・【御嶽山噴火1年】生還女性が初めて語る「あの時」 「焼け死ぬのか、溶けるのかな…」(1/6ページ) – 産経ニュース
御岳山噴火で左腕を失い、そして夜は氷点下にもなった山の上から「生還」した女性の記事なのだが…読んでいていろいろと考えてしまった。
そんな中、ふと思い出したのが、漫画「ゴルゴ13」の一シーン。
ある依頼者から「プロとしての成功する条件は」と尋ねられたゴルゴ13が以下のように答えていたシーンだったりする。
「10%の才能と、20%の努力、そして30%の臆病さ、残る40%は…”運”だろうな」と画像はお借りしてきました(多謝)。
この助かった女性は常に登山の折には簡易テントとダウンジャケットを必ず携行していたといい、実際に昨年噴火した御嶽山では9月末、しかも通常、日帰りでは使うはずのないそれらが結果的には動けずに救援隊を待つことになった際には役に立った、どころか命拾いになったという(そしてそれらを携行していなかった一緒に避難して待っていた近くの人たちが何人も夜になって亡くなったという)。
そこらへんの「備えあれば憂いなし」に加えて、助かった要因は何なのか…というのをを考えると、やはり偶然なのかもしれないが、なぜかこのゴルゴ13の言葉が忘れられないのはなぜだろうか。
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「40%」という配分が実に絶妙だと思う。
というか、実際に人生ってそんなもんなのかもしれないな。と。ポイントは、運の割合が少数の10-30%でもなく、過半数を占める50%以上でもないという、「40%」という配分なのかなと。才能や努力でもある程度カバーはできるけども、それでもできない部分はある。そこらへんの差にすぎないのではないか(そこが30%の臆病さとして備えをしておくという部分のような気もする)、という人生の教訓なのかな。
…と、ふと深く考えてしまったのだった。
そして強いな、と思ったのは4月には職場復帰もし、火山には二度と登るつもりはないが、登山も再開されたという一文。うん。強いお方だな、と。