・ロッテ、平良に重圧かけ価値あるドロー 井口監督「粘って点を取れたのは大きかった」(スポニチ)
千葉ロッテは西武相手に引き分けてこの3連戦、1勝1敗1分のまさに「五分の戦い」だったわけですが。気づけばオリックスが楽天と並んで首位浮上してるし、いやーまだまだパ・リーグはわからんかも。
1点を追う8回に同点に追いつき、試合は引き分けに終わりました。
先発の #小島和哉 投手は6回2失点でした。▼試合詳細はこちらhttps://t.co/LbEf9zHQgS#chibalotte #gameresult pic.twitter.com/r6Wr0ME6JT
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) June 20, 2021
◇パ・リーグ ロッテ3―3西武(2021年6月20日 メットライフD)
ロッテは今季9度目の引き分け。難攻不落の右腕から同点としただけに井口監督は「みんなが頑張って追い付いてくれた」と評した。
1点を追う8回に2死一、三塁と攻めると相手は開幕から無失点記録を続ける平良に継投。代走・岡の二盗などで重圧をかけ安田、藤岡が連続で四球を選んで同点とした。
負ければ5位転落だっただけに指揮官は「その(平良が出てくる)前に何とかしたかったけど、粘って点を取れたのは大きかった」と前を向いた。
しかしまー、ロッテもあの無失点記録更新中の西武・平良投手から押し出し四球を選ぶとは。ま、自責点的には「ホームを踏んだランナーを出した」平良投手の前に投げてた投手につくんで、無失点記録は継続されるらしいんですけどね。
・西武・平良、笑顔なきパ・タイ34戦連続無失点…押し出し四球で同点許し「何とも言えない」(スポニチ)
で、その西武・平良投手の記事も。裏を返せば酷使されてる側面もありますしね、疲れがたまるのは当然でしょう。
◇パ・リーグ 西武3―3ロッテ(2021年6月20日 メットライフD)
笑顔なき記録達成だった。西武・平良が03年の豊田(西武)らに並ぶ34試合連続無失点のパ・リーグタイ記録。「同点にされたんでいい気はしない。失点してるのに(記録が)続いている訳の分からない感じ。何とも言えない」と振り返った。
1点リードの8回2死一、三塁で登板。「ゼロの使者」は連続四球を与え押し出しで同点にされた。「平良も人の子」と辻監督。ただ、還したのは前の投手が残した走者。代打・菅野は一邪飛に抑え1/3回を無失点だった。
過酷なポジション。豊田コーチは守護神だった当時、吐き気が治まらず登板前にガムをかむのがルーティンだった。平良は今ではブルペンで常に助言をもらう。同コーチは相手の傾向や配球を細かくメモ。「この打者は初球に振る、とか情報をくれる」と感謝する。
父の日。平良は幼稚園の頃、父親の運転する車で小学生のプレーを見て「やりたい!」と言ったのが野球を始めたきっかけ。「一試合、一試合、積み重ねたい」。沖縄で生まれ育った怪物は、さらに記録を伸ばす。(鈴木 勝巳)
≪プロ野球記録は球児の38試合≫平良(西)が連続試合無失点を34に伸ばし、パ・リーグ記録の03年の豊田清(西)、14年の比嘉幹貴(オ)に並んだ。2リーグ制以降の最多記録は06年藤川球児(神)の38試合。34試合は前記の藤川、11年篠原貴行(横浜)の37試合に次ぐ歴代3位タイとなっている。
「平良も人の子」とかばっていた辻監督の一言がなんかいいなあ(笑)。果たしてどこまでこの快記録を伸ばすことやら。おそらく今年のパ・リーグの大接戦の要因のひとつはこの平良投手の大活躍もあるのかもしれないね。
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今年のパ・リーグは熱い、実に熱い(笑)
・オリックスが楽天と並び首位に!山本昌氏「優勝してもおかしくない」(ベースボールキング)
で、遂にオリックスがパ・リーグの首位タイまで上がってきました。なんか投手陣がいいのと、打線の火がつくかつかないかみたいなとこが、なんとも千葉ロッテと似てるなーと妙な親近感を覚えていたら(笑)
2010年以来となる交流戦優勝を決めたオリックスが、リーグ戦が再開してからも勢いが止まらない。
20日に行われた首位・楽天戦に先発した宮城大弥が8回を無失点に抑える好投で、3-0で勝利し、8連勝で2014年以来となる首位に浮上した。
20日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 阪神-巨人戦』で解説を務めた山本昌氏はオリックスについて「吉田選手は安定して素晴らしいバッティングをしますけど、3、4番が安定してきたことと、前後を打つバッターも塁にしっかり出ますのでね」と評価し「投手陣も山本投手を中心に、宮城投手であったり、素晴らしいピッチャーがいる。強くなったなという感じがしますね」と絶賛した。
開幕前は解説者の順位予想で、オリックスはBクラス予想が多かった。山本氏は「素晴らしい投手がいるということはわかっていましたけど、トータルどうなんだということでBクラス評価だと思いますからね。本当に優勝してもおかしくないですよ」と話していた。
で、現時点でのゲーム差はこんな感じです。
首位から3位・ソフバンまでが1.5ゲーム差、4位・ロッテが2.5ゲーム差、5位・西武が3ゲーム差…って、これじゃまさに、
ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアとかのサイクルロードレースで見られる「(風よけのための)先頭交代」みたいじゃないですか(^_^;)。そしてよくよく見れば、最下位の日ハムだって5位・西武から5.5ゲーム差、つまりは首位と8.5ゲーム差しかないわけで、ちょっと連勝・連敗を繰り返すと、まだどこがひょっこり首位に浮上したり、逆に一気に最下位付近まで下がったり…となりそうなポジションにパ・リーグ6球団がいるだけに。
ま、結局は最後は例年、総合力ではぶっちぎっているソフバンが「終盤のラストスパート」をかけて首位により近いとこで実力発揮ってことにはなっていくんでしょうけど、しかしここまで大混戦になるとは。でもまあほとんどの野球評論家がオリックスの順位予想はBクラスもしくは最下位に近いとこで予想してたんで、正直びっくりしてる人も多そうですけども…千葉ロッテも正直、オリックスとは良くも悪くも(?)「似たようなチーム」なだけに、少しでも「先頭交代」できるポジションをキープしていければな、と思いますです。
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