで行ったのに打線がなかなか援護してくれずに(以下略)なことも多かったんでしょうね。そういう意味ではロッテとオリックスって昔から似た者同士だなあとも思ってましたし、「エース対決になるとなかなか援護してくれない悲劇」「エースゆえの苦悩」のような印象を持つ、妙に対戦相手ながらも親近感を覚えるようないい投手だったと思ってますです。
※改めて調べたら、通算100勝目はロッテ戦だったんすね。その一方で別のロッテ戦では清田に満塁弾を喰らったりとか、いろいろと因縁と逸話も多い対戦カードのようでした(^_^;)
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ちゃんと現役引退後の事も考えてくれてた日ハム球団はさすが(笑)
・現役引退の金子千尋 日本ハム・特命コーチに就任へ「スケール大きい選手を多く育てたい」(スポニチ)
で、オリックスから移籍した先の日ハム球団も「引退後の将来も見据えて」獲得したのかもしれないね、本当に。
日本ハムの金子千尋投手(39)が23日、札幌市内のホテルで会見を行い、今季限りで現役を引退することを表明。日本ハムの特命コーチに就任することを明らかにした。
プロ18年目の今季はわずか3試合の登板にとどまり1勝2敗、防御率4・85。今季終了後に球団からのコーチ就任の打診を断り、現役続行を目指して自由契約となったが、希望するNPB球団からのオファーは届かなかった。前日22日に自身のツイッターを更新し「金子千尋は明日12/23(金)14:00より会見をさせていただきます!」と告知しており、会見の様子は球団公式YouTubeでも生配信された。
戦力外通告を受けた際、同時に球団からは特命コーチの就任を打診された。現役引退を決め、オファーを受け入れる形となった。今後について「ファイターズの方で特命コーチという形で、アメリカにコーチ留学に行かせていただくことに決まりました」と口にした右腕。詳細はこれからだが、2月のスプリングキャンプの時期に渡米。期間的には半年程度が見込まれる。
「アメリカの最先端の技術動作や解析データを取り入れたコーチング、トレーニングを交えたコーチングであったり、そういったコーチングをアメリカで勉強してきたい」と抱負を口にした金子。「その選手を評価して“こうすれば伸びる、ここを直せばもっと良くなる”と、しっかり評価できる、まずは見る目を付けたい」としたうえで「“僕が現役中にこれをやっていたからやれ”というような、そういう根拠がない指導はしないようにしたい。選手のいいものをどんどん伸ばせるような、スケールの大きい選手を一人でも多く育てることができたらと思っています」と話した。
結果としては、オリックス一筋で(この投手は高卒でトヨタ自動車に入社して社会人野球でブレイクしてプロ入りしたそうですが)ずーっと1球団しか知らずに野球と指導者になるよりかは、オリックスとはある程度環境が違う日ハムにも移籍して、30代後半の現役晩年の頃にはなかなか勝てずに2軍暮らしも経験できたってのはむしろ「将来のこと」を考えれば、いい経験をしたんじゃないでしょうかね、金子投手にとっても。
そう考えると、なんか5-10年ぐらいしたら、日ハムのコーチや2軍監督、または1軍監督になってるかもしれないし、ひょっとしたら古巣のオリックスの監督とかにもなってるかもしれないですね。思えば現在のオリックスの中嶋聡監督も、もとは阪急/オリックスでプレーしてましたが、後に西武→横浜→日ハムでプレーして、結果的には29年もの現役生活の中で最も長くプレーしてたのが日ハムの12年、続いて阪急/オリックスの11年だったようですし。勿論金子投手も、指導者としても紆余曲折はありそうですがとにかくいろいろな経験をして、できればひとりでもいい選手を育ててほしいなと期待してます。
長い現役生活本当にお疲れさまでした。あ、今後もしご縁がありましたら千葉ロッテのコーチとかにもよろしくです(笑)
↑「少し考える」ってのがなんかいいなあ(^_^;)
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