SAPIOとかWillとか週刊金曜日ならともかく、「通販生活」が在日ウクライナ大使館を怒らせるとは(苦笑)

在日ウクライナ大使館 雑誌「通販生活」表紙文言に抗議 「ロシアは侵略国家、侵略戦争はケンカではない」(ツッコミ)

てっきりロシアorウクライナのどっちかに肩入れして一見正論っぽい「いっちょかみ」やって莫迦だねー…みたいな事をどこかのオピニオン誌がやらかしたのかと思いきや、通販生活なんて読者層に全くニーズないじゃんと(爆)

在日ウクライナ大使館は28日、公式X(旧ツイッター)を更新。カタログハウスが発行する日本の通信販売カタログ誌「通販生活」の表紙に掲載された文言について、抗議の声明を出した。

 同誌は82年に創刊し、年3度発行。優れた商品を推薦するカタログ雑誌である一方、政治主張を掲載することでも知られる。

 「2023年冬号」の表紙には、戦闘の様子が映し出されたテレビを眺める猫の画像とともに「プーチンの侵略に断じて屈しないウクライナの人びと。がんばれ、がんばれ、がんばれ。守れ、守れ、守れ。殺せ、殺せ、殺せ。殺されろ、殺されろ、殺されろ」「人間のケンカは『守れ』が『殺し合い』になってしまうのか。ボクたちのケンカはせいぜい怪我くらいで停戦するけど。見習ってください。停戦してください」と記載。猫のケンカに例えて、停戦を呼び掛ける内容も含めた文言が添えられている。

 大使館は投稿で「在日ウクライナ大使館はこのような呼びかけ、及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するものとして強く非難します。ロシアは侵略国家であり、ウクライナから直ちに撤退すべきです。主権国家に対する侵略戦争はケンカではありません。侵略者を宥めることは終戦に導きません」と記した。

 フォロワーからは「通販生活何やってるの?」「これを出版できた経緯が知りたいですね」「侵略戦争と猫のケンカと比べるなんて」「こちらの雑誌は前からこのスタンスです。バックナンバー見ればわかり、度々話題になりますがウクライナ大使館の意見に同意します」「これが通販生活の通常運転。とは言え、さすがに今回はいくら何でも調子に乗りすぎ」などと声が挙がった。

ちなみに私は通販生活という雑誌は読んだことがないんですが、うちの妻はたまにここで本当に通販でモノを買うらしく、「なかなかいろんなコラムがあっておもしろいよー」と言ってました。と同時に気になったのは記事の一番最後の(最近はよくあるネット系の)コメント類の中の、これが通販生活の通常運転。とは言え、さすがに今回はいくら何でも調子に乗りすぎ」の部分。はてこの「通常運転」とは…と。

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あー、創業者の「趣味」なんすね<政治的発言コラム(爆)

と思って念のため検索して調べてみたら、Wikipediaの項目がひっかかりまして「概要」を見て大爆笑してしまった次第で(笑)。

また、紙面において「憲法9条」や「核兵器、原発」等の政治問題を取り扱った対論特集が組まれる事でも知られる[2]。2013年春号(1月発行)では、ドイツ映画『みえない雲』(2006年)のDVDが定期購読者用特別付録としてつき、また誌面上では「沖縄は日本から独立すべき」といった言説を含む特集が組まれた。

2015年秋には「戦争を知らない子供たち」をテレビCMに使用し、「この歌をこれからも歌える国でありますように」とメッセージを表示した。

それと同時に、創業者の「斉藤駿」氏の項目もありまして、こんな記事がありました。

同社の創業者。彼の発行する通販カタログは商品のカタログであると同時に、斉藤および編集部の様々な主張の舞台でもある。防衛費1%突破の是非を問うことに始まり、憲法9条、オゾン層破壊問題、チェルノブイリ被災者の支援(1990-2008年)、直近では「原発国民投票」を呼びかけるなど、通常の通販カタログの範疇に収まらない。

また、同社は社会民主党(社民党)に企業献金も行なっている。

あ、なるほど、「様々な主張の舞台である=最高な趣味」じゃないすか(笑)。だから記事文末のフォロアーからのコメントに「これが通販生活の通常運転」って揶揄されてたのか、納得(←すんな(爆))。むしろ創業者、これがやりたくておまけで通販業務もやってるのかもしれないね(笑)

なおこの雑誌、創刊したのが1982年(書店に置かれるようになったのが1994年)で、もう40年を超えてるんスね。1980年代始めの頃だとまだ米ソ冷戦の頃で、そりゃ左翼のみなさんも非常にお元気だった頃に始まってるわけですから…いやー通販はさておき(笑)これのコラムとか目当てに買ってる人も少なくないんだろうなあ。と同時に新しい読者諸氏は「他のコラムはおもしろいけど、ここは通常運転なんでスルーしてますー」みたいな人も多そう。

と同時にあの頃の左翼って当然のことながら中国・ソ連・北朝鮮みたいな社会主義の国々が「理想郷・我が母国」で、「打倒・アメリカ帝国主義」みたいな人たちも多かった(全部とは言いませんが)んで、いやー鈴木宗男氏みたいな露骨な「ソ連→ロシアびいき」ではないにしろ、まあシンパシーは感じるんかもしれないね。さてウクライナ大使館からのクレームはどう対応するのか。これがアメリカ大使館だったら露骨にロシアびいきのひとつでも論ずるのかもしれないけど、対ウクライナは難しい。まあスルーかな、もしくは政治家よろしく「誤解を招くような発言を(以下略)」でお茶でも濁すかと(以下略)。

ちなみに余談としては、2016年まで25年間参加していた趣味のサークルでは1992年から2011年あたりまでは「会報」ってのを作ってましたが、私が20代前半の頃まではくだらないギャグのコーナーと併設してまじめな政治論を語るコラムも書いてました(「戦後50年」とか)。これをやめた理由は単純で「読み手側の会員・メンバーからの反応はないし、自分自身、なんかコラムにすると視野が狭くていやだなー」と思い始めたので。基本的に私は右翼・左翼とも大嫌いなんですが、思想的には昔から左翼っぽい割には皇室番組が昔から大好き、という困ったタイプでして、今は嫌いながらもどっちのオピニオン誌は立ち読み程度ではありますが目を通すようにしてますね。で「いやー馬鹿だねえ、視野が狭いねえ」と苦笑いしたりと(笑)

まあ創業者のライフワーク、つまりは「通常運転」じゃしょうがないよね、通販生活。さて後始末はどうするんだろう…以上です。

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