東海道新幹線「のぞみ」の新大阪行き最終で人が刺される…という事件があったらしい。

東海道新幹線の車内で人刺される 複数人けがの情報(NHKニュース)

前の記事を更新した後、Twitterでこのニュースを知ってびっくりした。完全に逃げられないじゃん、あんな密室空間じゃ…(# ゚Д゚)

神奈川県警察本部やJR東海によりますと、9日夜、新横浜駅と小田原駅の間を走行中の新幹線「のぞみ265号」の車内で人が刺され、複数の人がけがをしているという情報が入っているということです。

また、神奈川県小田原市の消防に入った情報によりますと、これまでに3人がけがをして、このうち30代とみられる男性が重傷だということです。

ほかの2人についてはけがの程度や性別などは分かっていないということです。現在、警察やJRが詳しい状況を調べています。

車内では犯人確保とアナウンス

この新幹線に乗り合わせていたNHKの記者によりますと、午後10時すぎに車内には「犯人は確保されました。ご安心ください」といった内容のアナウンスが流れたということです。

たぶんこの新幹線、新大阪に行く最終の「のぞみ」だと思うんですけども…。

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新横浜→名古屋間が完全に「密室空間」になりますやん…。

で、調べてみました。やはり新大阪行きの最終の「のぞみ」だったようです。

実は以前所属してたクイズサークルの頃に、結構頻繁に大阪から遊びに来るメンバーが居て、彼がいつも乗って帰るのがこの「最終ののぞみ」でした。大概は地元の金券ショップで回数券を購入して、定例会が19時とか20時に終わるのを見越して指定券を取ってからこの列車で帰る…というのを続けてましたね。まあ大阪からわざわざ来てもらってるのも申し訳ないんで「大阪にもクイズサークルはいくつかありますから、そっちも参加されたらどうですか?」なんてよく冗談で言ってたんですけどね…。

で、この新幹線、東京駅を出て品川、新横浜までは各駅に停まるのですが、新横浜を出たら一気に名古屋までノンストップになります。ざっと75分間(1時間15分間)。つまり、この間は、どこにも止まらないのである意味で「密室空間」となるわけで、

通常は刃物を持って振り回すキチガイなんか出てくるなんて想定もしてませんから、逃げ場もないし、もうどうしようもないわけですね。確か何年か前に、自殺志望の男が小田原駅の手前でガソリンかなにかで火を付けて乗客を巻き込んで自殺した事件もありましたね…。

成田空港の「検問廃止後の警備システム」は採用できないか?

かといって、新幹線の駅およびホームに、羽田空港などの国内空港のような、わざわざ行列させて手荷物検査だのX線検査だの…の「厳重な」警備システムを導入するのは新幹線の発車本数等を考えればそれは無理でしょうね。

で、数年前にこんな記事が出てました。

成田空港、30日に検問廃止 ノンストップゲート実施へ(Aviation Wire、2015/03/26付)

この頃までは成田空港に関しては、飛行機に乗る以前に、例えば送迎とか通勤とかでも空港の敷地内に入る際には、検問で車の中を点検したり、駅のとこに警備員さんが常駐していて免許証などの身分証明証または空港関係の勤務先の社員証を見せないと入れないという厳重な警戒をしておりました。

それが廃止されたのが2015年3月末のことでした。

成田国際空港会社(NAA)は3月26日、国内の空港で唯一実施している入り口の検問について、3月30日で廃止する方針を明らかにした。当日は正午から、鉄道や車での入場で身分証の提示を求めず、ノンストップで通過できるようになる。

 ノンストップ化するのは、東日本旅客鉄道と京成電鉄の空港第2ビル駅と成田空港駅など。自家用車で利用する場合も対象となる。

 NAAではノンストップ化に向け、2013年3月から2カ月、警備システムの実証実験を実施。人物や車両を監視するPTB入場管理カメラシステムや、爆発物検知装置(ETDS)、爆発物探知犬などを導入していた。実証実験や試験導入、訓練などで警備の質を確保できたと判断し、ノンストップ化の実施を決定した。

 4月8日にはLCC(低コスト航空会社)用ターミナル「第3旅客ターミナル」の供用を開始する。国内線の利用客にはパスポートを保持してない多いことから、供用前の実施に踏み切ったと見られる。

 NAAの夏目誠社長によると、ノンストップ化には、利用者や地域住民、経済団体などから要望が多かったという。社会情勢によっては、入場時に身分証の提示を求めることもあるとしている。

 夏目社長は2012年6月の就任以来、セキュリティーチェックのノンストップ化を掲げていた。

 成田空港は1978年5月の開港以来、来港者に対し身分証の提示を義務付けてきた。

要は、この頃にLCC向けの「第3ターミナル」ができたことと、もともとあの厳戒態勢な警備システムに関しての要望が多かったことがその理由なんだそうですけどね。無論、実際に飛行機に乗る時は例の物々しい手荷物検査とかをやるのは言うまでもないんですけど。

まあこれぐらいだったら、「今後、こういう事件が頻発する」ようでしたら、東京駅を筆頭に各新幹線の駅の改札前に置いてもいいんじゃないですかね? あとはまあ、芝山鉄道みたいに空港敷地内は運行中の列車に警備員が同乗してる…みたいな方法しかないんじゃないでしょうかね?東京←→名古屋or新大阪間に専門の警備員に乗ってもらうぐらいしか。

しかしNHKの記者、「今回も」よく同乗してたな…。

あとは…しかしNHKの記者、思えば至るとこに遭遇するな? 何年か前の中央高速の笹子トンネルの天井崩落事故の時も間一髪助かったという記者の方がいましたね。確かに全国津々浦々、放送局や支局はあるはずだから関係者もそれなりに多いと思うんだけどさ。

ただ、この新幹線は大阪行きの最終の「のぞみ」だから、まあ出張帰りとか、今は大阪にほどよい時間に着く寝台列車がみんな廃止されてしまったんで大阪への出張で最終で前乗りして一泊…というのは珍しくはないでしょうから、そういう意味ではビジネス的にはよく使われている列車なのかもしれませんね。

いずれにしても私自身も、年に何度か新幹線も使うので、こういうのが頻発すると正直困るわなー。対策は難しいかもしれないけどJR各社にはなんとかいいアイデアを出してもらって、事件への抑止と、実際に起きてしまった場合の対策は早めにお願いします。

そして今回、不幸にも怪我を負ってしまった方々の一日も早いご治癒とご回復を祈る次第です。

追記

新幹線「のぞみ」車内で男が乗客刺す、1人死亡 2人けが(TBSニュース)

ああ、助からなかったのか…。あまりにも理不尽過ぎる出来事で言葉も出ない。