【千葉ロッテ】和田康士朗、1塁からランエンドヒットでホームインするとは…。

ロッテ「光速王子」和田康士朗“仰天走塁”一塁から単打で生還!「全力でホームを狙った」(スポニチ)

昨日は結局2-2のドローという事になりましたが…しかし熱い戦いな試合でした。そして和田康士朗の足の速さにはただただびっくりする始末でして(^_^;)

◇パ・リーグ ロッテ2―2ソフトバンク(2020年8月19日 ZOZOマリン)

 スピードは美しい。ロッテは延長10回引き分け。7月3日以来の同率首位には立てなかったが、「光速王子」和田の快足は未来を感じさせた。2点を追う初回無死で一塁走者として中村奨の中前打で一気にホームイン。神がかった走塁に、中村奨も「(和田)康士朗に感謝しかない」と驚きの表情を浮かべた。

 「(三塁ベースコーチの)大塚コーチが(腕を)回していたので、自分は緩めずに全力でホームを狙った」。カウント1―2。4球目で和田はスタートを切った。ランエンドヒット。ここでソフトバンクの守備にわずかな隙が生まれた。中村奨の打球と、ベースカバーに入ろうと右に動いた二塁手・周東の姿が一瞬、重なった。これで中堅手・柳田の一歩目のスタートが遅れた。和田はこの動きを見逃さなかった。

 打球は右中間寄りへ。柳田が回り込んで捕球した時、低い姿勢のまま加速した和田はもう三塁ベースの手前にいた。さらに井口監督が「捕る体勢も含めてね」と指摘したように、柳田は捕球後、送球のためには体を逆方向の時計回りに動かさなければならなかった。和田は頭から本塁へ。楽々セーフだった。

 5回2死では盗塁を決めた。意識的にワンテンポ遅らせたスタート。捕手の高谷は空振りした左打者・マーティンが邪魔になり、和田の姿が見えずに送球すらできなかった。7回の二盗と合わせてリーグ単独トップの14盗塁。守備では8回に今宮の打球に快足を飛ばしてスライディングキャッチを披露した。「(盗塁の)数が増えるにつれて相手の警戒度は上がってくると思うけど、準備を怠らずこれからも走りたい」。金を稼げる足。まさに一見の価値がある。

 ▼ロッテ・小島(早大の1年先輩・大竹と初めて投げ合って5回2/3を5安打2失点)いつも初回に失点する。本当に毎回同じ失敗をしてしまい、すみませんの言葉しか出てこないです。

 ○…今年2月以降に育成選手から支配下に昇格したのは和田(ロ)を含め15人。うち8人が早速、1軍出場を果たしている。中でも捕手のA・マルティネス(中)は現在離脱中ながら31試合で打率.296、2本塁打と攻守に奮闘。高浜(日)も9試合で打率.267と貢献している。また、投手ではこの日、田中豊(巨)がプロ初勝利。先発のロドリゲス(中)とリリーフのフローレス(ロ)も来日初勝利を挙げるなどそれぞれの役割で期待に応えている。

去年・一昨年までだったら2点も取られたらそこで意気消沈してる展開だなあと思いつつ中継を見てたんですが、

和田康士朗が二塁に盗塁を仕掛けて、ソフバンの二塁手がセカンドベースに寄ったとこの逆をつくような中村奨吾の打球に「うまい」と(笑)。しかしそこから一気に和田康士朗がまさかホームインまでするとは思ってなかったんスけどね(苦笑)

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「ヒットエンドラン」と「ランエンドヒット」の違いを初めて知った(^_^;)

ちなみに私も昨日のこの場面で初めて知ったんですが、「ヒットエンドラン」と「ランエンドヒット」って似ているようでビミョーに違うんスね。

「ヒットエンドラン」「ランエンドヒット」の違いは?/元中日・井端弘和に聞く

というのが週刊ベースボールのホームページの質問コーナーに出てました。要点だけ引用させてもらいますと、

「ヒットエンドラン」はランナーがスタートを切り(このサインが出たら基本的には必ずスタートを切ります)、バッターが打ちます。このとき、バッターは必ずバットに当てることが求められるのですが、それはストライクゾーンを通過するもの以外、つまり、ボール球でもなんとか食らいついてバットに当てなければなりません。

