もう今の時代、学校のPTAは「現場」はともかく「市・県・国などの上部組織」は要らないんではないかなと。

【速報】さいたま市PTA協の元会長ら3人逮捕 “使途不明金”で除名処分を受けていた 支出すべて元会長が主導、協議会を私物化していた54歳(埼玉新聞)

学校のPTA。特別支援学校に通う小5の息子がいる私なんかもそろそろお声がかかるんではと内心戦々恐々としてる次第ですが、その通学先も何年か前に都の上部組織を脱退してましたし。

さいたま市PTA協議会で使途不明金が出ている問題で、埼玉県警は26日、業務上横領の疑いで、元会長の男(54)ら3人を逮捕した。元会長は使途不明金問題で、同協議会から除名処分を受けていた。

さいたま市PTA協“1千万円超の使途不明金”不可解 役員知らぬ間に保険代理店へ払われ全額返金される

■永久に無関係 日本PTA協に再加盟も(以下、除名処分時の記事)

 さいたま市PTA協議会(市P協)は15日、同市浦和区で、2024年度定期総会を開催した。使途不明金を巡り内規違反があったとして、元会長男性(54)を除名処分とし、市P協に永久的に関わることがないようにするとの決議を行った。上部団体の公益社団法人日本PTA全国協議会(日P協)からの退会について承認を求める議案も賛成多数で可決。退会届を近く提出し、正式に退会する。

 19~22年度に計1079万円の使途不明金が出た問題は23年3月に発覚。市P協は今年3月、第三者委員会の調査報告書を公表した。16~18年度に会長を務めていた元会長について、報告書は「協議会の私物化といってもいいような状況が認められた」とした上で、「支出は全体として、元会長が主導的な立場で行われた」と認定していた。

 補償制度の内規では、保険代理店の選定に市P協は関与してはならないと規定。調査の結果、補償制度担当の副会長を務めていた15年度中に、元会長による働きかけがあり、16年度から中央区に所在した保険代理店が参画。「元会長は立場を利用して、自身と関連のある代理店を意図的に参画させた」とし、23年12月20日の理事会で、利益収受の禁止の内規違反に当たると認定した。今年4月24日の理事会で、除名処分を決定し、この日の総会で処分議案が賛成多数で可決された。

 一方、市P協は昨年12月20日の理事会で、日P協の不明瞭な会計処理や高額な事務局支出などを理由に、正常なガバナンスが機能していないとして退会を決めていた。日P協が正常なガバナンスを取り戻したと判断した際は、加盟を再度検討するとしている。

 総会は非公開で開催され、清水勇人市長らが来賓として出席し、あいさつした。使途不明金の再発防止策、日P協からの退会後の取り組みなどを報告し、24年度事業計画案や予算案などを承認した。

 郡島典幸会長は総会後、「会計ルール、チェック体制強化の規定を作れたので、一安心した」と取材に答えた。使途不明金の発覚後、退会する学校が増え、加盟校は165校から150校に減少している。郡島会長は「子どもたちが楽しめる活動に軸足を置いていく。子どもも親も満足することで、PTAの活動の意義を周知していきたい」と話していた。

ま、この埼玉県のPTAの上部団体の偉い人は「明らかにロコツにやりすぎ」って感じだったんでしょう。そしておそらく団塊ジュニア世代が小中高生だった「ガキがもっとうじゃうじゃいた時代」はもっと大きなカネが動いてたし(何より今よりも何十倍も強い同調圧力のようなもんで半ば強制で入らされてた時代でしたから)、それこそ「やりたい放題」やってた上に、圧力団体でもあったんでそこから利益代表的にどこぞの政党から政治家になったという人もいたんでしょうね。

たぶん昔ながらの人たちは、こういうのは口コミでも人脈でも「何かでズルいことして一儲けしてやろう」って考える人は一定数いるでしょうし、きっとそれなりの手法・マニュアル、具体的には裏帳簿のようなものの作り方も「長けている」ってのはいると思うんですね。だからこそ少子化を迎えた今でも決して組織を変えようとは思わないし、ぶっちゃけPTAの下部組織に何もせずともエラソーにしてればいいと思ってるんでしょうから…いずれにしても昭和時代、戦後あたりから脈々と続いてきたPTA制度もそろそろローカル的な現場(その小中高の学校現場)のみの活動にして、市だの都道府県だの国だの「上部組織」なんかはもう要らないんじゃないでしょうか。無論、そうなったら困る人達もいっぱいいるんでしょうね、組織票の票田とかにしてる既存政党なども。

