・ロッテ 4点差逆転負けで借金4 種市が六回途中5失点KO(デイリー)
今日も楽天戦でした。今日はさすがに初回から制球難で1死満塁になったりして30球近く投げてたぐらい種市篤暉が制球難だったのがねえ…。せっかく打線が4点も先制してくれたのにこれは勿体ない試合でした。
「ロッテ6-8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは逆転負け。3カード連続負け越しとした。借金は今季ワーストタイの「4」に逆戻りした。
投手陣が崩れた。先発の種市は5回1/3を6安打5失点。初回の1死満塁のピンチは無失点で切り抜けたが、4点リードの三回1死一、二塁からは島内に右前適時打を浴び、なおも1死満塁のピンチでは岡島の遊ゴロでさらに1点を失った。
4-2の六回には先頭から連続四球を与え、無死一、二塁からは小郷に右前適時打。1死一、三塁からは浅村を四球で歩かせ満塁とし、降板となった。
六回1死満塁から、2番手の西村は、島内に右翼線へ逆転の2点適時二塁打を浴びた。七回から登板した沢田は、4安打3失点を喫した。
打線は初回、1死から藤岡が先制の2号ソロ。1-0の二回は、先頭・角中が中前打でチャンスメークすると、佐藤が左翼フェンス直撃の適時二塁打で続いた。なおも2死三塁からは荻野が左前適時打を放った。
逆転を許した直後の4-5の六回には、先頭・角中が左中間二塁打。さらに1死二塁から田村の代打に「左腕キラー」の石川慎が入り、二塁内野安打で好機を拡大。続いて、安田の打席に代打・岡が入ったが、遊撃への併殺打に倒れた。
で、結局、種市は6回1死満塁のビンチを招いたとこで交代となり、2番手の西村天裕が島内宏明にライト線を破る2点タイムリーヒットを打たれて逆転されて、その後も3番手の澤田圭佑がタイムリー2本、味方のエラー(ショートの友杉篤輝の悪送球)で合わせて3失点食らったのが致命的となった試合でした。ロッテ打線もその後は6-8と2点差まで追い上げてくれたんですけどね。
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エース種市には「不調な時はそれなりの修正力と駆け引き」を求めたい。
・ロッテ 痛恨の逆転負け 4点リードも種市は6回途中5失点KO、吉井監督「任せた私の責任」(スポニチ)
ま、Twitter(X)では、
トレンドに「采配ミス」なんつーのが出ていて、例によって吉井監督への批判で溢れてたのですが…しかしこれは采配ミスではないでしょうね。
◇パ・リーグ 楽天8―6ロッテ(2024年4月29日 ZOZOマリン)
先発・種市の制球難が序盤の4点リードを吐き出した。
初回に藤岡が先制の2号ソロ。2回にも佐藤の左越え適時二塁打などで3点を加えた。ここまでは前夜2桁得点で大勝した勢いそのままだった。
ところが小島、佐々木と並ぶ3本柱の種市がピリッとしない。
3回に2四死球から2点を奪われると、6回にも連続四球と小郷の右前適時打で1点差にされてしまう。1死後、浅村を四球で歩かせるとベンチは西村へ交代を決断。しかし4番・島内に右翼線二塁打され、勝ち越し点を喫した。
この日は最速154キロの直球で飛ばしながら、5回1/3で計8四死球を与えた種市は「今は何も言えることはありません。すいません…」とうつろな表情だった。
試合後、吉井監督は「きょうはダメな種市でしたね」と総評。5回まで92球を擁しながら6回も続投させたことに「彼はこれからマリーンズの中心選手になっていかないといけないので。あんな感じで代わっていてはダメですよね。期待も込めて送ったんですけど、より悪い投球になった。そこは任せた私の責任です」と右腕をかばった。
そもそもこれは抑えの澤村拓一や益田直也前選手会長とか、助っ人外国人投手とかにもある話ですが、たぶん種市も「正直、マウンドに立ってその第1球を投げるまで調子の良し悪しはわからない」タイプなのかもしれないですね。ただ1イニング限定ながら毎日のように登板する中継ぎ・抑えとは違い、せいぜい最近のNPBであれば中6-10日前後でせめて5-7イニングは投げて欲しい前提である先発ローテの一角を占める投手であれば、
不調ならば不調なりに、ナイス修正or駆け引きができるピッチング
…ぐらいは経験値を高める上で「しっかり覚えて、そして使いこなして欲しい」とも思うので、さすがに次の登板までにはしっかりと「2億円かけて設置した」研究・分析担当のデータをしっかり精査して、ひとり反省会or田村捕手やコーチを交えた(吉井監督を含んでももちろん可)反省会や意見交換の場を経て、次の登板機会でしっかりとそれを活かして、チームに貢献してくれれば…と願う次第です。
ま、そういう意味では「そもそも(今日の調子があまり良くない)種市を先発起用したこと」も「今の1軍メンバーを決めてそれを使っていること」もすべてが「采配ミス」になっちゃいますしね。
そこまで行くともう監督の采配なんか一切関係ない、長嶋監督時代の巨人みたいに大金はたいて他球団から4番打者とエース投手を引っこ抜くだけ引っこ抜いて、いわゆる長嶋サンの「カンピューター」頼みでやるしかなくなるわけですしね。でもその長嶋サンの監督時代の巨人だって毎年のように優勝していたわけではなく、知将の野村監督や星野監督、権藤監督あたりのヤクルト・中日・横浜などにしてやられてた年もあったわけなのでね。もちろん、吉井監督の采配ミスで試合を落としたのは去年も今年も一定数はありましたけど、今日はそれは違うなーと思う次第です、はい。
※あ、そんな種市から痛そうな死球を食らって怖い顔してた浅村大先生、それは本当にお大事に(大汗)。
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