・ロッテ涌井、菅野と並ぶトップ5度目の完投で8勝 – 野球 : 日刊スポーツ
昨日は楽天のエース・則本との投げ合いな試合でしたが…途中まで則本にいいように抑えられてましたんで「涌井をまた見殺しにするつもりか!!」と思ってたら逆転劇でしたわ…。
<楽天2-3ロッテ>◇24日◇コボスタ宮城
勝っても、表情を緩めなかった。ロッテ涌井秀章投手(30)は6月27日以来となる8勝目にも、自らを突き放した。「久しぶりに11本も。5連打もあるでしょう。若い時に、あるんじゃないですか。どうなるんだって、みんな思ったでしょう」。楽天打線に11安打を浴びた。特に、2回は先頭から5連打。いずれも、捉えられた。それでも、失点は2回の2点だけ。「ドカンだけはやめようと。こりずに低めに。テンポが悪いのはやめようと」と立て直した。
「数少ない、投げ合いが楽しみな投手」という則本とのエース対決。ともに最後まで投げきったが、涌井はこれで今季5完投となった。巨人菅野と並ぶ12球団トップ。もともとスタミナに自信はあるが、意外にも、ロッテ移籍後の完投は、昨季までの2年間は1試合ずつにとどまる。「言葉は悪いけど、僕は楽に投げたい」というスタイルを思い出すきっかけがあった。
5月頭から1カ月以上、勝てなかった。6月10日のヤクルト戦では7回9安打6失点(自責2)。負け投手はまぬがれたが、122球も投げながら7回までしか行けなかった。「三振をそんなに取ろうとは思わない。大事なところだけ。普段は内野ゴロから」と思い出した。1週間後の巨人戦。ほぼ同じ123球を投げ、4安打1失点で完投した。7試合ぶり白星だった。
石川、涌井の2枚看板でカードを勝ち越した。伊東監督は「2人が投げる時は勝ちの計算しかしていない。2勝できた。次につながる」と力説した。首位ソフトバンクとは9・5ゲーム差、2位日本ハムにも5ゲーム差と離されつつある。だからこそ、涌井で勝った意味がある。
ロッテが先制して(2回の鈴木大地の犠牲フライで1点)、その直後に楽天に逆転される(1死満塁から島内のタイムリー→藤田のセカンドゴロの間に2点)んですが、そのあとがなかなか点が動かず。
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涌井が調子がよくなかっただけに。
涌井もどっちかというと調子はあまり良い方ではなかった(ボール1-1.5個分甘かったような)と思うんですが、そこはテンポよく6回まで抑えてくれまして、その後にデスパイネの同点弾、更に鈴木大地の逆転弾が出て良かったなあ、って感じでした。デスパイネはおそらくチェンジアップが甘く入った球を、鈴木大地はひざ元に来たストレートを打ったと思ったんですが…いや、涌井にとっては最良の結果になってくれて何よりでした、はい(笑)。
しかし5月→6月も苦戦してたけど、8勝目がほぼ1か月ぶりなんだな涌井…。エース対決が多いだけになかなか勝ち星がつかないんだろうけど、いやあもうちょっと楽に勝たせてあげたい投手のひとりだなあと思った今日この頃でした、はい。
ちなみに今日はお休みで明日からは大阪・神戸でのオリックスとの3連戦。ソフトバンクと日ハムがなかなか負けないだけに…。