・元ロッテ内竜也氏が引退セレモニー サンキューバレンタインの17年後は(日刊スポーツ)
昨日のソフバン戦では内竜也投手の「引退セレモニー」も行われてました。しかし今年の中継ぎ・抑えのていたらくを見てると戦力外通告するのがやや拙速だったような気もするのだが…(^_^;)
【内竜也投手引退セレモニー】
ZOZOマリンに響くTHE FINAL COUNTDOWN!内投手(@uchitatsuya_21)のラストピッチ!#内竜也 #chibalotte pic.twitter.com/QwjDNUA1wv— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) April 24, 2021
プロ野球なんて想像もできなかった少年が、引退セレモニーの日を迎えた。元ロッテ投手の内竜也氏(35)が24日、ロッテ対ソフトバンク(ZOZOマリン)の試合前に始球式を行い、あいさつした。
泣きそうだった。「本当にこれで終わりなんだな、終わったんだなって、感極まって。もうマリンで投げることはないんだなって。未練はないですよ。ただもう、大観衆の前で投げることはできないんだなって」。潤みを何とか引っ込めて、笑って最後のリリーフカーに乗り込んだ。
吐きそうな気持ちも、いつもリリーフカーに乗れば「よし、やるぞ」に変わった。登場曲は「The Final Countdown」。スタンドからの「うーち!うーち!」に背中を押された。9度の手術にも負けず、通算308試合に登板。ZOZOマリンに舞い戻るたびに、変わらぬ劇空間があった。
谷保恵美さんのアナウンスが響く。「マリーンズのピッチャー、内竜也~、背番号21~」。両チームの選手、首脳陣がベンチ前に並ぶ。同い年で仲良しの荻野貴司外野手(35)がミットを構えた。リリーフで支え合った益田直也投手(31)が打席に入る。2人がいつものように笑っていて、涙も完全に引っ込んだ。現役時代さながらに右腕を突き上げ、セットポジションに。127キロの直球を投げた。始球式が決まってから「スライダーを!」と決め球を願う声も聞こえた。引退セレモニーを開いてもらえたまっすぐな感謝を、直球に込めた。
投げ終えて、先発投手のためにマウンドを少しならした。マイクへ向かう。
投げることよりもずっと緊張した。人前で話すのはあまり得意ではない。高校時代もほほ笑みを浮かべながら、ふわふわとした言葉が多かった。時に部室でゲームをし、仲間とじゃれ合うこともあった球児は、17年間をプロ野球で過ごし、背筋のしゃんと伸びた大人になった。
「本日はシーズン中にもかかわらず、このような場を用意していただいた千葉ロッテマリーンズ、そしてスーツのSADAさん、本当にありがとうございます。17年間、千葉ロッテマリーンズに在籍して、本当に良かったと思います。ファンの皆さん、たくさんの応援、ありがとうございました。たくさんケガをしたんですけど、2010年には日本一になることもでき、本当に幸せな野球人生でした。本当に、本当にありがとうございました」
ドラフト1位で指名された03年秋、記者会見でバレンタイン監督へのメッセージを問われ「サンキュー、バレンタイン!」と笑って始まったプロ野球生活。引退あいさつの最後は「千葉ロッテマリーンズ、大好き!」で締めた。
「ただ真面目に終わるよりは、僕らしく、クスクス笑ってもらえるくらいがちょうどいいかな」
尊敬する仲間たち、熱いファンたち、大切な家族。無名の公立校から1人、挑戦したプロ野球の世界。いつの間にか増えた愛する存在に囲まれて、卒業した。
ま、確かに内投手は、怪我も多かったし、益田選手会長と共にセットアッパー・クローザーをつとめてた頃はさんざん「劇場」も引き起こしてたしで、思えば昨日の「ルーズヴェルト・ゲーム」的な泥試合(苦笑)も、「あー、なんか内竜也らしい試合だなあ」なんて思ったもんでしたが…。
個人的には千葉ロッテの試合を毎試合チェックするようになった頃にドラフト1位で指名された選手で、「早いとこ1軍に上がってきて、活躍してくれないかなあ」なんて期待してた選手でしたね。なんといっても怪我・手術を経て復帰してもほとんど球速も球威も変わらなかったという「稀有な」選手という印象が強くて。昨日、中継ぎだけで3勝目をあげた佐々木千隼だって怪我からの復帰、更に1軍登板した時は多少の球速・球威のダウンは否めなかったぐらいでしたし。しかしそれよか、あの内竜也しか持ってない雰囲気や間が好きでしたねえ。
しかし気づけば17年間・307試合。怪我がちだった現役生活としては頑張りましたね。今後はもし千葉ロッテのコーチとかフロントに戻ってくることがあったら、怪我が少なくなかった現役時代の経験をぜひ後輩に伝えてやってください。お疲れさまでした。
スポンサーリンク
それでも「昨日のソフバンは凄かった」と思ったシーンもありました。
・ソフトB・スチュワート、制球難で自滅 工藤監督は「勝負にいっての押し出し」(スポニチ)
ま、昨日の試合、傍目からもちょっと審判の判定がアレだっただけに。
◇パ・リーグ ソフトバンク9―11ロッテ(2021年4月24日 ZOZOマリン)
ソフトバンクのスチュワートが制球難に泣いた。6―5の5回から登板。先頭の安田に不運なヒットを喫した1死二塁から連続四球で満塁に。2死後、代打・菅野はこの日最速154キロ直球で空振り三振も高部、荻野に連続押し出し四球を与え降板した。
それでも工藤監督は「逃げた投球ではなく勝負にいっての押し出しだから、内容的には悲観することはない」と2018年全米ドラフト1巡目右腕を評していた。
しかしそれでもソフバン凄いわーと思ったのは、このスチュワート投手の2連続押し出しで逆転されて、ともすればチームの士気が下がったり、試合が壊れかねなかった展開で直後に長谷川選手が同点タイムリーを打って、しっかり「スチュワート投手の負けを帳消しにしてた」とこだったんですね。ただいかんせん、試合時間が無駄に長過ぎた。うーん、主審、猛省しろ(泣)
▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。