【千葉ロッテ】「ゴッドハンド」山室球団社長退任…本当にお疲れ様でした。

ロッテ 河合オーナー代行が社長兼務 “外れ1位の神”山室社長は退任「次のステージへ」(スポニチ)

いわば「創業家の道楽」に過ぎなかった千葉ロッテ球団を「ちゃんと経営して、軌道に載せて、黒字経営に持ってった」という意味ではまさに「中興の祖」的な役割を担った山室球団社長が退任されるとのことで…。

ロッテは22日、河合克美代表取締役オーナー代行(67)が、12月1日から社長兼務となると発表した。山室晋也球団社長(59)は同日付で取締役となり、来年3月に任期満了となる。
 代表取締役オーナー代行が社長兼務することで経営の意思決定、実行の迅速化を図るのが狙い。決定権のあるオーナー代行が、球団専任となることで戦力補強などの意思決定が、スピードアップすることになる。

 山室社長は2014年に就任し、18年に球団初の黒字を達成。19年も2年連続の黒字見通しなど、経営面を立て直した。また、16年は5球団競合の佐々木、17年も3球団競合といずれも外れ1位の抽選で当たりくじを引き「外れ1位の神」と言われ、御利益にあやかるグッズも出た。

 山室社長は「社長として6年間、責務を全うさせていただき、ありがとうございました。千葉ロッテマリーンズはさらなる成長をするために、次のステージへと向かう時となりました。この6年間でさまざまな方々とさまざま事に取り組み、いろいろな事を一緒に作り上げることが出来たことは素晴らしい時間であり、貴重な思い出となりました。なによりも12球団一のファンの皆様と分かち合えた勝利の喜びはこの上ないものでした。千葉ロッテマリーンズのさらなる成長を願っています」とコメントを寄せた。

もともとロッテ球団のオーナーは創業者の重光武雄氏の次男にあたる重光昭夫氏(通称:重光ジュニア)が担ってたんですが(武雄氏が「オーナー」で、昭夫氏が「オーナー代行」という肩書きでもありました)、母国の韓国で、朴槿恵政権時の贈収賄疑惑、いわゆる「崔順実ゲート事件」で起訴され、後に収監(保釈金を出して保釈はされました)されたので、親会社のロッテホールディングスの河合取締役が代表取締役オーナー代行にした、と経緯がありました。その河合オーナー代行が社長兼務となり更に意思決定などが「迅速化される」という事が今回の人事異動の目的だそうです。

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その「様々なアイデアを実行できる柔軟性」は失わないでほしい。

しかし2017年の最下位の年の「ていたらく」で、「ああ、これはもうロッテ、球団経営に意欲がないんだな。たぶんオーナー一族が母国でお家騒動や贈収賄疑惑に巻き込まれていて、遅かれ早かれ、どこかの企業に身売りするんだろうな」と思ってたぐらいでした。それにしては、この山室球団社長がドラフトで半端ないくじ運の良さを発揮してましてびっくりした事も(笑)

↑2年連続で佐々木千隼と安田尚憲の交渉権(しかも両選手とも実は外れ1位の多倍率の抽選というのがまた(^_^;))をくじびきで当ててこんなTシャツが作られる始末でしたし(笑)

ま、その身売り先予想(?)の「一番手」が同じ海浜幕張に本社を置く「ZOZO」さん…だと思ってたら、翌年(2018年)には、

ZOZOの社長さんがこのようなツイートをしたあたりからなぜか潮目が変わってきまして、奇しくも千葉ロッテ球団がいろいろな施策が功を奏して黒字経営に転じた上に、逆にそのまた翌年(2019年、今年です)そのZOZOが経営が厳しくなって(対戦相手のソフトバンクホークスと関係が深い)ヤフーに買収されることになるとは…そこまでは予想してなかったなあ(苦笑)。

いずれにしても、今の段階で言えるのは山室球団社長が立て直して、部下の人たちに「そのアイデア、おもしろい。いろいろとやってみろ。失敗の責任は俺が取る」とばかりの、時には奇抜な、時には「かゆいとこに手が届く」ようないろいろなアイデアのサービスを実行できた事が、千葉ロッテ球団の観客動員増にも繋がりましたし、そして球団経営の黒字化にも繋がったハズですので、たぶんオーナー代行氏が社長になってもその流れはあえて変えずに「おもしろい、やれ。」で行くとは思うんですが…。

おそらく親会社のロッテ(ロッテホールディングス)としては、会社経営的にはグループ会社や宣伝媒体…というよりかは、ただの「金食い虫」だったオーナー一族の「趣味・余興」の私物物件だったプロ野球チームが、こうして一応の「親離れ」を果たし、親会社はスポンサードとして資金提供はするものの、さほどの毎年ン10億円以上の損失補填をしなくて自前で黒字経営ができるようになってからが「本当の勝負の始まり」だと思ってると信じたいんで(←ここがポイントですな(泣))、今後もたゆまぬ努力を引き続きお願いします。そしてやる気のある社員さんのやる気の気持ちを折らぬように、「その奇抜なアイデア、おもしろいねーやってみな?」といろんな関係各所とのコラボや、独自のアイデア・イベントなどが頻繁に発生させて、活気のある球団経営をよろしくお願いしますです。

しかし山室球団社長…本当にあなたは「中興の祖」ですわ。6年間、本当にお疲れさまでした。そしてえらく寂しくなりますなー(泣)

社長の「まわり」の仕事術 しごとのわ
インプレス (2017-11-13)
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