・立大・上野裕一郎前監督が謝罪「人として最低の行為で信頼を裏切ってしまいました」 箱根駅伝55年ぶり出場も不適切行動で解任(スポーツ報知)
昨日、ネットニュースで「女子部員と不倫行為で謹慎か」という記事を見て某キムタク氏ではないが「ちょ待てよ」と声が出てしまった次第で…で、翌日には解任と。箱根駅伝予選会直前に何やってんの(大汗)
今年1月の第99回箱根駅伝で立大を史上最長ブランクの55年ぶりの復活出場に導くも、不適切な行動を取ったとして11日付で解任された上野裕一郎前監督(38)が、立大選手の出身高校の関係者に謝罪文を送っていたことが12日、分かった。「人として最低の行為で決して許されるものではありません。信頼を裏切ってしまいました。深くお詫び申し上げます」などと記した。
上野前監督は女性部員と不適切な行動について週刊誌の取材を受けたことを大学に報告。大学は10日付で謹慎を命じ、上野前監督は埼玉・新座市にある選手寮を退去し、チームから離脱した。その後、大学は協議を重ねた結果、11日付で上野前監督の解任を決定。12日に発表した。
10日にチームから離脱する際、上野前監督は、選手、スタッフらに深々と頭を下げて謝罪したという。まずはチームに謝罪した後、その次の順番として、これまで上野前監督を信頼して立大に選手を送り出した高校の監督、先生ら関係者に謝罪。11日付で解任された後、メールなどで「謝罪」と題した文書を送った。その謝罪文には、主に以下のような内容が記されていた。
「このたびは、私の軽率な行動により、お世話になっている方々に裏切り行為ととれる行動をしてしまいました。短い期間でここまで結果が出せたのも、高校の先生方の協力があったからです。それにもかかわらず、週刊誌に載っている内容は学生を預かる身、指導する身、人としては最低の行為で決して許されるものではありません。学生、保護者の方々の信頼も裏切ってしまいました。まずは深くお詫び申し上げます。今回の件は私の問題ですので、学生は試合に出場するという判断が大学から出ました。私は10月11日で解任になりました。引き継ぎがうまくいくようにいたします。本当に申し訳ありませんでした。また、ご連絡いたします」
立大は18年に男子駅伝チームの本格的な強化を開始。中大やエスビー食品などで活躍した上野氏を監督に招へいした。「日本一速い監督」の異名を持つ指揮官は選手と一緒に走る独自の指導スタイルでチームを強化。昨年の予選会で6位通過し、出場を果たした。本戦では18位と苦戦したが、箱根路で貴重な経験を積んだことでチームは成長。今季は予選会で上位通過、本戦では史上最長の62年ぶりのシード権(10位以内)をチーム目標に掲げている。上野前監督は飛躍の立役者だったが、今回の軽率な行動によって功績は霧散した。
選手に非は全くないため、立大は第100回箱根駅伝予選会(14日、東京・立川市)に予定通りに出場する。原田昭夫総監督(68)が代理監督としてチームを率いる。
今回の予選会は、全国から57チームが参加し、ハーフマラソン10人の合計タイムで13枠の本戦出場権を争う。立大ランナーは前監督の不祥事という難局を乗り越えて、2年連続29回目の本戦出場を目指す。
確かに現役時代から長身だしイケメンだしで持てそうな風貌はしてたんだが…基本的に男子駅伝部の監督とはいえ、陸上競技部で女子部員はいるだろうし、ともすれば男子駅伝部にだって女子マネージャーはいるだろうしでそういうとこでミソがつくとは思わなかったな。
しかし過去に箱根駅伝に出れるような(また予選会で突破する可能性があるような)大学の陸上部・駅伝部でこういう不祥事はあまり聞いたことないですね。部員が部外の女性と恋愛トラブルになっちゃって、とか、万引きや窃盗で逮捕されて危うく部そのものが出場辞退になりかけた(最終的には応援とかを自粛・制限されて出場することはできた)みたいなケースは近年でも聞いたことはあるんすけどね。
