結局、西武はFA補償で和田投手ではなく甲斐野央投手を獲得することに。

西武 甲斐野央の獲得を発表!山川の人的補償「突然のことではありましたが、ホークスには感謝」渡辺GM「救援投手は補強ポイント」(デイリー)

今朝方は大ベテランの和田毅投手を獲得する…というニュースもありましたが、

ソフバン球団は山川穂高選手のFA補償で「大功労者」和田毅投手を放出するらしい(大汗)

2024年1月11日

どうも二転三転した結果、中継ぎ右腕の甲斐野投手を獲得することに。しかし甲斐野投手だってなかなかいい投手だからねえ(苦笑)

西武は11日、ソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手(27)を獲得したと発表した。

 甲斐野は18年ドラフト1位でソフトバンク入り。150キロ後半の速球が魅力のリリーフ右腕で、ルーキーイヤーの19年には65試合に登板した。昨季は46試合の登板で防御率2・53だった。

 甲斐野のコメントは以下。

 「突然のことではありましたが、ホークスには本当にお世話になり感謝しかありません。ドラフト1位で獲ってもらったものの、期待に沿えるような活躍はできなかったと思いますが、チームメイト・監督・コーチ・スタッフ・フロントの皆さんには温かく見守ってもらい感謝しています。

 今回僕を評価・指名してくれた西武球団にも感謝しています。チームの雰囲気が明るくファンの方も熱いイメージがありますので、ベルーナドームでプレーするのが今から楽しみです。

 最後にホークスファンの皆さんにも感謝を伝えたいです。良い時も悪い時も声援を送ってくれ、福岡の街を歩いていてもよく声をかけてもらいました。ケガから復帰した時にマウンドで受けた声援はずっと忘れません。今後のホークス戦でも、こっそり僕だけ応援して欲しいです。

これからも野球人としてやるべきことは変わりませんので、ブレずに自分らしく頑張っていきたいと思います」

 投手陣は昨季、チーム防御率はリーグ2位。一方で、山川移籍による影響で、野手の獲得が有力視されていたが、リリーフ投手を獲得した。

 渡辺久信GMは「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした。真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手です」とコメントした。

ま、焦ったんだろうなあソフバン球団も。28人しかプロテクトかけられないから「まさかベテランの和田は取らんだろう」と外してたらそこに来ちゃったみたいな。でも先発で去年は8勝もしている左腕投手ですしね。そしてかつては巨人のエースだった内海投手だってFA補償で取ったことがある西武球団だったわけでそこらへんの読みの甘さがソフバンのフロント側にあったのも否めないなあ、と。

スポンサーリンク

でも「和田投手で、という打診」はあったらしい、とも。

ただ、和田投手獲得に関しても「完全なガセネタ」ではなかったようで、

【速報】ホークス甲斐野投手が西武ライオンズに移籍 山川穂高選手の人的補償 和田投手に打診も方針転換(テレビ西日本)

ソフバンの地元テレビ局のニュースでは「確かに西武球団からはソフバン球団へ和田投手獲得の「打診」があった」という話も。

ソフトバンクホークス甲斐野央投手が、フリーエージェントで入団した山川穂高選手の人的補償として西武ライオンズに移籍することが発表されました。

最速160キロを誇る甲斐野投手はドラフト1位で2019年にホークス入団。

速球と落差のあるフォークを武器に1年目から65試合に登板しリリーフ陣の一角を担いました。

近年はけがに悩まされるも、昨シーズンは46試合で防御率2点台と復調、今シーズンはクローザーのポジションにも意欲を見せていました。

球団は去年12月、フリーエージェントで山川穂高選手を獲得。

それに対しライオンズはホークスが提出した人的補償のプロテクト28人から外れていた甲斐野投手を指名しました。

ライオンズは10日までにチーム最年長・和田毅投手の指名を打診していましたが、方針を転換。

リリーフ陣の強化に乗り出したと思われます。

で、興味深いのは西武の渡辺GMのコメントでして、

西武・渡辺GM、甲斐野獲得の決断は「今日です」 救援右腕加入に「現場も喜んでいた」(Full-Count)

「甲斐野投手を獲得する決断したのは”今日”です」ということは、まあ正直言えば墓場まで持っていく「公にはしづらい」展開もあったんだろうね、と(^_^;)

渡辺GM「色々選手を見ながら話をして」

 ソフトバンクと西武は11日、昨年12月に国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手が移籍すると発表した。西武・渡辺久信GMは、決断したのは「今日です」などと語った。

 甲斐野の移籍発表後、報道陣に対応した渡辺GM。決めたのはこの日だったという。「熟考しました。色々選手を見ながら話をして」と時間をかけて検討した上での決断だったことを明かした。

 さらに「いい選手だと思います。現場にも話しました。すごく喜んでいました」と松井稼頭央監督ら現場の反応も明かした。どんな選手が対象になったかについては「プロテクトとしてある、していないは喋れないので」と話すにとどめた。

 渡辺GMは球団発表のコメントで「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした。真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手です」としている。救援として実績ある右腕に大きな期待を寄せた。

興味深いのは、極めて当然ではありますが「FA補償で獲得する側」の西武球団は、松井監督や現場の人たちと話し合いをして更に実際に選手を取るよと話をした後の反応までしっかり説明してるのに対し、どうもソフバン球団側は、「来季も先発ローテの一角で期待してます」と小久保監督がどこかで和田投手に期待するインタビューで話してたにも関わらず、和田投手をプロテクトで外していたことと、それをどうも小久保監督以下現場には話をしてなかったらしい…というあたふたした感じがねえ。

ここらへんは「ソフバンのフロントは何やってんだ」って批判されても仕方がない状況は否めないなと思いますね。現場軽視というか、チーム一丸となって強くなろうという意思がないor薄すぎるというか。きっと「和田投手で」と打診してきた西武球団に泣きを入れたんでしょうね。今朝方の日刊スポーツの記事のネットでの反応が凄まじすぎて。で、それで西武球団もお互いの長い付き合いも貸し借りのようなものもあるだろうから(特に当事者の山川穂高に関しては西武から見れば明らかに「厄介払い」な側面も否めなかったんでしょうし)、ちょっと考え直して、では甲斐野投手に…ってなったんかもしれないですね。

でもロッテファンな私からすれば「え、あの甲斐野投手ですら、プロテクト外れるの?」って思うほど、いい中継ぎ投手だったもんですから、いやー和田投手が西武に入ったら怖いなーと思うのと同じぐらい、甲斐野投手も実にいい投手なだけにこれまた西武が怖いチームになりそーだなあとしみじみと思う次第です。そしてもう決まったからには甲斐野投手にも頑張って欲しいですね。選ばれて行くわけですからね。

以上です。

 

▼ランキングに参加してます。クリックよろしくおねがいします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへにほんブログ村 野球ブログ プロ野球へにほんブログ村 ニュースブログへ