まあ貴乃花親方は「平年寄から裸一貫でやり直し」で良いんじゃないすか?

貴乃花親方 きょう「降格」軸に厳しい処分へ 相撲協会(NHKニュース)

ゆくゆくはトップに立つつもりであれば、平年寄も経験しといた方がいいと思うがね。相撲エリートとして相撲道を邁進するのもいいけど何より「現場の気持ち」も汲み取らなきゃ。

大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐって、独自の主張を続け春場所では欠勤を繰り返した貴乃花親方に対し、日本相撲協会は29日、降格を軸に厳しい懲戒処分を行う方針です。

貴乃花親方は、日馬富士の傷害事件をめぐって日本相撲協会の調査は公正中立ではないなどとして、今月9日に内閣府に告発状を提出したほか、許可を得ずテレビに出演し調査結果とは異なる見解を述べるなど相撲協会と対立してきました。

また、春場所では初日から数日間会場に姿を見せず欠勤を繰り返し、中日には弟子の貴公俊が支度部屋で付け人を殴る暴行問題を起こしました。

貴乃花親方は弟子の暴行問題以降、一転して相撲協会に協力する姿勢を見せ、28日、告発状を取り下げたことを明かし、同僚の親方たちに対し反省と謝罪の言葉を述べました。

相撲協会は29日午後、東京で理事会を開き、貴乃花親方をはじめ付け人を殴った貴公俊、別の暴行問題に関わった峰崎部屋の三段目力士と師匠の峰崎親方などの懲戒処分を検討することにしています。

貴乃花親方については、28日の職務分担でこれまでの役員待遇委員より1階級下の委員に位置づけられていて、29日の理事会でさらに1階級から2階級の降格を軸に厳しい懲戒処分を行う方針です。

別のメディアでは「契約解除(事実上の解雇)」みたいな話も出てたんですが、それはさすがにないでしょう。だって「相撲協会の執行部側にも悪いとこはあった」んだから。

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しかしタイミングが「ナイスブーメラン」というか…。

以前もこの記事は書きました。

で、これを思うに、弟子が本場所中にしかも本場所会場で暴力沙汰…というのはあまりにもタイミングが良すぎる「ナイスブーメラン」だし、言い方を変えれば「改革を唱える、貴乃花の部屋の弟子ですらこれかよ」というこの業界の根の深さも感じるわけで(ただ、プロレス団体の合宿所とか、柔道部や空手部の学生寮とかでもこういう話はよく聞く話でもあるんですけどね)。

まさに「膿を出し切る」と貴乃花親方が告発状に書いたという話もありましたが、文字通り「まずは自分とこの膿を出し切る」羽目になるとはねー。

ただしこの「回り道」は決して悪い話ではないとも思う。

まあ理事会がどういう判断、どんなペナルティを課すかはこれから…なんですけど、冒頭にも書きましたとおり「平年寄に降格」で抑えるんじゃないかと思うんですね。下手に「解雇」とかしたら世間からの批判も凄いでしょうし、それこそ「虎に翼を付けて野に放つ」ようなもんですし、相撲に関しては偏屈で頑固ゆえにアンチや敵も多そうですが、逆に若手に少なくない隠れ貴乃花シンパは黙ってないでしょう。

それに一方的に厳罰を科すと「え、執行部、お前らの責任はどうなの?」って八角理事長以下執行部の進退にも影響しかねないでしょうから。なので完全に首を掻っ切るのではなく、「平年寄まで落として、数年後にしれっと役員待遇まで引き戻す」か、野球賭博疑惑や八百長疑惑の頃の阿武松親方のように「平年寄に落として、ある一定年数、昇進はさせない(でもあとからしれっとそのペナは解除する)」という処分を課すのではないでしょうか。

でもそんな阿武松親方も2年ぐらいでそのペナルティーが解除になって、更に最近は貴乃花一門の代表として理事にも当選してましたしね(この人は現役時代は横綱・大関には昇進できなかったんですが、相撲部屋経営や弟子のスカウトや育成には定評がある親方だったりします)。まあそんな「業界」なんで、あまりに冷や飯を食らわせると影響もでかすぎて、たぶん妥協案で「平年寄に落とすから、しばらく現場を体験しろ。それを糧に将来に活かせ」みたいな感じになるんではないでしょうかね。何よりてめえらの相撲部屋で今後暴力沙汰が起きないという「保証はない」人達ばかりでしょうし。

…ただ、長い目で見ればこれは悪い話ではないと思うんですけどね。だって理事まで経験して協会ナンバー2か3まで経験した人が改めて「現場」を経験するわけですから。企業で言えば左遷となれば本当に本社には戻れないような僻地に飛ばすか、本社でも社史編纂室みたいな日の当たらないとこに飛ばすものでしょうけど、この貴乃花親方のペナルティ(例えば「平年寄に降格」の場合)は、審判で土俵そばでファンの眼の前に現れたり、それこそ場内整理やきっぷのモギリとかをやることになったとしても「ファンとのふれあい」はできるわけでしょう?

むしろ、相撲ファンからすると「国技館の入口であの一時代を築いた、平成の大横綱に簡単に会える」という意味ではこれ以上のファンサービスはないですね。

まさに「事件は現場で起きてるんじゃない」のアレですな。

見方を変えれば「事件は会議室で起きてるんじゃない」の某刑事ドラマの名言じゃないですが、ほんとうの意味での「最前線」を、太平洋戦争でいえば大本営でぬくぬくしていて現場も知らん頭でっかちな陸軍将校が、本当に中国戦線や南方戦線で「率先して」銃を持って戦う事になれば、「会議室で話に聞いてたのと、現場ではこんなに話が違うんだな」と気づくこと、痛感することも数多くあるでしょうし、何よりこのような現場の仕事を「屈辱」と思ってやる気ナッシングな勤務態度を取るような奴だったら、上に立つ資格はないでしょうしね。

ゆえにもし貴乃花親方が解雇等をされずに、本当に将来的には理事長を目指して大相撲を改革する気であれば「これはチャンス」と思わなきゃいけませんね。

それこそ大相撲の歴史に残るようなサラブレットな血筋で、中卒で入門してトントン拍子で史上最年少記録ペースで昇進していって、「相撲の稽古・トレーニング以外の」下っ端の苦労とかはほとんどしてないハズですし、「大関・横綱経験者、もしくは大きな一門のドンでなければ相撲協会の執行部にも入れないし、何より協会への発言権もない」という現状を「知る」とすればこれほど最高な現場体験はないと思いますね。そこらへんを踏み間違えるか否かが、今後の貴乃花親方と、大相撲界の将来がかかってるんでしょうな…きっと。

 

…てな事書いてて、あっさり解雇とか、待遇に不満で自主退職しちゃったりしてな。でももし一般人になったらまず兄貴と和解でもしろよ?

 

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