・ウタカと曽根田が2発!前線からのプレスがハマった甲府、山口に快勝で今季初白星(ゲキサカ)
DAZNで最初から最後まで見れました。しかしまー、去年のシーズン序盤の大苦戦の記憶が去来しまくってる今日この頃、「ピーター・ウタカ氏が機能すると、甲府ってこんなに点が取れるんだ」とびっくりした試合でもありました。
[3.2 J2第2節 山口2-5甲府 みらスタ]
2日、J2第2節が維新みらいふスタジアムで行われ、レノファ山口FCを5-2で下したヴァンフォーレ甲府が今季初勝利を飾った。
ホームで迎えた柏との開幕戦を1-2で落とした山口は、先発2人を変更。GK吉満大介とFW高井和馬に代え、GK山田元気とMF小野原和哉が起用された。一方、アウェーでの開幕戦で大宮とスコアレスドローだった甲府は、FW横谷繁に代えてFW曽根田穣が先発に名を連ねた。
今季初勝利を狙う両クラブ。試合は思わぬ形で動いた。前半3分、山口のDF楠本卓海がGK山田にパスをつなぐと、FWピーター・ウタカがすかさずプレス。GK山田が前に蹴ったボールがウタカに当たってゴールに吸い込まれた。さらに甲府は4分、曽根田のスルーパスで抜け出したウタカがGK山田をかわし、無人のゴールに流し込んで2-0とした。
早々に2点を失った山口だが、前半10分に1点を返す。左CKのクリアボールをつないでMF吉濱遼平が左サイドから左足でクロス。FW山下敬大のヘディングシュートが相手に当たってゴール左に決まり、1-2と1点差に詰め寄る。しかし、甲府は17分にPA左からDFエデル・リマが折り返したボールを曽根田が左足で沈め、再び2点差とした。
2点ビハインドで折り返した山口は、後半開始から吉濱に代え、右手骨折で包帯を巻いたFW工藤壮人を投入。しかし、甲府は2分、GK山田へのバックパスに曽根田がプレスをかけ、キックミスを誘発。これを拾ったFWドゥドゥが華麗な切り返しから右足でゴールネットを揺らし、4-1とリードを広げた。
苦しくなった山口は、後半20分に小野原に代えてFW高井和馬、24分にはMF田中パウロ淳一をFW高木大輔に代え、攻勢を強めた。すると、27分だった。右サイドから柔らかいクロスが入り、山下のファーストタッチは後方に流れたが、左足で鋭いシュートを放ち、2-4と2点差に縮めた。
甲府は後半31分に決定機。カウンターからFWジュニオール・バホスがGK山田をかわし、無人のゴールに蹴り込むが、カバーに戻ったDF楠本卓海のブロックに阻まれる。さらにバホスがこぼれ球を拾い、右足を振り抜いたが、惜しくもクロスバーを直撃。それでも41分、バホスのパスから曽根田が決め、甲府が5-2で勝った。
試合開始直後に、GKにプレッシャーに行ったウタカがそのボールに当たってゴールした際には「え、あのプレッシャーってそんな効果もある時はあるのか…」と、( ゚д゚)ポカーンとする始末でした。
甲府先制、ウタカ氏の初ゴールの決まり方に( ゚д゚)ポカーン #vfk
— むろかつ@幕張亭ボーリック (@muroktu) March 2, 2019
…と、パソコンからTwitterにつぶやいてる間に(もちろん映像は見れず音声だけ聞いてましたが)、ウタカ氏が2点目を決めててびっくりと。
こちらは記事にもある通り、ウタカ氏のすぐ下にドゥドゥ様と一緒にスタメンで入った曽根田穣からのスルーパスが決まってウタカ氏が抜け出してキーパーもかわしてゴール…というシーンだったんですが、その後、この曽根田がリマからの折返しを決めて3点目も決めた時にも、後半開始早々のドゥドゥ様の今季初ゴールになる4点目にも絡んでたのを見て、「いやあ、曽根田選手。あんたがこんなに凄い選手だったとは…俺、見損なっていた。ごめん」と、DAZNの画面に向けて「すまん」のポーズをする始末でした(苦笑)。
時系列的には4点目が入る前のハーフタイム時点での両チームのデータです。山口がボール支配率も高く、それでいてセカンドボールを獲る回数も多かったような気はしたんですが…そこは2点を幸先よく先制した甲府が「山口にボールをもたせてじっくり守りつつ、チャンスがあったら一気にバホス氏やドゥドゥ様たちが攻め込む」というサッカーに徹していた、とも言えるんでしょうね。
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ま、2失点もしたし「勝って兜の緒を締めよ」で行きましょう(笑)
結果的には山口も甲府もミスがやや目立った試合ではあったんですが、どうしても失点に直結するミスは印象が大きく感じてしまうので、個人的には「まあ2失点もした事を反省課題にして、冷静に次の試合以降に役立てましょう」というスタンスでいいんじゃないのかな?と思うわけですね。
↑山口のGK氏、本当に試合終了と同時にがっくりしてましたもの…。
去年の甲府は、シーズン途中に「予想だにしない」とこで大分に大勝したり、新潟に大勝したり…と、点を取りまくった試合も少なくなかった反面、ミスで失点を重ねたり、決定機に決められずにかなりの試合に苦労したり、と、「(こう言うと対戦相手には失礼なのは承知で書きますが)あの大分や新潟から大量得点が取れたんだから、他のチームも大丈夫だろう」と思ってる間にあれよあれよと勝てなくなりシーズンが終わってたという次第でしたので、むしろ「この2失点をしたのは何故か?という部分での反省会をじっくりやって、次節以降に役立てるようにしてほしい」という方向でも行ってほしいですね。
※たぶん今年J1に行った大分はそこらへんの切り替えがうまかったんでしょうね。何せシーズンの総失点の約2割弱が甲府戦2試合だったらしいですから(苦笑)
とはいえ、ピーター・ウタカ、ドゥドゥに加えて、後半から登場する「昨年のチーム得点王」ジュニオール・バホスを擁してる甲府の攻撃陣の恐ろしさはわかりましたわ。実際、バホスは後半、ウタカ氏に代わって登場したんですけども、試合開始早々のウタカ氏と似たようなシチュエーション(GKと1対1になったりとかで、「ごっつあんゴール」的なシュートしたボールを相手の好守備に阻まれた)で、あと一歩で2ゴールぐらい決めてたんでは?という恐ろしい攻撃もしてましたし…(^_^;)
去年は(今年から大分でプレーしてる)小塚がタクトを振るようにバホスに的確なパスを送り込んだりしてましたけど、今年は2列目でいい仕事をしてくれてた小塚や、堀米などの若手が他チームに移籍してしまいさてどうなるか…と思ったら、ここで曽根田がここまでいい仕事をしてくれるとは(驚)。無論、チーム内ではそこのポジションの競争もあって決して安泰な感じではないんでしょうけど、これで首脳陣にいいアピールはできたし、チームの中のライバルたちが「いい仕事をしやがって」と、良い意味で刺激になってくれればありがたいなあと思う次第です。
なお次節は3/9(日)のアウェイ鹿児島戦です…ということは、2連続で「薩長征伐」か(をい)。今年は開幕からアウェイ3連戦というのも実に珍しい…。
以上です。
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