【千葉ロッテ】前楽天の光山英和氏と栗原健太氏をコーチに招へいするそうで…。

井口前監督の時も「へー、母校の大学繋がり、ダイエー→ソフバン繋がりとかの、そこの人脈から引っ張ってきますか」と思ったもんでしたが、吉井新監督もそれはそれでなんとも興味深いチョイスが(^_^;)

ロッテが、今季楽天でバッテリー兼守備戦略コーチを務めた光山英和氏（57）をバッテリーコーチとして、同じく今季楽天でプロスカウトを務めた栗原健太氏（40）を2軍打撃コーチとして招へいすることが10日、分かった。
　光山氏は現役時代は近鉄、中日、巨人、ロッテ、横浜（現DeNA）でプレーし、引退後は西武、DeNAでコーチを務めた。松川、佐藤都らの育成に加え、今季わずか2試合出場に終わった田村の再生も期待される。
　今季終了後に就任した吉井監督と光山氏は同い年で、83年ドラフトで近鉄に入団した同期。長年バッテリーを組んできた間柄だ。リーグ優勝を目指し、新指揮官は「自分の頭で考えて、行動できる選手を育てたい」と話している。吉井監督の野球観、性格を熟知する光山氏には、ベンチワークでも女房役を求められる。
　この日、楽天から退団が発表された栗原氏は、現役時代は広島の主砲として153本塁打をマークし、09年WBCでは世界一も経験。引退後は楽天、中日の打撃コーチを歴任しており、若手育成を担うことになる。

といっても光山氏は「ロッテOB」でもあるんですけどね。確かボーリック様とかがいた頃の。春先のオリックス戦でデッドボールを受けて骨折してたような記憶があります(というのはその当時の職場はなぜかロッテファンが多くて春の飲み会をマリンスタジアムのライトスタンドでロッテ戦観戦しながら…というなんともすごい試合だったので(苦笑))。

で、念の為調べたら、近鉄→中日→巨人へはそれぞれトレード、巨人→ロッテ→横浜はそれぞれ戦力外通告されての移籍で選手晩年の頃はなんと韓国のロッテジャイアンツでもプレーしていて「日韓両方のロッテとジャイアンツでプレーしていた」というなんとも稀有な選手だったようです(^_^;)。しかし吉井コーチも日米問わずいろんな球団を渡り歩いてましたが(引退最後の在籍チームがロッテだったのでやはり「ロッテOB」ということにもなります(笑))、日本だけで5球団というのも近年ではなかなか珍しい。

栗原健太氏はてっきり広島に戻るのかな?と思ってたら(^_^;)

・楽天　栗原健太プロスカウト退団　広島時代の09年WBC日本代表で世界一(スポニチ)

で、栗原健太氏に関しては昨日の午後、↑の記事をたまたま見かけまして「へー、広島のコーチにでもなるのかな?」とひとりごちしてたんですが、まさか千葉(正確には2軍がある浦和)に来るとは(^_^;)

楽天は10日、チーム統括本部スカウト部の栗原健太プロスカウト（40）が退団すると発表した。
　栗原プロスカウトは02～16年の現役時代、広島と楽天で通算1026試合に出場し1082安打、153本塁打、586打点の成績を残した。広島在籍時の09年にはWBC日本代表として世界一も経験した。
　現役引退後は楽天と中日でコーチを務め、今季は楽天でプロスカウトとして活動していた。

栗原氏の現役時代、特に広島時代はいいバッターでしたねえ。ガンガン打ちまくってたのにある年から急に出なくなって、広島から楽天に移籍してきた時には「え?」とびっくりしたもんでしたが。おそらく江藤・前田・金本・新井の広島のレジェンドとも言える各選手(敬称略)を鍛え上げてた「怖い広島の春季・秋季キャンプ」を知る今やさほど多くない選手のうちのひとりでしょうし、まあ練習させすぎて故障させちゃうのはご勘弁ですが(号泣)、そこらへんの経験も踏まえて、ロッテに若手の連中にいい指導をよろしくおねがいしますです。

と同時に思うのは「井口人脈」でロッテにやってきて、そして井口監督退任と共に7-8人のコーチが「ごそっと」抜けた分のコーチ陣の補充がまだまだ終わってなかったんですねえ。正直そこらへんは「長期政権」だった井口監督とはしっくり行ってなかったロッテOBを中心にパーツを埋めていくのかと思ったら。

とりあえず1年2年では当然結果なんか出ようがないので、短くとも3-5年程度の「長い目で」見守っていければと思ってますです。

以上です。