うーん、ここまで楽天をオリックスが苦しめて、千葉ロッテとの3位争いが混沌になるとは…(大汗)

【楽天】CS遠のく3連敗 大敗で3位ロッテとは3ゲーム差 今江敏晃監督「今日は完全にやられた」(スポーツ報知)

前の記事の話の続きになりますが…。

パ・リーグの3位争い。「千葉ロッテより3試合多く残す」楽天も、予想以上の大苦戦を…。

2024年9月28日

しかし4位の楽天は3位のロッテに比べれば残り試合の3試合分多いしで「あー、これはさすがに楽天が有利なんだろうな」と見てたら、ここで5位のオリックスが楽天を大いに苦しめるとは(^_^;)

◆パ・リーグ 楽天1―8オリックス(29日・楽天モバイルパーク)

 楽天がオリックスに大敗し3連敗。再び借金1となり、勝った3位ロッテとのゲーム差は3に開いた。

 先発の滝中は4回、先頭の西川に左翼線二塁打されると、続くセデーニョの中前適時打で先制を許す。さらに渡部の右翼線二塁打でつながれ、茶野の右翼線2点適時二塁打で計3点を奪われた。

 続投した5回も、1点を奪われなおも1死一、二塁で、2番手・津留崎にマウンドを譲った。その津留崎も代わりばなに3連打を浴びるなど流れを止められず、この回打者一巡の猛攻で7安打を集中され一挙5失点。試合を決められた。

 今江監督は「3回までね滝中も粘り強く投げてましたけど、粘りきれなかったですね。打線もリズムがつかめないとなかなか点も取れないチームなので、そういうのも含めて投打でしっかりとかみ合っていかないといけないので、きょうは完全にやられたっていう感じですね」と振り返った。

 30日からは、今季最後の直接対決なるロッテ2連戦。連敗するとCSの可能性が消滅する正念場に立たされたが、指揮官は「とにかく自分たちの力を、しっかりグラウンド上で発揮するのみだと思います」と話していた。

でまあ、ロッテは今日、西武に2連勝して明日はいよいよ仙台で楽天対ロッテの直接対決…ということなんですが、これは本当に1年目の新人監督の今江監督は胃腸がおかしくなりそうだし、下手すりゃ寝る前にお酒や市販の睡眠薬でも飲まなきゃ夜も眠れねえほど「つらい思いをしてる」んだろうなーと思いますね。

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オリックスさんには「将棋の米長理論」を彷彿と…。

オリ・宮城、7回無失点の快投で防御率1・92の“隠れ1位”浮上 10月6日楽天戦で初タイトルに挑戦(スポニチ)

そしてオリックスは今日もそして来週の楽天戦も、個人タイトルも懸かる大一番。いやーただの消化試合で終わらせないのがさすがすごいねえ。

◇パ・リーグ オリックス8―1楽天(2024年9月29日 楽天モバイル)

 オリックス・先発の宮城が7回7安打無失点の快投で6勝目を挙げた。シーズンの規定投球回まであと7回1/3とし、防御率1・92はモイネロ(ソフトバンク)の1・94を上回る“隠れ1位”に浮上。次回登板予定の10月6日楽天戦で自身初タイトル奪取に挑戦する。

 登板前には「(タイトルの)可能性あるならしっかりやりたい。まずは規定に乗らないと防御率とかそういう話はないので」と話していた左腕。初回2死一、三塁を招くなど、何度も走者を得点圏に進められながらも、ピンチでギアチェンジ。大量リードにも守られ、7回を115球、無失点で投げ切った。

 17安打で大勝したチームは、明日30日の敵地・ソフトバンク戦でモイネロと対戦。難敵を打ち、できる限りエースを楽にしたい。

で、個人的には、将棋の米長邦雄元名人の「米長理論(米長哲学)」をしみじみと思い出しますねー。

以下はWikipediaからの引用ではありますが…、

米長哲学

「自分にとっては消化試合だが相手にとって重要な対局であれば、相手を全力で負かす」という理念を持ち、将棋界では「米長哲学(米長理論)」と呼ばれる。

著書『人間における勝負の研究』では、「何年間かのツキを呼び込む大きな対局であり、名人戦より必死にやるべき対局」と表現している。

第24期順位戦(1969年度)は、中原誠と同時にB級1組に昇級して迎えた。A級昇級争いは、12回戦まで終了した残り1局の時点で、内藤國雄が11勝1敗で昇級が決まり、もう1人の昇級枠を58歳の大野源一と22歳の中原誠が、ともに9勝3敗で争っていた(順位が上の大野のほうが中原より有利)。そして、大野にとって「勝てば昇級」の最終13回戦の相手は米長であった。その米長自身は7勝5敗で昇級にも降級にも絡んでいなかった。

ところが、その一局で米長は、通常タイトル戦でしか着用しない羽織袴の姿で大野の前に現れ、手加減しない姿勢をあらわにした。結果は、米長と中原がともに勝ったことにより大野はA級復帰を逃し、中原は米長のアシストによりA級に昇級した。なお、米長がA級昇級を果たしたのは翌年であったが、これについて前記の著書の中で、前年のことがあったからこそ昇級できたとの考えを述べている(精神面もさることながら、その年上がれなくとも翌年の昇級争いの最有力候補になる中原がB1リーグ戦から消えていたことは米長の昇級に有利になった)。

著書『米長の勝負術』では、トーナメントなどの例外を除き、その対局の結果が第三者に影響を及ぼす勝負の場合、自身の勝負に勝とうが負けようが第三者の悲喜の総量は変わらないが、それが故に結局は自身が全力を尽くしたかどうかだけが残り、手を抜いてしまっては純粋に、自身にとってマイナスであるとしている。この「米長哲学」は将棋界全体に広く普及し、大相撲などの八百長問題の際に新聞などで引用されることもある。

この「自分にとっては消化試合だが相手にとっては重要な対局であれば、相手を全力で負かす」。まさに昨日今日のオリックスじゃないですか…と。そこらへんは「さすがオリックスさん。だてに去年のパ・リーグ王者ではないね」と。

そしてこれらを考えると、現状の順位表は↓のとおりではあるんですが、

いやいやこれ、意外に3-4位争いは楽天の全日程終了までわかんなくね?と(^_^;)

まあロッテは佐々木朗希・種市篤暉で2連勝を狙ってくるシチュエーションですが、ロッテの貧打は正直いって相変わらずなのでまあ1勝1敗、もしくは楽天の2連勝で終わったとしても、いやこれは意外にいいとこまで決着がつかねえんじゃないのかな…とそんな予感がします。一番「怖い」のは実はロッテがサクサクと楽天に2連勝を決めた時で、ここから意外に楽天の尻に火が点いてという可能性もなくはないので。

いやー個人的には「今年はソフバンが独走して優勝しちゃったから、正直CSいらなくね?」って気持ちはあるんですが、それはそれとしても(笑)ここまで3-4位争いがすごいことになるとは。更にそのロッテ・楽天「以外の」チームがキャスティングボートを握っているというこの絶妙なバランス。うーん、NPB版の日程くん(←そんなマッチスケジューラーがあるのかどうかは知りませんが)、実にいい仕事をするねえ…と別の意味で感心するやらですね、はい。

以上です。

 

 

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