実は千葉ロッテと楽天のチーム・投手事情は「似た者同士」だったようで(苦笑)

先程の記事の続きになりますが…。ま、冷静に考えればシーズン最終盤まで勝率5割の3位争いをしてたチーム同士ですし、チーム事情は「どっこいどっこい」でもおかしくないんすけどね(苦笑)

ロッテ涌井が楽天へ金銭トレード　今季年俸２億円 #chibalotte #marines #npb #涌井秀章 https://t.co/wWuYcCc8Qo
— スポーツナビ　野球編集部 (@sn_baseball_jp) December 18, 2019

楽天が、ロッテ涌井秀章投手（33）を金銭トレードで獲得することが18日、分かった。早ければ19日にも発表される。先発投手を補強したい楽天と、若手の先発投手が育ちつつあるロッテの思惑が一致した。プロ15年で133勝を積み上げ、3度の最多勝に輝いた沢村賞右腕が新天地へ移る。
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◆楽天とロッテの投手事情
楽天は先発の補強が必須だった。今季リーグトップとなる救援防御率3・07とは対照的に、先発の防御率は同5位の4・17。涌井の加入で岸、則本昂との実績十分な3本柱を組める。
5月から先発へ回り8勝を挙げた石橋に、来季から先発転向する松井と今季9勝をマークした辛島の左腕2枚。塩見、福井も控えており、バランスの取れた先発ローテーションを編成できる。弓削、釜田、安楽、藤平ら若手の台頭を待てる状況も整った。
ロッテは通算133勝の右腕を失うが、若手投手の台頭が著しい。高卒3年目の種市が、今季チームトップタイの8勝。同6年目の二木が7勝、同5年目の岩下が5勝。大卒ルーキー小島も終盤は先発ローテの一角に食い込み、3勝をマークした。
中堅の層も厚い。開幕から救援スタートも、8月から先発に回った西野は6試合で1勝1敗、防御率2・52と安定。右肘手術の影響で今季2試合の登板に終わった有吉も復帰を控える。もちろん、エース石川と、楽天からFA移籍する美馬の大駒2枚もおり、涌井の穴を感じさせない陣容がそろっている。

と思ったら、本当にお互いのチームの投手事情が予想以上にどっこいどっこいだったとは(爆)。則本が怪我に手術か何かでシーズン途中まで離脱してたのと、去年の勝ち頭だったボル様がほとんど勝てなくなった…という点まで「数字だけ見れば」本当によく似ているし(苦笑)。

となると、今年の千葉ロッテのわくわくさんのローテーションのとこに美馬を、逆に楽天では美馬のとこにわくわくさんを「当てはめれば」それでひとまず開幕の戦力構想はスパッとおさまる始末で、そういう意味ではわくわくさんと美馬の交換トレードのような様相を呈してきたなあ…と思いますね。

しかしこれで美馬と鈴木大地のそれぞれのFA補償は誰を指名するのやら。過去、ロッテ→楽天にFA移籍した今江の時は選手を取らずに金銭補償をチョイスしたそうですが、もしお互いの選手を取るとしたら、ロッテは美馬と(楽天戦力外を食らった)西巻とハーマンと、あと一人、楽天は大地とわくわくさんとあとひとり…という、往年のNPBでたまに見られた(張本勲氏が現役の頃とかに)「実質3対4トレード」みたいな事になりそうなんすけどね。これでもしかしてボル様を楽天が取ることになったら4対4というこれまた前代未聞の(^_^;)

で、本当は美馬もわくわくさんも正直うかうかできないぐらい、一気に若手が伸びてきてそこから奮起してもうひと仕事…が理想なんですが、何よりお互い怪我しないようにどうぞお気をつけて。

※ついでに書けば、個人的には「できればチーム・環境を変えてもうひと仕事」って意味ではロッテは外野手の加藤翔平、楽天は投手の安楽智大…あたりをFA補償でそれぞれ獲得して「そこから化ける」のを見てみたいなあとなんとなく思いますね。

楽天の石井GMのやり方は「わかりやすい」ねえ(笑)

・“ロッテ涌井が楽天移籍”に騒然、石井GMの「最高な友達」(ナリナリドットコム)

しかし楽天の石井GMのやり方も、なんつーか非常に「わかりやすい」(苦笑)

ロッテの涌井秀章投手（33歳）が金銭トレードで楽天に移籍すると、スポーツ紙が報じた12月19日未明、楽天・石井一久GM（46歳）の過去のツイートが話題を呼んでいる。　　
スポーツニッポンや日刊スポーツなどの報道によると、トレードは12月19日中にも発表される見込み。両球団は美馬学投手（楽天→ロッテ）、鈴木大地内野手（ロッテ→楽天）をFAで獲得しており、互いに人的補償が発生する状況だが、涌井投手はこのFA補償ではなく、金銭でのトレードになるという。
通算133勝、最多勝のタイトルを3度、沢村賞も獲得している“大物”の移籍、さらには岸孝之投手、浅村栄斗内野手、牧田一久投手という、かつて西武の主力だった選手が続々と集結している楽天にまた新たなピースが加わるという一報にネットは騒然。
また、楽天の石井GMが球団入りする前の解説者時代、2018年1月にTwitterで「僕の最高な友達、岸くんと涌井くんの取材。何か、彼らの良い人間性を伝えたい。口数少ないが、本当にいい友達」とツイートしており、石井GMの豪腕っぷり、人脈なども話題を呼んでいる。
☆今オフの楽天・ロッテ間の選手異動
美馬学投手（FA→ロッテ）
西巻賢二内野手（戦力外→ロッテ）
フランク・ハーマン投手（自由契約→ロッテ）
鈴木大地内野手（FA→楽天）
涌井秀章投手（トレード→楽天）
※さらに両球団ともFAの人的補償が発生する可能性あり

そこはロッテの井口監督が、古巣のダイエー→ソフバンからコーチを引き抜いて、ソフバンを「丸裸」にして今季勝ち越せた(中村晃と柳田悠岐が怪我等で離脱してたという事情はあったにしろ…)実績を思えば、石井GMのやり方はシンプルかつ間違ってないとは思いますね。ま、最下位からAクラスに引き上げた監督を1年でクビにしたのはどうかと思いますが…で、その前監督さんは来季はソフバンのコーチとして敵に回ることになりましたし。

ただ、ことごとく引き抜かれてる西武からすると「いい皮の面」なんだけどね。いつかは「他チームで育てた選手をことごとく引き抜く」側から「自チームで育てた選手がことごとく引き抜かれる」側に回れるようにも頑張れ。とはいえ、ヴィッセル神戸もそうだけど、楽天の三木谷会長に「そこまで我慢できる」かどうかは知らんけどね(爆)