【千葉ロッテ】日刊スポーツの今岡2軍監督の連載記事…を読んで唸らされた(笑)

ロッテ今岡2軍監督「佐々木は触らない」/連載1(日刊スポーツ)

たまたま日刊スポーツさんの記事をみつけて拝読したんですが…いやあ千葉ロッテも少しずつだけど本当に良い方向にかわりつつあるんだな、とびっくりすると共に唸らされましたわ(苦笑)

<ロッテ今岡2軍監督連載:第1回・佐々木朗希の育成>

V奪回を目指すロッテは、井口資仁監督(45)が今岡真訪2軍監督(45)と取り組む組織改革が進行中だ。今秋ドラフト1位で大船渡・佐々木朗希投手(18)を獲得。17年安田、18年藤原に続いて高校生スターが加わった。来季3年目の今岡2軍監督にインタビュー。3回連載の第1回は、「佐々木が見る風景」を「体」と「心」の両面からリポートする。【取材・構成=酒井俊作】

  ◇    ◇    ◇

またロッテに高校生スターが加わった。今度は高校史上最速163キロ右腕の佐々木だ。この超高校生級の逸材をどう育てるのか。野球ファンなら、誰もが関心を持つトピックスである。すでに球団は来季の方針として1、2軍戦合わせて年間50イニング前後の登板に決定。おもに2軍で体力づくりに専念するという。

今岡 投げるイニングはある程度、決めています。あとは2軍でプログラムに沿って体を作る。2軍のトレーニングに、順天堂大が入ってきますから。

期せずして、佐々木らは絶好のタイミングで入団してきた。チームは来季から順天堂大学医学部付属順天堂医院、同浦安病院と提携。24時間体制で最先端医療のサポートを受け、トレーニングプログラムの作成など、バックアップは多岐にわたる。井口が盟友の今岡と取り組んできた組織改革の一環だ。

今岡 2軍では毎朝、体重計に乗る。脈拍とか、いろんな数値がある。状態が落ちていたら、じゃあ練習をなしにしようかとか、試合も休ませようかとか。これが育成のシステムです。

ファームは毎朝、強化選手を対象に体調管理を行っており、今季から疲労度を数値化。これらの客観的な指標も生かして練習や試合の可否を決めてきた。2軍のシステムが下敷きになり、来年から同大のノウハウを導入してバージョンアップ。選手起用も含めて、貴重な判断材料になる。練習メニューや試合参加は、現場を預かる首脳陣の裁量に委ねるのが常識になっているなか、球界でも画期的なシステムといえるだろう。

今岡 順天堂大では骨密度も測ります。疲労度によって、こういう数値のときは、こういう食事をしなさいとなるかもしれない。いろいろな部分で、よりピンポイントにアプローチできる。だから、トレーニングも佐々木に合っていることをするだけです。

今岡は万全に「体」を鍛える環境作りを進めながら「心」のあり方を伝える。「チームが勝つためにどうするかは、絶対に答えがある。どうやって打つかは、答えがないでしょう。答えがあることしか言わない」。17年ドラフト1位の安田尚憲、18年1位の藤原恭大も、この教えに接し、日々を戦ってきた。

今岡 2軍でやっていることを1軍でそのままやれと。チームが勝つために、投手も野手もいろんなことを感じて行動してほしい。2軍は、ただ試合で使って経験させるのが育成だととらえられがちですが、勝つために選手個々がどうするのかを交えないと本当の育成じゃないと思います。

井口のもとで構築した強化体制は来季3年目でようやく理想的な形を整えた。井口と今岡が生まれた1974年(昭49)以来、46年ぶりのレギュラーシーズン1位、そして05年以来のリーグ優勝を狙う。今岡も独自の手法で将来性豊かな逸材の心身を鍛え抜き、新たに剛腕が加わる。「能力のある選手は自分で勝手に育っていくものです。佐々木を技術的に触ることはないでしょう。人間は仕組みが育てる。組織が育てます」。信念がにじんだ。(敬称略)

