・【ロッテ】吉井理人監督、来季は先発16人!? 小島、種市、佐々木朗以外の先発候補を期間で振り分け(スポーツ報知)
確かに今季は明らかに中継ぎ投手の過負担が凄いことになってた千葉ロッテ。できれば西野、中森、二木、そして昨日先発転向を示唆してた唐川・東條あたりの若手・中堅どころがどーにかなれれば…。
ロッテの吉井理人監督(58)が26日、来季の“先発16人構想”を明かした。今季を総括し「一番失敗したなと思ったのは、ローテーションのピッチャーを最後、もたせられなかったこと」と反省。小島、種市、佐々木朗の3投手を柱とした上で、その他の先発候補を期間で振り分け、1年間戦える先発陣を構築する考えだ。
今オフ、唐川、東條に来季の先発起用を伝達。3本柱に加えメルセデス、ダイクストラ、フェルナンデスの3助っ投、西野、美馬、二木、中森、本前、田中が先発候補に挙がる。木村、早坂の高卒ルーキー2人も先発として育成する方針を示し、16人の先発陣で1年間を戦い抜く。
吉井監督は「うまくシーズン振り分けて活躍できるようになれば最高かなと。選手からしたら迷惑な話かもしれない。ずっとローテに入っていたいと思うけど、1年考えるとそうはいかない」と説明。反省を生かし、総力戦でリーグ制覇を目指す。
これを読んで思い出したのが、2017年シーズン開幕前に当時の落合英二コーチが「先発ローテ候補が10人もいる。できればそこで回せれば」みたいな言ったとかで、これが本当かどうかさだかではないですが、まあその2017年シーズンはあまりにも打てない投げれないで怒涛の最下位街道を突っ走ってたのもなんかある意味で懐かしい。ゆえに「16人がそれなりに使えれば言うことはないが、なかなかうまくいく可能性もなかなか低い」という証左でもあるんですけどね。
とりあえずお願いしたいのは、まずは種市篤暉と小島和哉の左右のロッテのエース(佐々木朗希は「怪物ゆえに別格」ということで(苦笑))の先発登板の日に、ロッテ打線がとにかく早いとこ先制点・追加点をあげて彼らを気持ちをラクにしてノビノビと投げさせてやってほしいですね。無論、エース格ってことは対戦相手もそれなりのエース級が出てくるので僅差の最少失点が命取りになることも大いにありうるわけですが…そこをまずよろしくです<ロッテ打線(ノД`)シクシク
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「佐々木朗希におんぶにだっこ…にならないような」投手王国を目指して。
・規定到達は1人だけ、朗希は届かず ブルペン支えた移籍組…課題鮮明なロッテ投手陣(Full-Count)
そしてFull-Countさんでもこんな記事が。出てこいイニングイーター、ですな(笑)
ロッテは今季、70勝68敗5分で2位となった。負けたら4位転落の状況で迎えたシーズン最終戦で、4位・楽天に勝ち、3位・ソフトバンクと「0」差で勝率で上回った。今季は先発陣の離脱が多く、規定投球回に到達したのは小島和哉投手のみ。それでも、種市篤暉投手、西野勇士投手、CC・メルセデス投手が100イニング以上を投げ、美馬学投手、佐々木朗希投手も90イニング以上を消化した。
リリーフは益田直也投手がリーグ3位の58試合に登板。ルイス・ペルドモ投手、坂本光士郎投手も50登板に到達。開幕前にトレード加入した西村天裕投手も好成績を残した。結果的にはリーグ5位の防御率3.40、完投は1だったが、新戦力の躍動、手術明けの投手も活躍するなど、明るい話題も多かった。
小島は3年連続の規定投球回に到達した。昨季は防御率3.14も3勝にとどまったが、今季は25登板で10勝。リーグ4位の158回1/3を投げ、QS率は64%と、シーズンを通して先発の役割を果たした。
