【千葉ロッテ】安田尚憲の「プエルトリコ武者修行体験記」が好いなあ(笑)。

【ロッテ】安田「プエルトリコWL体験記」 課題の守備、異文化、衝撃を受けたメジャーリーガーとの出会い…(スポーツ報知)

去年は平沢大河・種市篤暉・酒居知史の3選手が豪州のリーグに「武者修行」しに行ってましたが、今年は2年目の安田尚憲と、若手左腕の山本大貴と、昨年日ハムから移籍してきた中堅どころの岡大海…がプエルトリコに派遣されてまして、その安田尚憲の「体験記」がスポーツ報知さんに載ってました。

ロッテ・安田尚憲内野手(20)が17日(日本時間)、11月中旬から参戦していたプエルトリコウィンターリーグ(WL)での戦いを総括した。1か月半に渡る南米生活の体験記をスポーツ報知に寄せた。

 リーグ優勝12回、カリビアンリーグ優勝5回を誇る名門カグアス・クリオージョの一員として戦い、15試合に出場。本塁打こそ出なかったが、43打数15安打で打率3割4分9厘、9打点をマークした。

 序盤は中南米投手特有のテイクバックの小さいフォームを前にタイミングを合わせることに苦戦したが、徐々に対応。11四球を選び、出塁率も4割7分3厘と選球眼も磨かれた。

 「最後の方はだいぶ対応力もついてきたと思います。ホームランが出なかったことが悔しいですけど、打率はある程度残せました。WLとはいっても調整という概念ではなく、真剣勝負。選手みんなが『勝ちを目指す』という姿勢を出していた。僕も送りバントもしましたし、実戦でしかつかめないことが学べました」

 課題だった守備面では一塁と三塁に就き、レベルアップに励んだ。

 「こっちでは日本のようにまずはアウトを1つ取るというような、堅実さを求めるプレーとは違って内野安打になりそうな打球も『ミスを恐れずにチャレンジしていこう』というスタイルでした。チームのコーチと足の運び方やグラブさばきを練習して、自分の中でも引き出しが増えたと思います」

いやー、まさに「武者修行」だなあ。いろいろと試すこともできたろうし。

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ものすごく刺激を受けてきたようで何よりです(笑)

で、記事の続きに戻りますと、

グラウンドを離れると異国の文化も楽しんだ。

 「温暖な気候で、海もきれい。食事もめちゃくちゃおいしかった。コンビニ、スーパー、レストラン、日本にあるものは何でもありました。プエルトリコ料理で気に入ったのが『モフォンゴ』です。甘くないバナナを揚げたものの上に肉とか、海鮮が乗っている郷土料理でした。クセになる感じです(笑い)。たまに困ったのが、借りていた一軒家の電気や水道が止まったことがありましたね。すぐに慣れましたけど、最初は驚きました」

 プエルトリコ出身のY・モリーナ=カージナルス=やドミニカ共和国出身のロビンソン・カノ=メッツ=、ブラディミール・ゲレロ・ジュニア=ブルージェイズ=ら多くのメジャーリーガーとの出会いもあった。

 「チャリティーイベントで球場でホームラン・ダービーを見る機会があったんですけど、中でも僕と同い年のゲレロJr.の打撃がエグかった…。使っていた球は硬球ではなくてソフトボール。それをどんどん左翼席(両翼100メートル)の上段に打ち込んでました。中には場外に消えていく打球もあって、140メートルは飛んでましたね。ゴルフのドライバーで打つような打球で強烈でした」

 野球少年に戻る時間を過ごし、昔から抱いてきた夢への思いが強まった。

 「プエルトリコに来て、純粋に野球がすごく楽しめました。周りのみんなもすごく楽しそうにプレーしている。自分も将来、メジャーでやりたいという思いがあります。こっちに来てその思いがいっそう強くなりました」

 夢の実現のためにもまずは日本での結果が求められる。2年目の今季は1軍出場こそなかったが、イースタンでは122試合全てで4番に座り、19本塁打、82打点を挙げ、本塁打王、打点王に輝いた。その一方でセ・リーグで新人王を取ったライバルの存在に刺激を受ける。

 「僕は1軍で試合に出られなかった中で、僕と同期の村上(ヤクルト)は一気に先に行ったと思う。負けてられないです」

 今季32本塁打、89打点でチーム2冠だったレアードが来季から2年契約を結び三塁に君臨する。一塁には井上に加えて、2月のキャンプでは角中、清田らベテラン勢も一塁の練習を行う予定となっており、チーム内の競争も激化する。

 「まずは三塁で出られるように頑張りたい。レアード選手は高い壁ですけど、もっともっと成長しないといけないという目標ができた。レベルを上げてレギュラー争いに入れるようにやっていきたい。このプエルトリコでの経験を生かしてアピールにつなげたい。まずは開幕1軍を目指します」

 決意を語る口調には自然と熱がこもった。勝負の3年目。武者修行を終えて蓄えた力を思う存分、グラウンドで見せつける。

硬球じゃなくてソフトボールを場外弾打てる選手もいるとは…世界は広いなあ(笑)。

そしてこの3選手は、内野も外野も投手としても今年以上に激しいポジション争いに巻き込まれる事は必至だと思うんですね。

例えば岡大海は今季は外野だけではなく試合終盤では一塁も守ってたこともありましたし、山本大貴は右腕はかなり充実してきたロッテの投手陣の中での貴重な左腕として中継ぎで(結局今季は1年フルで活躍できてた左腕は松永とチェン様ぐらいだろうか…)、もしかしたら先発でもチャンスがめぐってくることもあるでしょうし、レアード様の三塁、更に福田秀平の加入で角中・清田も加わってアジャ井上の一塁、または指名打者へのポジション争いに挑む安田尚憲と共に、「虎視眈々と状況をちゃんと把握しつつ、事前にしっかりと準備をして出番を待って」、それで来季は結果を出してくれるとチーム内の競争も更に激しくなると思うので期待してますです。

↑なんかいいタイトルの本だなあ(しみじみ)

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