例えば1年生だった年の「山の神」柏原竜二選手の活躍で初の往路優勝および総合優勝を果たした東洋大学は確か直前に別の部員が窃盗か何かをやって監督が辞任して更に応援自粛の中でどーにか出場した中で総合優勝したのであまり大っぴらには喜べなかった…みたいな話は聞いたことはありますです。そういう意味では「異例」なケースかもしれないっすね(ま、監督がそういう事をやったにも関わらず諸々の圧力等で「なかった事」にされたケースはもちろん別にして)。
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まあ立教大はその前に野球部も不祥事が発覚してるだけに…。
・【大学野球】立大、部員の歯折れ暴力&10代喫煙認め異例の4年生出場自粛…広報課長「最上級生が責任を」(スポーツ報知)
で、立教大学はこの直前に野球部の不祥事があったばかりだったんすね。10月1日の(上記のと同じ)スポーツ報知さんの記事ですが…。
◆東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第1日 ▽明大7―2立大(30日・神宮)
立大は、上級生が下級生の歯を折ったり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為に関する会見を試合前に行い、溝口智成監督(55)と金子明雄部長(62)の公式戦活動の自粛、この日からの明大戦での4年生部員の出場自粛を明らかにした。木村泰雄コーチ(62)が監督代行を務めた明大戦は2―7で敗れ、開幕5連敗となった。慶大は、先発のエース右腕・外丸東真(2年)が8回1失点の好投を見せ東大に先勝した。
試合前に行われた会見には、立大野球部の金子部長、立大広報課の長野香課長が出席した。冒頭で「これまでの対応が不十分だった」として溝口監督と金子部長の当面の出場自粛、「部の姿勢として最上級生が責任を取る」という意味での4年生の明大戦の出場自粛が明らかにされた。この日に調査委員会を発足したことも伝えられた。
事実関係については「歯が折れた学生がいる。未成年の部員の喫煙があったことのみ把握している」と説明。今後、調査委員会が詳細を明らかにしていく。次週以降の4年生の出場については「調査の状況によって判断する」とした。
東京六大学野球連盟によると、不祥事による特定の学年の出場自粛は「例がない」という。明大との試合は、ベンチ入りした25人の1~3年生のうち22人が出場する総力戦。初回に2点を先制し、計13安打を放ったが、2―7で逆転負けを喫した。3番を務める西川晋太郎主将と、エース・池田陽佑を欠いての戦い。ゲームキャプテンを務めた3年生の田中祥都は「多くの方に球場に足を運んでいただいて、感謝しかありません。自分たちが今できることを、全力でやれたと思います」と思いを述べた。
この日の試合を終え、0勝5敗で勝ち点0。東大と最下位で並んでいる。木村監督代行は「4年生がいない中、一丸となってやってくれた」と話し、懸命に前を向いた。
これでたぶん大学当局は「野球部だけじゃなくて、陸上部もかよ。しかも箱根駅伝本選出場まで導いた監督本人がやらかすとは」とびっくりして、「謹慎」を1日で「解任」にまで持ち込んじゃったんだろうなーと推測しちゃいますねー。逆に言えばこの野球部の「凄惨な」下級生いじめとかが発覚してなかったら、男子駅伝部の上野監督はどーなってたんだろうと。もしかしたら「無期限謹慎」で済ませて、後日「部員や保護者からの嘆願で涙ながらに謝罪して復帰」というパターンもあったかもしれないですね。
まあ豪快に体罰やらかして解任された後にそのパターンで復帰した都内某強豪校野球部の監督サン(この人も何度か甲子園に導いて名将なんて言われてますね)なんてのも実際にいましたけども、果たして「体罰」はそれでOKかもしれんけど、女子部員と不倫みたいな事をやっちゃって「嘆願書が出る」かどうかは知りませんけどね(失笑)。しかし勿体ない。そして箱根駅伝の予選会直前のこのタイミングに雑誌に掲載する某週刊誌の鬼畜っぷりたるや(大汗)。
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