ビッグモーターいわく「経営陣の不正関与はない」←なんか速攻で文春砲で音声データ暴露されて会社が潰れそう(爆)

・ビッグモーターの兼重社長、組織的不正を否定「個々の工場長がやった」(産経新聞)

まあたぶん記者会見ものらりくらりとろくな事を言わないんだろうなと予想してましたが…山一證券倒産の時の「社員は悪くありません」と記者会見で泣いた社長さんの爪垢を煎じてがぶ飲みさせたいわな、このワンマン社長に(呆)。

中古車販売大手ビッグモーター（東京）による自動車保険の保険金不正請求問題を巡り、同社の兼重宏行社長が２５日午前、記者会見し、不正請求について「組織的ということはないと思います。個々の工場長が指示してやったんじゃないか。事実確認が取れていませんけれども、それでないとこういうことは起きない」と、組織的な不正を否定した。
その上で、兼重氏は不正の原因について「不合理な目標設定。それが目標ではなく、ノルマになって、（板金塗装部門の幹部が）達成させるために強くプレッシャーをかけた。それが原因で今回の不正が起きたと考えられますので、組織的と思われてもこれは致し方ないんですけども、決してそんなことはありません」と述べた。
会見では、背景にある企業風土についても質問が及んだ。社員に配られている経営計画書に、《会社と社長の思想は受入れないが仕事の能力はある。今、すぐ辞めてください》などと記述があることについて質問されると、兼重社長は「間違いありません。もっと説明をしっかり記載しておけばよかったとは思います」と述べた。
さらに経営計画書の記述について〝真意〟を説明。「遊びに行くなら気心の知れた人間と、仲のいい友達と遊びに行った方が楽しいじゃないですか。その延長線みたいな感じで。会社の方針が前を行こうっていって、俺はもう前をいかないといっては、これはもう経営になりませんので。そういうことをあそこでうたっている訳です。どんなに能力があっても会社と一緒に頑張ってくれないと力を発揮できませんよ。そういう意味です」と弁明した。

えーとこの社長さん、ビッグモーター株の8割ぐらい所有しているオーナー社長さんでしたよね?

何も知らねえなんて、そんなわきゃねえだろうと(失笑)

んな大日本帝国陸軍の「上官はその残虐行為は知りませんでした」で、部下はB-C級戦犯で死刑、上官はのうのうと戦後ずいぶんまで生き延びて…みたいな70-80年ぐらい前の論理、世間が「はい、そうですね」って信用するとでも思ってんだろうか。…いやー取締役会とか法務部とか顧問弁護士とか、よくこいつを記者会見に出してきたな。トラブルになって数日間、何を打ち合わせしてたんだか。

なんか文春砲一発で会社じたいが飛びそうな予感しかない(爆)

・ビッグモーター和泉伸二新社長を含む経営陣は「知らなかった」「刑事告訴を含む厳正な対処を」(日刊スポーツ)

いやーいいのかな、経営陣。これは今週か来週あたりにあっさりと「経営陣が不正行為を命令している」音声データとかが暴露される流れだぞ、文春砲とかで。

　中古車販売大手ビッグモーター（東京）が25日、都内で記者会見を開き、兼重宏行社長が、自動車保険の保険金不正請求問題を受けて7月26日付で辞任することを発表した。後任には専務取締役の和泉伸二氏が就任する。不正請求行為については、板金塗装部門が単独で行ったとし、自身を含むほかの経営陣は「知らなかった」と述べた。
　自身は、6月26日に特別調査委員会の報告書を受けて初めて知った、それまでは知らなかったと主張。「本当に耳を疑った。こんなことまでやるのかと、がく然としました。現場に入ってよく見ておけばよかった。大切なお客さまの車をお預かりして、これから修理する人間がキズをつけて、水増し請求する。ありえんです。本当に許し難い。ゴルフボールを靴下に入れて振り回して、損傷範囲を広げて水増し請求する。許せません。事実関係を確認中ですが、分かり次第、刑事告訴を含む厳正な対処をしたいと考えています」などと強調した。

どうもビッグモーターの経営陣は、従業員の「生殺与奪権を持っていると」経営コンサルタントの武蔵野とかのやり方をそのまんま鵜呑みにして「恐怖政治」をしてたらしいけどさ、昔の主従関係じゃあるまいし給料も安いし仕事もきついしボーナス査定も辛い上にこういう会社の大ピンチの時に現場のせいにして逃げ切ろうと「本気で」思っとる経営陣を大事に思う従業員なんかいるわけないじゃすか。

むしろ僅かでも「経営陣の命令から背いたら」それこそ会社からどんだけのペナルティを与えられるか…みたいな恐怖政治を敷いてるようなワンマン企業が経営陣、ひいてはワンマン社長を無視して「現場の一存」でできるわけはないですしね。いやー新社長、やっぱりお前周りが見えてないただのバカだろうな、としか。

さてここまで来ると次の展開は、

「文春砲」とSNSで、オーナー社長自らの不正行為命令の音声データ暴露さる

ですかねー。まあ文春砲の前にビッグモーター内部からSNSに暴露→更に週間文春も実は前から狙っていて同時多発的に大暴露…というのもありえるかなと。

「あれ、なんかこの流れ、どっかで見たことあるぞ」と思ったら、秀岳館高等学校サッカー部の暴力騒動のアレですな。東京のワイドショー番組までわざわざ出演しにいったサッカー部の監督がお涙頂戴な自己弁護を演出したあげく実際は体罰を容認したり、部員の口封じを言明している音声がSNSに流れて大騒ぎで全く「スッキリ」しない展開に(謎)…みたいな話がありましたな。

いやー株主かつ取締役にも何人も送り込んでいる損保ジャパンとか大手保険会社各社やカネを融資してくれているメインバンクがいつまでも一蓮托生で見逃してくれると本気で思ってるんだったら「何をサッカリンみたいな甘いこと」って感じでしょうな。ビッグモーターの経営陣が「現場に全ての責任をなすりつける」ように、損保ジャパンや保険会社等も「責任の全てをビッグモーターになすりつけて、一切のカネと手を引く」ことをしない保証はどこにもないし、むしろ民事・刑事ともにいろいろなペナルティが課せられるのは「ここからが本当にスタート」なわけで…客離れも進むでしょうし、まあ会社自体がいつまでも持つかわからんね。

ましてや非上場のワンマンオーナー様の企業なんだから、「これが終わりの始まり」と見ていいんでしょうな。ワンマンオーナー様はイエスマンに囲まれてもう感覚が麻痺しちゃってて「俺と一緒に死んでくれる腹心の部下は何人もいる」「俺様が黒といえば白いものも黒になるから大丈夫」…と本気で信じ込んでるかもしれませんが、現実的には従業員も下手すりゃワンマンオーナー以外の経営陣も「沈みゆく船と一緒に沈むのは船長様だけで結構。つーか、俺等を巻き込むな」って思って逃げる準備もしてるんでしょう┐(´д｀)┌ﾔﾚﾔﾚ