◆19年のロッテ2軍 今岡2軍監督2年目の今季はイースタン・リーグで125試合を66勝52敗7分けだった。シーズン序盤から首位を快走したが、主戦の小島ら投手陣が1軍昇格すると、楽天に逆転されたが、2位と健闘。昨季の貯金5からさらに勝率を上げた。安田は122試合出場で19本塁打、82打点、116安打の3冠。1年目の藤原は82戦で打率2割2分7厘、4本塁打、16盗塁だった。

昭和時代の野球にありがちな「とにかく走れ走れ」「とにかく精神論」みたいな感じではなく(いや、完全否定はしてないです。プロとして何年もやってると少なからずそういうのも必要になる時は来るんですけども、最初からそればかりでは…という意味です)、しっかりと様々なデータを使ったりして「じっくり」と育てていくという方針が凄いなあと。川崎球場時代のロッテとはえらい違いですわ(^_^;)

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やはり「創業家一族が身を引いた」のが大きいのかな?(苦笑)

…で、これを思うに、「やはりロッテ球団が、創業家一族の「趣味・私物」から、「ビジネスのひとつ」になれたのかな?」って感じが物凄く強いんですよね。

一昨年、千葉ロッテがぶっちぎりの最下位に沈んだ年に、たまたまというか親会社・ロッテの創業家一同が「母国」の韓国で裁判沙汰になって有罪判決を受けたということがありました。あれを機に千葉ロッテが創業家から「独立」をして、山室前球団社長などの取り組みなどもあってロッテ球団が翌年には初の黒字決算になったという話もありまして…。

それと結果的には「たぶんこれで尻に火がついた」んだろうなと思ったのが、

前々から噂はあったZOZOの当時の前澤社長がSNSを通じて「将来はプロ野球の球団も持って経営したいです」という事を書いた事…だったんだろうな、と。要は今までのていたらくだと、確実にパ・リーグの他の5球団にも大きく差をつけられて毎年最下位争いをする羽目になるだろうし、そうするといくらファンサービスや集客方法にアイデアを練って実行しても観客動員数は増えないし、ましてやZOZOさんみたいなとこにいつでも身売りするような噂が流れるのもそれも企業イメージとしてはよろしくない…で、まさに、

「勝つことが最大のファンサービスだよ?」

という最も大事な部分に予算を投入することができるようになったのがたぶん一番の要因なんでしょうね。つまりはもう「創業家の私物・余興」でやってるんではない、という意思もあるんでしょうね。

それは当然、ロッテ球団が身の丈にあった経営を心がけて「親会社におんぶにだっこではない状態で」黒字決算を果たすようになったのと、これまでの創業家の私物のような「オーナー案件で誰もがアンタッチャブル」なとこにもメスを入れられるようになったのも大きいのではないのかなと思う次第です。と同時に今の親会社・ロッテの経営陣が「子会社ないし系列企業、または最大スポンサー、ビジネスパートナー」として、これまで以上に投資するとこにはとことん投資して、宣伝目的としてもしっかり回収するとこは回収するよ?という「ビジネス」として本気で球団経営を考え始めたのは「まことにいい傾向」だと個人的には思いますです。

※まあその後にZOZOがソフトバンク傘下になる日が来るとは予想できませんでしたが(爆)

おそらくこれだけパ・リーグ6球団が「本気になって」球団経営で切磋琢磨していけば、年によっては優勝争いすることも、そして逆に最下位に落ちることも当然「ありうる」わけで(しかも首位から最下位まで数ゲーム差の団子状態で…という恐ろしい事態もありうる次第ですな)。

その点だけは「生暖かい目で」見守るのも一興かなと。

でもそこは「また最下位に落ちた。だからダメなんだ」ではなく、「これで拮抗していればたまにはそういうこともあるわな。だったらそれを反省・課題として次に活かせるように試行錯誤していける環境にしよう」という方向に持っていけば、親会社・ロッテが投資した分は回り回って何年か、十何年かした後に「きっちり回収」できる日は来るでしょう。

それゆえに、

まあその点は「生暖かい目(?)」で見守ってやるのも一興かなと思う次第ですね、はい(苦笑)

※この記事は「連載」らしいんで、また見かけたら紹介させていただきます(笑)

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