ちなみに息子の通っている学校のPTAですが、ここは前述した通り、都の上部組織からは脱退しまして今は学校でちょいちょい活動しているぐらいになってます。なお私が小学校に通ってた時代(昭和50年代後半-60年代前半)は、やれ運動会だバザーだベルマークだ卒業式だ謝恩会だ…ととても忙しかったようですが、児童が最大で6学年620人もいたとこだったので6年間いても母親が役員に回ってくるのが6年に1回程度、それと我が家は私と4学年下の弟、6学年下の妹がいて、親は私が小6で卒業したその春に妹が小1で入学して結果、12年間も同じ学校の保護者としてPTAに付き合う羽目になってました(苦笑)が、それでもうちの母は私が卒業した後も1回だけ役員が回ってきただけで済んでたので、まあまあ負担はそれほどでもなかったようです(ただし会長さんがワンマンすぎる人でそれになりにブータレてましたが(爆))。

それと昨年の3月にこんな記事を書いたことがありました。

今春、息子が小4になるんでそろそろ「学校のPTA役員の話」も出てきそうな感じに…。

2023年3月2日

息子が小4に進級する手前の頃の話だったんですが、一応、現時点でもPTAの役員のお話はまだ来てません(笑)。ただ去年・今年の役員のラインナップを見てると「うーん、そろそろお声がかかりそう」な予感はありありでして、とりあえず月に一度ぐらい校長先生と茶話会をやったり、同じく授業参観や運動会、文化祭の折りにどこかの広い教室を借りて保護者同士でのやはり茶話会をやったり…ということでコミュニケーションを取りつつ、コロナ禍が少しずつ緩和してきたのでぼちぼち何かできないか…というのを模索してるようですね。

もっともここの学校のPTAの役員さんも、脱退するまでは都の上部組織の会合(都内にある数十の特別支援学校のPTAの役員さんの代表の方が集う会合があるそうです)に遠く西多摩の端っこの方から新宿だかに行ってたそうで、脱退したのでそれがなくなったのはかなり負担軽減だったようです。なのでもし来年以降に本当にお声がかかってしまったら…もとい、お声がかかったら(笑)、「お声がかかったら勿論ボランティアという範囲内では頑張るけど、それ以上はやるつもりはない。ましてや組織内の人間関係には一切関与しないから」と妻には言ってますし、たぶんはっきりとその時の役員の上の皆さんにやんわりした口調ですがはっきり言っちゃうんだろうなー俺。速攻で「困った人に声をかけちまった」と思われそうだ(ノД`)シクシク

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【余談】さいたま市のほうがもっとやばいことになっていた(失笑)

さいたま市職員を刑事告発 市長印こっそり使い契約書偽造か 許可なく市有地を売る 50代課長補佐級の男性(埼玉新聞)

同じさいたま市の話題より。こっちの方が「業務」だからよりやばいっつーの(爆)

JR与野駅西口土地区画整理事業を巡り、不適切に市有地が売却された問題で、埼玉県さいたま市は24日、売却に関わった市都市局与野まちづくり事務所=当時=の50代の課長補佐級男性職員を、有印公文書偽造・同行使容疑の可能性があるとして、浦和西署に刑事告発した。同日午前、同署が告発状を受理した。

さいたま市長宛に謎の要望書 市有地売却前の2022年 公開請求でも大部分黒塗り 事件の核心「公にすると調査に影響」と市

 市都市局などによると、男性職員は市の意思決定を経ずに今年1月10日、市有地を行政財産のまま売却。同日に入金があり、同月23日には売却相手へ移転が完了していた。男性職員は売却する際、同事務所の鍵付きの保管庫で管理されていた市長印を押し、土地売買契約書を偽造。市は浦和西署への相談や内部調査などから、事件当時に与野駅西口土地区画整理事業の主担当だった男性職員が関与している可能性が高いと判断し、告発に踏み切った。

 市は4月25日に事案を覚知し、5月23日に調査検討会議を立ち上げた。今月5日の市議会6月定例会開会日には、清水勇人市長が行政報告を行い、謝罪。市議会は、同6日の本会議で早急に刑事告訴するよう求める「市民の信頼回復に全力で取り組むことを求める決議」を提出し、全会一致で可決されていた。

 市は引き続き、土地の売却相手に対して土地の返還に向けた任意協議を継続するとともに、不適正な事務処理の発生原因や動機、判明した課題などを整理し、再発防止策を検討するとしている。調査検討会議の調査結果などは今月末をめどに公表する予定。

 清水市長は「警察と連携し、事件の全容解明に向け協力していく。一日も早く事件が解決し、再発防止の取り組みにより、市民の皆さんの信頼を取り戻せるよう全力を尽くす」とコメントを出した。

なんつーか大胆すぎて(大汗)。この人が仮に逮捕されても懲戒免職とかになっても事は重大すぎて市長の首までとばないといいんだけど。

以上です。

 

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