一方、「ランエンドヒット」というのは、ランナーは盗塁をしますが、バッターは普通に打っていいというサインです。ボール球を打ちにいく必要はなく、ストライクでも狙い球と異なれば見送って構いません(カウントにもよる)。無死または一死一塁で、カウント3ボール2ストライクのようなケース(二死ならランナーは自動的にスタート)で出されることが多いサインです。ボールなら一、二塁ですが、三振で一塁にランナーをクギ付けにされたくない意図もあります。

 上級者向けですが、フォークが考えられるケースでも出ることが多いです。バッターは見逃せばボールで、ワンバウンドになることが多く、盗塁も成功させやすいからです。

なるほど、あの場面は和田康士朗は走るけど、打席の中村奨吾は好きに打っていいよ、というシーンだったんすね、あれ。

それにしても中村奨吾のバットコントロールがとにかく素晴らしい。二塁手(周東選手だったと思いますが)の裏をつくとこに打てるんだもんなあ、あの打球が少しでも二塁ベースに入ってたらダブルプレーになってたシチュエーションでしょうし。あれぞプロって感じでしたねえ。

ソフバン担当の番記者さんも手放しで褒める始末で(笑)。

塁に出ただけで空気一変 昨季の周東を思わせる和田康士朗の存在感(西日本スポーツ)

こちらは西日本スポーツのソフトバンク担当の記者の方がその目線で書かれた記事なんですが…つまりは敵目線で見てこれだけ手放しで褒められてるってのはすごいなあと(^_^;)

〈鷹番が見た〉

 ◆ロッテ2-2ソフトバンク(19日、ZOZOマリンスタジアム)

 あっけにとられたというほかない。プレーボールから間もなく、衝撃の瞬間は訪れた。ロッテのリードオフマンは昨季の対戦打率3割1分8厘とかき回された荻野でなければ、大争奪戦の末にホークスからフリーエージェント移籍した福田秀でもない。育成出身の俊足、和田康士朗だ。

 初回、大竹がその和田を四球で歩かせてしまう。続く中村奨の打席。カウント1-2からの4球目で一走の和田がスタートを切る。大竹のチェンジアップは中村奨に捉えられ、打球は右中間を襲った。

 驚きはここからだ。柳田が打球を処理するのを横目に、背番号63は躊躇(ちゅうちょ)なくダイヤモンドを駆け回る。野手も急いで中継するが、ボールがホームに戻ってきた時には、すでに幕張のスピードスターがヘッドスライディングでホームを陥れていた。

 一塁にいたランナーがワンヒットで生還するシーンなど、めったにお目にかかれない。「足の速いランナーは常に先の塁を狙っているという意識を持ってやることが大事」。工藤監督も警戒を強めていた。

 このプレーで大きなインパクトを与えられると、和田には3出塁で2盗塁を決められた。ここまで出場26試合でリーグトップの14盗塁。単純比較はできないものの、40試合で8盗塁の周東よりもハイペースで盗塁を量産している。

 敵の目線となって、「足のスペシャリスト」が相手に与えるプレッシャーの大きさを身に染みて感じさせられる。チームトップの25盗塁をマークしてブレークした去年の周東も、塁に出ただけで球場の空気を一変させていた。相手バッテリーをかく乱するだけではなく、打者の“アシスト”役としての機能も果たす。今の和田はまさにそんな存在感を放っている。

 18日は昨季の自身カード別成績で最多の8本塁打を放っていた井上に千賀がとどめの適時打を浴び、打線は楽天時代からの天敵美馬に封じられ、敗れた。一夜明け、今度は足技を持つ新星に駆け回られての引き分け。白星が遠いZOZOマリンスタジアムで、負のイメージが上書きされていくことだけは避けたいところだ。

いやーこんな選手が今年の、しかもシーズン開幕後のつい先日まで支配下登録されておらず育成の選手として鍛えられていた、というのが時代も変わったなーって感じで。ひとまず今後は福田秀平とか、もうすぐ戻ってくるだろう荻野貴司とかと一緒に外野手争いの一角を占めることにはなるんでしょうけども…何より、怪我には気をつけて。トレーニングや研究も勿論大事だけど怪我をしない予防策もしっかりとやってください(泣)

で、今日はソフバン6連戦の3戦目。なんやかんやで打線の援護がなく3連敗してる岩下大輝にそれなりの援護を頼むです。

以上です。

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