【千葉ロッテ】昨日は益田劇場を回避させた「非情采配」が功を奏したという次第に。

・吉井理人監督、非情の守護神交代に「あれ以上投げてもストライクが入らないと思った」【ロッテ】(中日スポーツ)

昨日の西武戦の話の続きになりますが…ま、シーズン終盤のスクランブル態勢がゆえに吉井監督が決断した「非情采配」ということになるんでしょうが、やはり複数人の守護神を育てるのも大事なんでしょうね。

◇３０日　ロッテ５―４西武（ＺＯＺＯマリン）
　ロッテの守護神・益田直也投手が９回１死満塁の場面で２球連続ボールとしたところで、吉井理人監督が坂本に交代する非情の決断。その坂本光士郎投手が２者連続空振り三振で得点を許さず、１０回のサヨナラ勝ちにつなげた。
　通算２１８セーブを誇る益田は１死二塁から中村、渡部に連続四死球。満塁のピンチを招き、さらに鈴木に対し、２ボールとして交代を告げられた。ベンチに下がった益田はタオルで覆った頭を抱え、悔し涙を浮かべながら戦況を見つめたが、３ボールとしながら坂本は鈴木を１５１キロの直球で空振り三振。続く外崎も変化球で空振り三振に切った。
　クライマックスシリーズ進出を争う吉井監督は益田の交代について「どう見ても、どこかおかしい感じだった。あれ以上投げてもストライクが入らないと思った」と説明。「勝てて良かったです」と胸をなで下ろした。

今季だけで50数試合も「こういう修羅場ばかり」で登板しているシーズン通しての心身両面での疲労度とかもあるだろうし、そりゃチーム事情がチーム事情なだけにプレッシャーも半端ないんでしょうね。こればかりは仕方がないっす。むしろ「益田選手会長がかわいそう」とこれでチームがガタガタになるぐらいだったらそもそもプロになる資格もないってことで。

さすがにシーズン序盤からこれの繰り返しでベンチが不穏な感じになるってのは困ったもんでしょうが、でもシーズン終盤の「何でもあり」だったら仕方ないでしょう。ただ惰性でこのままズルズルと見殺しにして大量失点して試合を落として更にベンチがお通夜モードになるのに比べれば…ねえ?特にロッテの場合はここ何年も秋になると「相手の優勝が絡んだ試合に無双する強い」のが影を潜めて明らかにスタミナ切れを起こしている状況が続いているだけに。

そういう意味では更に半端ないプレッシャーの中スクランブル登板して抑えてくれた坂本光士郎に感謝感謝、ですね。

発熱からの回復はなかなか難しい。

・【ロッテ】体調不良の佐々木朗希は復帰見通し立たず「まだ何とも言えない」吉井監督は慎重判断(日刊スポーツ)

新型コロナなのかインフルエンザなのか(←これも大流行してるそうです)ただの発熱なのかはさだかではないんですが…急速回復は無理でしょうね。

体調不良で離脱しているロッテ佐々木朗希投手（21）の実戦復帰の見通しが立たない状況だ。
　左脇腹肉離れから復帰後、球数を少しずつ増やしながら3度目の先発が予定されていた24日に発熱。登板を回避し、「特例2023」で登録を抹消された。吉井理人監督（58）は29日、現状に関して「朗希は熱は下がったけれど、まだいろいろな症状が残っている感じです」と説明した。30日の西武戦（ZOZOマリン）試合前練習からチームに合流する予定だが、1軍登録は「100（％）無理だと思います」と言及。レギュラーシーズン最終戦が予定されている10月9日の楽天戦（楽天モバイルパーク）までの復帰の可能性を問われても、「まだ、何とも言えない」と慎重に判断していく意向だ。
　チームは22日から体調不良者が続出している。微熱だった小島和哉投手（27）に加え、28日には荻野貴司外野手（37）と岡大海外野手（32）が復帰しているが、同日には新たに田村龍弘捕手（29）が10人目の「特例」抹消。非常事態は続いている。
　投手陣も佐々木朗だけでなく、沢村拓一投手（35）、国吉佑樹投手（31）が離脱中だ。3人とも熱は下がっているが、完調には戻っていない。指揮官は「けっこう熱が上がっちゃったので、ピッチャーの場合は野手みたいに熱が下がったのですぐに（復帰）とはいかないと思うので、そこは様子を見て。38度以上出ちゃうと、いろいろなところがやられていると思うので、熱が下がってしっかり投げてみてからでないと分からない」と、段階を踏んでからのマウンドとなりそうだ。

そう考えるとこないだの小島和哉の発熱後の復帰登板時の「復調には程遠い」感じなのが実に気の毒で…。種市篤暉も右肘の炎症とかで離脱してしまったそうですし(トミー・ジョン手術した患部がまた怪我してないといいんですが…)、無茶使いも程々にということで。で、結局、五右衛門とか二木康太とかは戻ってこれなかったな、シーズン終盤まで(泣)

で、今日も西武戦です。