【千葉ロッテ】井口監督「続投」には異論はないですね。足りない部分はいろいろあるけれど。

ロッテ逆転負け…141戦目で終戦 井口監督は続投 残り2試合「しっかり調整したい」(スポニチ)

昨日の話の続きになりますが…。しかし今年ほど(まだCSがあるにも関わらず)「見てて疲れた」一年はなかったですな。とりあえず井口監督には「続けるんだったら周辺環境とそれなりの劣勢時の戦術は高めてくれ」と(^_^;)

◇パ・リーグ ロッテ1―2楽天(2021年10月27日 楽天生命)

 マジック3で迎えた141試合目に力尽きた。ロッテは8回に佐々木千が、代打・小深田に決勝打され逆転負け。今季8勝の右腕は、54登板目の初黒星に涙が止まらなかった。

 引き分けなら逆転優勝への望みをつなぐことができた一戦を落とし、05年以来のリーグ優勝を逃した。「1カ月ぐらい、凄いプレッシャーの中で頑張ってくれた」。井口監督はナインをねぎらった一方で、「140試合を超えて、勝たないといけない試合を取れなかった」ともした。

 3年契約最終年だった昨オフに2年契約を更新している井口監督は、続投して5年目の来季も指揮も執る。11月6日からのCSファーストSでは再び楽天と激突。「残り2試合あるので、しっかり調整したい」と日本一に目標を切り替えた。

監督就任後、前年の焼け野原的な戦力なとこから、5位→4位→ソフバンにぶっちぎられて2位→シーズン最終盤までオリックスと競り合っての2位で…「少しずつステップアップしている」ですから、辞めさせる理由はないわけでしょう。

それこそ、

↑この「GIANT KILLING」の達海猛監督の言葉どおりでしょうね(苦笑)。

…でまあ、足りない部分、例えば「極めつけに薄い選手層」とか、親会社を含めてロッテ球団の昔ながらのチーム体質などについては、ここは言い方は悪いですが「井口GM」的な役割で親会社やフロントから資金や人材などいろいろと引き出したりする必要もあるのでしょう。

おそらく今日あたりから10数人ぐらいの「戦力外通告」される選手たちの名前が出てくると思うんですが、その選手たちの入れ替え、つまりは「新陳代謝」と、「井口監督には手が届きにくい”選手育成”の側面でのプロフェッショナルの招聘」など、CSはまだ残ってますが、ロッテ球団的には水面下でもういろいろと動き始めるんだろうな、と思いますです。まあソフバンのように、新陳代謝やチーム力強化のためとはいえ、昨日までスタメンで出ていた選手をいきなり戦力外通告するような事については「せめて内々に下話ぐらいはしてやれよ」とは思いますが(大汗)。

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「策士」の側面もある井口監督ではありますんで…。

ソフトバンク倉野信次コーチ退団 ホークス一筋25年、辞意申し入れ了承(日刊スポーツ)

そんな意味で今朝、ヤフーのニュースに出ていて「まさか?」と思ったのはこのニュースでした。

ソフトバンクの倉野信次ファーム投手統括コーチ(47)が今季限りで退団することが27日、分かった。

球団側に辞意を申し入れこの日までに了承された。

青学大から96年ドラフト4位でダイエー入り。5年目の01年に34試合に登板し7勝を挙げ、ダイエー最終年の04年は37試合で自己最多の9勝をマークした。07年限りで引退し、11年間で通算19勝9敗、防御率4・59の成績を残した。

引退後は球団のチーム運営部を経て09年に2軍投手コーチ補佐に就任。11年から新設の3軍で投手コーチとなり、主に若手育成に尽力した。工藤監督が就任した15年は2軍投手チーフコーチ、16年から19年まで1軍投手統括コーチなど常勝チームの投手育成を支えてきた。選手、フロント、コーチとして通算25年間、ホークス一筋で貢献した。

工藤監督の退任に加え、すでに退団が決定している立花義家(63)、平石洋介(41)の両1軍打撃コーチ、さらに倉野コーチの退団で、ホークスは大幅な組閣人事に着手することになる。1軍監督は藤本博史2軍監督(57)が昇格し、森浩之3軍監督(56)が2年ぶりにヘッドコーチに復帰。今季限りで現役を引退した長谷川勇也氏(36)が1軍打撃コーチに就任する。1軍投手コーチには斉藤学リハビリ担当コーチ(58)が復帰予定で、1軍ブルペンを担当した高村祐投手コーチ(52)は2軍投手コーチに配置転換される方向だ。

まさについ先程書いた「井口監督には手が届きにくい”選手育成”の側面でのプロフェッショナルの招聘」の話が(^_^;)

で、この倉野氏、ロッテの井口監督とは青学およびダイエー時代の同期だったりします。で、千賀投手などの150キロを超える剛速球ばかりを投げるソフバンの投手陣を育て上げたコーチなんですが…ここ数年の鳥越氏、森脇氏、そして臨時コーチの松中氏、と、井口監督のソフバン方面(とプロ野球各方面への)の人脈の凄さには舌を巻くことが多いんですが、「1軍監督が代わって、それなりの世代交代」などが働くと当然、その下の2軍監督やコーチ陣も入れ替わるのは珍しくはないです。なのでそこをついて「ロッテでも同じように若い選手たちを鍛え上げてよ」って頼んでくる可能性は「大いにあり」だと思ってます。もちろんこれだけ実績を残した方ですから、ロッテ以外の他球団からも引く手あまたな可能性もあるんですが。

で、一昨年に楽天の監督をやっていて、今年はソフバンの1軍打撃コーチを担当していた平石コーチは西武に引っ張られる(松井稼頭央2軍監督のPL学園時代の後輩で、ヘッドコーチとして招聘されるとか)そうで。そこはさすが「王者・ソフバン」。しっかりと鍛え上げたノウハウを他のパ・リーグ5球団が参考にしない手はないでしょうね。特にダイエー時代の「弱かった頃から、王監督の手で日本一になるぐらいに」強くなった頃に現役生活を過ごした(しかもメジャーに行ってワールドシリーズまで制した)井口監督のことですから、そこはいろいろと動くんでしょうね。こっちの方の「ブレの無さ」と肝の据わり様は正直感服すらしてしまいますわ。

まあ贅沢を言わせてもらえば…で書きますが、願わくば監督の戦術としての「引き出し」をもう少し増やしてみるか、いっそ「監督の監督」みたいな鬼ヘッドコーチでも招聘して井口監督のそばにつけてくれるとあと2年ぐらいは助かるんですけども(苦笑)

以上です。

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