オリックス育成1位は寿司職人の息子さん。「レアード様に握らせたくない」と(苦笑)


Jumi KangによるPixabayからの画像

オリックス育成1位・佐藤一 レアードに寿司「握らせたくない」父は寿司職人の左腕、1軍昇格意欲(スポニチ)

それはまた変わり種な選手がいたもんだ…しかも親父さんがあの道場六三郎氏のお弟子さんだったというのもある意味で凄い。「料理の鉄人」をリアルタイムで見てた世代としてはそれだけでも「おおっ」と(笑)

オリックスは14日、大阪市内で今秋ドラフト会議で指名した育成枠を含む新入団13選手を発表した。育成1位の佐藤一磨投手(18=横浜隼人)は寿司職人の父が「和食の鉄人」として知られる道場六三郎氏(88)の弟子だったことが判明。一日も早い支配下枠昇格と寿司ポーズで有名なロッテ・レアード斬りを誓った。

 舶来の寿司男に、これ以上好き勝手は許さない。佐藤がレアード封じに意欲を示した。

 「握らせたくないですね」

 日本ハム時代から本塁打した際の寿司パフォーマンスで知られる助っ人砲に今季もチームとして4被弾し、通算で“24貫”も握られた。やっと“おあいそ”にできる人材がオリックスに加わった。

 負けられない理由が寿司職人の系譜だ。父・大磨(だいま)さん(47)は神奈川県藤沢市の寿司店「二代目 笑楽」の大将。90年代の人気番組「料理の鉄人」で「和の鉄人」として知られる道場氏に5年間弟子入り。東京・銀座の「ろくさん亭」で腕を磨いた経歴を持つ。息子のオリックス入りが決まった際には道場氏から「良かったな」と祝福のメッセージも届くなど親交は深い。

 佐藤は、いわば、道場氏の“孫弟子”。姉と妹に挟まれた長男で大事な跡取りでも、大磨さんは「料理をさせたことはあるけど、息子は食べる専門でね。継がなくていいと言いましたよ」と野球での成功を心から願う。背中を押してくれた父のためにも育成からはい上がるつもりだ。

 鉄人のエキスは幼少期から注がれ、道場氏の下で味だけでなく栄養学も吸収した大磨さんに食育を徹底された。タンパク質とカルシウムを中心に摂取し続けたことで中学2年にして1メートル80を超え、いまでは1メートル89、88キロの恵まれた体格に成長した。「一日も早く京セラでドームで投げたい」。白球だけを握り、1軍マウンドをつかみ取りたい。(湯澤 涼)

 ◆佐藤 一磨(さとう・かずま)2001年(平成13)4月16日生まれの18歳。神奈川県藤沢市出身。小学1年生から藤沢少年野球クラブで野球を始め、横浜隼人では2年夏からベンチ入りし、3年夏の神奈川大会は3回戦で敗退。家族は父母姉妹。目標の投手は菊池雄星(マリナーズ)。1メートル89、88キロ。左投げ左打ち。

で、親父さんが「寿司職人、継がなくていいぞ」と言ってくれたのはありがたかったろうなあ。

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まずは支配下登録を目指して、レアード様に「おあいそ」できるように(笑)。

オリックスもどうもソフバンや巨人みたいに「3軍」を作る構想があるそうで、

オリックス21年にも3軍制へ 来季から育成試合増(日刊スポーツ、19/11/21付)

個人的にはオリックスは「契約金0円選手」とか、その手のハングリーさがある選手を求める姿勢とかは昔からありましたから(ただしその「契約金0円」の選手がほとんど大成しなかったのは残念でしたが…)、3軍を敷いていろいろと試してみるというのは「いかにも。」って感じではあるんですけどね。

オリックスが21年にも3軍制を敷くことが27日、分かった。今回のドラフト会議で育成選手を8人指名。来季は2軍本拠地のある大阪・舞洲で独立リーグや社会人チームを相手に「育成試合」を増やす方針で、実質的に3軍構想をスタートする。来秋ドラフトでも育成選手を大量指名する予定で、選手育成に力を注ぎ、チーム再建に努める。

   ◇   ◇   ◇

オリックスが低迷打開へ、育成によるチーム強化にかじを切る。早ければ21年から3軍制を敷くことが判明。育成選手を含む若手選手の実戦機会を増やすことが目的であり、球団内の組織改編に着手する方向だ。

今回のドラフト会議で育成選手を8人指名した。今季は20試合程度だった「育成試合」を来季は大幅に増やす予定で、実質的に3軍構想をスタートすることになる。球団関係者は「練習も大事だが、試合数を増やさないと選手たちは成長していかない。2軍が遠征に行っている時に舞洲で試合ができるように、アマとの練習試合を組んだり、工夫している」と説明。独立リーグや大学・社会人チームなどを相手に実戦の場を作る。

オリックスは96年を最後にリーグ優勝から遠ざかり、5年連続Bクラスと低迷している。近年は外国人やFA補強を中心に強化してきたが、育成から主力選手を育てるシステムを確立していく。球団幹部は「育成も含めて選手みんなが戦力。根本は補強ではなくて若手育成。そこから優勝争いができるチームを作っていきたい」と力を込める。

球団は来秋ドラフトでも育成選手を大量指名する見込み。「育成8選手が入ってくるので、試合ができる。育成選手にも活躍の機会を与えて、より競争心を持ってもらいたい。そうしないと選手も伸びていかない」と球団関係者は言う。17年には大阪・舞洲に総工費約30億円をかけて、2軍施設を整備。ハードとソフトの両面で育成強化の環境を用意し、チーム再建に全力を尽くす。

◆3軍制 巨人が90年に球界で初めて3軍を設け、3軍監督に木戸美摸氏が就任。選手育成や故障者のリハビリを目的に2年続けた。西武は92年だけ広野功3軍監督が就任している。育成ドラフトが始まった05年以降、3軍の呼称を使わなくても2軍の一部を実質3軍として活動するチームが増えてきた。来季、3軍の呼称を使うのは巨人、広島、西武、ソフトバンクの4球団。巨人(井上真二監督)ソフトバンク(藤本博史監督)には3軍監督のポストがある。

で、今年もオリックスは支配下・育成合わせて13人もの選手が入団することになりましたので、なかなか育成→支配下登録に「這い上がる」のはチーム内競争的にも結構厳しいかもしれませんが、ただ実際にソフバンみたいに千賀や甲斐のような1軍でバリバリ活躍してる選手を育成から育て上げてる実績もありますし、「ロッテ戦でレアードと対戦して寿司を握らせない」という目標があるのはいい事じゃないかなあと思いますね。

「おあいそ」って(笑)

…しかし冒頭のスポニチさんの記事、

今季もチームとして4被弾し、通算で“24貫”も握られた。やっと“おあいそ”にできる人材がオリックスに加わった。

このあたりが好きだなあ。食ってるのは大概はチームメイトの三木亮なんだけど(爆)

あとこれは余談なんですが、私は確か「将太の寿司」で知った雑学…としては、左利きの寿司職人は左利き用の包丁があるらしいんですね。包丁の刃の角度が違っていて右利きの職人にはちょっと使いづらいそうで。この佐藤投手は左投げ左打ちの投手で、それと育成契約で確か3年ぐらいのリミットがあったような記憶があるんですが、親父さんに「お前のために左利き用の包丁用意しといたから、戻ってこい」って言われないように、その限られた時間で全力投球して頑張ってほしいなと思いますね。

以上です。

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