・【ロッテ】小島和哉、涌井止めた!7回11K0封4勝 今季最長投げて「壁越えられた」(スポーツ報知)
昨日の楽天戦の話の続きになりますが…しかし改めて思ったのは「わずか2球に泣いたわくわくさんと、1球も致命的なミスがなかった小島投手」というこの構図がこれがプロのハイレベルな戦いなのかなとしみじみと。
千葉ロッテ(@Chiba_Lotte)・小島投手『キレキレ変化球の奪三振ショー』だよ! #小島和哉 #chibalotte #パーソルパ・リーグTV pic.twitter.com/gVJsbI3RT4
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) August 26, 2020
◆パ・リーグ 楽天0―2ロッテ(26日・楽天生命パーク)
難攻不落の牙城を2年目左腕の好投で崩した。小島が今季最長7回を投げて5安打無失点、プロ初の2ケタとなる11Kと圧巻の投球を披露し、涌井の開幕からの連勝を8で止めた。今季3度目の投げ合いを制して昨年の3勝を上回る4勝目。「(今季2度)6回2/3で代わっていたので、自分を信頼してもらったのもうれしかったですし、その期待に応えられてもうれしかった。壁を一つ越えられたので良かった」と表情を崩した。
“鬼門突破”が好投を生み出した。過去2度の対戦ではいずれも初回に複数失点。さらに今季9登板中5試合で初回に失点を許していただけに「ゼロでいこうと思って出し切りました」。先頭打者から連続安打で無死一、二塁のピンチで中軸を抑えて波に乗ると、2回も無死二塁から無失点。キレのある直球を軸にチェンジアップとスライダーも効果を発揮し、3~7回はわずか1安打。井口監督も「今日は本当に小島様様ですね」と賛辞を贈った。
この日は先輩たちから助言をもらい「クーラーにあたるところにいないで室内と外のギャップを出さないように」と登板前の練習時間を早めて体を暑さに慣れさせるルーチンに変更。さらに投球フォームも微修正し、軸足に体重を乗せて下半身主導を意識した。「変えるのは怖かったですけど、それくらいばくちを打たないと涌井さんには投げ勝てないと思ったので」。大胆な勝負手が功を奏し、疲れのたまる6回には3者連続三振。7回まで最高の投球を見せた。
1年目の昨季は同じチームで涌井の背中を見て「こんなに走り込み、これだけやるから勝てるんだなと感じた。1年間でしたが、たくさん学ぶことができた」と成長の糧にした。試合後、「まだプロでの経験も浅いので投げ勝ったとかは自分の中ではないです」と謙遜したが、この日の投球が小島のさらなる進化をもたらすはずだ。
ま、個人的にはいくらわくわくさんが絶好調でもさすがに2013年の田中マーくんの24勝無敗みたいなことにはならんだろう、となると、どこのチームが止めるんだろうか…古巣の西武の山賊打線の自慢の長打力が打ち破るのか、それともやはり古巣のロッテの海賊打線が繋いで繋いでで競り勝つのか、みたいな感じなのは薄ぼんやりと考えてはいたんですが、まさか本当にロッテがしかも散発のソロホームラン2本だけで(以下略)
でもそのわくわくさんに黒星をつけた原動力は、その虎の子の2点(何せ終わってみたらわずか3安打でしたしロッテ打線…(苦笑))をどーにか守りきった小島投手の熱投に尽きるでしょうね。とりあえずここ近年、なぜかロッテは先発型の左投手がFAで退団したかつての成瀬投手以来なかなか育ってこなくて、右の本格派候補はたっぷりいるのに…みたいな感じだったんで、こういうタイプの投手が台頭してブレイクするきっかけを掴むのはまことに嬉しい話に尽きますね。
そしてこれはもう一日も早くロッテの左のエースになって、右のエース候補の種市や岩下、二木あたりと肩を並べちゃえ(笑)。そして願わくば日曜日に先発する機会が増えた(同期入団の)中村稔弥と良い意味で競い合って左の二枚看板に育ってくれると嬉しいですね。たぶん彼らに刺激されて後に続く投手も出てくるでしょうからね。期待してますです。
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あの辛口の里崎智也氏が小島投手を「激賞」していた(苦笑)
・ノーミス小島 楽天に求められた自己犠牲/里崎智也(日刊スポーツ)
で、日刊スポーツで里崎智也氏が小島投手を「激賞」してました。時には比較的辛口なことも言う里崎氏にしてはなかなか…。
<楽天0-2ロッテ>◇26日◇楽天生命パーク
楽天涌井、ロッテ小島の両投手の素晴らしいピッチングだった。1発に泣いた涌井と、1球のコントロールミスもなかった小島。1球をどうするかで、こうも結果が違ってくる。紙一重で勝敗がつく野球そのものの面白さが詰まっていた。
小島の投球は、私が今まで見た中でプロ最高だった。ストレート、チェンジアップ、どれも捕手の構えたところにビタビタ。楽天打線は狙い球を絞れない。回を追うごとに、どっちつかずの対応となり、小島-柿沼の手の内で踊らされた。
小島のすばらしさと同時に、楽天打線の悔やまれる序盤の攻撃が浮き彫りになった。初回は連打で1死一、三塁も浅村以下が倒れ逸す。2回はロッテ外野陣の連係ミスでロメロの飛球が二塁打となり、無死二塁の好機を得た。
2回表に涌井がソロ2本で先制された直後だ。前日が取れる時に取れず敗れている。最悪でも1死三塁にしたい。7番田中は追い込まれてから、進塁打となる右方向へのそぶりも意欲も見せず、引っ張りにいくようなスイングで空振り三振。工夫がないように映った。
楽天は「考える野球」を掲げると聞く。この場面でこそ、考えるバッティング、自己犠牲が求められた。序盤の好機をフイにしたことが、小島の最高のピッチングを引き出し、ひいては好調涌井の連勝ストップにつながった。涌井は今季初めて援護なく黒星がついたが、内容あるピッチングは随所に見られた。
「だからこそ野球はおもしろい」ってとこが良いですねえ(笑)。そして気づけば3位の楽天のすぐ横にここまで苦戦していた日ハムがぴったりとくっついてきましたし…。まあゲーム差的には首位のソフバンと2位のロッテ(←いやここの順位に居るのがなんとも(苦笑))が1ゲーム差、そしてロッテと3位タイで並ぶ楽天と日ハムが2.5ゲーム差。
そしてそこからなぜかなかなか勝てなくなった5位・西武とは5.5ゲーム離れてるんですが、なんだか西武は8月に入ってから7連敗して1分け挟んで5連勝して、また更に5連敗して今に至ってるんですけども、個人的にはこの怖い怖い山賊打線を思い出すにつき、それは今の所「たまたま」勝てないだけで、でも何かタイミングが揃えば一気に10連勝ぐらいするんでしょう?ぐらいの怖さしかないんで、先日、監督解任ブーストを引き起こした(?)オリックスも含めて、なんかまだ全然わかんねえんじゃね?ぐらいな感じですね、ええ(^_^;)。
で、できれば星のつぶしあいの末のソフバンの一人勝ちは避けたいんスけどね。以上です。
↑この人も相方が今あんな事になってるんで、ピンでも売れてほしいねえ…。
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