2020年9月に右肘の内側側副靭帯再建手術を受けた種市は4月9日に988日ぶりに1軍で白星をマーク。前半戦で6勝と存在感を示し、自身初のオールスターに監督推薦で出場した。後半戦に入ると4試合連続で勝利投手となり、自身初の2桁勝利を達成した。9月末に右肘の炎症で抹消されたが、クライマックスシリーズで復帰を果たしている。最終的には23試合で10勝7敗、136回2/3を投げて防御率3.42、奪三振率10.34でリーグ2位の157奪三振を記録した。
ロッテを語る上で欠かせない存在といえば、佐々木朗。今季は開幕前のWBCに出場。侍ジャパンでも先発で2登板し、世界一に貢献した。シーズンでは、4月は4登板で3勝0敗。27回を投げて38奪三振、防御率1.00の成績で、3・4月度の月間MVPを受賞した。2年連続ファン投票でオールスターに出場した。後半戦は、オールスターから中4日で先発。6回まで93球、4安打1四球9奪三振1失点と好投したが、6回途中から左脇腹に違和感を覚え、この回限りで降板した。左脇腹肉離れで、戦線離脱となった。
今季から先発に再転向した西野は、開幕4試合目で約3年半ぶりに先発登板。1305日ぶりとなる先発勝利を挙げると、4月の3登板で3勝をマークした。前半戦は防御率2.53で6勝を挙げたが、右肩違和感で7月12日に登録抹消。同22日に復帰するも、間隔を空けての登板が続き、18試合で8勝5敗、防御率2.69でシーズンを終えた。
巨人から移籍してきたメルセデスは6月末時点で防御率2.51も、7月以降は中盤に打ち込まれることが多くなり、1勝しか挙げられず。22試合で116回1/3を投げ、防御率3.33と一定の成績を残したが、QS率45%と課題が残った。
昨季59登板の東條大樹投手、44登板の小野郁投手が離脱したリリーフ陣。トレードで入団した坂本、西村がその穴を埋める働きを見せた。昨季途中にヤクルトから加入した坂本はチーム3位の51試合に登板し、貴重な左のリリーバーとしてブルペンを支えた。特に9月は10試合で防御率1.08と圧倒的な投球を見せた。西村は開幕前に日本ハムとのトレードで加入した。4月2日に1軍登録され、21試合連続無失点を記録。44試合で14ホールド、防御率1.25と、キャリアハイの成績を残した。
新外国人のペルドモは、開幕からセットアッパーとして躍動。4月18日から5月18日まで球団タイ記録の12試合連続ホールドをマークした。53試合で1勝3敗、防御率2.13、41ホールド(球団タイ記録)で「最優秀中継ぎ」のタイトルを獲得した。守護神の益田直也投手は6月16日に史上10人目の通算200セーブを達成した。最終的にはチームトップの58試合に登板して2勝5敗13ホールド、防御率3.71。リーグ2位の36セーブをマークした。
今季は、さまざまな投手のリリーフ起用が目立った。東妻勇輔投手が36登板で防御率2.91、横山陸人投手は38登板と経験を積んだ。ほかにも澤村拓一投手が34試合、岩下大輝投手が27試合に登板。シーズン途中に支配下登録された澤田圭佑投手は17試合で防御率1.08と、早くも来季の投手運用が楽しみだ。
ロッテ投手陣の中継ぎ・抑えの面々も、オリックスやソフバンと伍しても決してひけを取らない安定感があるだけに、問題は「長いシーズンで疲弊させないこと」、もっといえば「先発投手陣がとにかく1イニングで粘って頑張ってくれること」なんでしょうね、つまりは「イニングイーター求む」と(^_^;)。
もっといえばロッテは「怪物・佐々木朗希におんぶにだっこになってはいけない」。これに尽きるんでしょうね。言い方はアレだけど「何年かして、佐々木朗希がポスティングでMLBに行く時に、それが大幅な戦力ダウンになってるようではダメ」で、先発投手陣がある程度計算できる面々として成長して、その後の中継ぎ・抑えも盤石の体制になって(ま、時折「澤村劇場」「益田劇場」が勃発するのは仕方ないとしても(泣))「佐々木朗希、あっちでも頑張ってこい。俺らはもう大丈夫だから」って堂々と次のステージに送り出せるような「投手王国」になってほしいな、と願っておりますです。
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