昨晩、Twitterで元甲府のダニエル選手の訃報に接して「絶句」した。

【甲府】元DFダニエルさん死去を悼む「勇姿を私たちは忘れません」(スポーツ報知)

昨日、寝る前に布団に入ってTwitterを見てたら、甲府の広報担当の方のリツイートしてた記事を見て思わず絶句し、そのまま寝込んでしまった。

J2の甲府が10日、2011年まで所属していた元DFのダニエルさんが死去したことを公式ツイッターで発表し、36歳の余りにも早すぎる死を悼んだ。

 甲府は「訃報のお知らせ」のタイトルで「2009年から2011年まで、弊クラブに所属しておりました、ダニエル氏(本名:Daniel Silva dos Santos)が、お亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます。偉大なるディフェンダー ダニエルの勇姿を私たちは忘れません」と記した。

 ダニエルさんは2009年にブラジルから甲府に加入。12年に名古屋、14年9月から大分でプレー。16年にはJ3部門のベストイレブンに選出された。がんを患っていることが発覚しチームを退団し現役を引退していた。

ちょうど今季からヘッドコーチとして甲府に戻ってきた内田コーチが1年だけ監督だった年の主力選手で、今でいうとこのエデル・リマ選手に彼の守備面の屈強さと、攻撃面での高さと得点力を加えたような選手だったんですけどね…。

スポンサーリンク

自分よりも年下の選手の訃報は精神的にきつい…。

今年、甲府はキャプテンが10年ぶりに代わりまして、山本英臣選手が2009年から10シーズン続けていたキャプテンを、大卒2年目の小出選手が引き継いだんですね。

甲府、小出悠太が新キャプテンに就任…10季務めた山本英臣から継承(Soccer King/2019年1月26日付)

この山本キャプテンがキャプテンになった2009年にCBのコンビとして組んでたのが、ブラジルからやってきたダニエル選手で、2009年は湘南との壮絶な3位争いで競り負けて4位、2010年は柏にぶっちぎられるものの2位でJ1復帰、2011年は守備が崩壊して16位で再びJ2降格…した直後に、ダニエル師匠は名古屋に移籍したわけですが、とにかく守備が鉄壁だわ、セットプレーの際に前線に出てきての高さはあるわで、ゴールも量産できる稀有なDFだったので、「ダニエル師匠」と呼んで敬愛してたわけですね(笑)。

ちょうどその2009年の途中から我が家でもスカパーを導入して、毎試合、自宅で甲府戦も見れるようになり、浦和から甲府にメインで応援するチームを切り替えた時期で(というのはフィンケ監督時代の浦和のサッカーがあまりにもつまらなく、甲府はJ2で苦戦はしてたもののそのシーソーゲームっぷりがおもしろくて、それが浦和の次に応援してた甲府をメインに切り替えた最大の理由でした)、そんな頃に甲府にやってきたのがダニエル選手だったんで、やはり思い入れが強い選手のひとりではありましたね。当時だと2009年後半に岐阜から移籍してきて、非常にいい仕事をしてくれた(ハーフナー・マイク選手の良き相棒だった)「漢・片桐」こと片桐淳至選手と、まさかここから10年もキャプテンをつとめることになるとは思わなかった山本英臣選手と共に、個人的にも特に応援していた選手でした。

その後、ダニエル師匠は名古屋を退団し、一時はJ3に落ちた大分でキャプテンをつとめたりして「いやあダニエル師匠、頑張ってるなあ。でもそのうち甲府に戻ってこねえかなあ」なんて、スカパーで大分戦を見つつもそんな事を思ってたわけですが、まさか大分時代に既に肺がんに冒されていたとは思わなかったですね…「まさか36歳の若さで逝ってしまうとは…。早すぎるにも程が有るわ」と、文字通り、昨日はショックを受けて半ばふて寝状態で寝込んでしまいましたわ。で、今朝方、ヤフーのトップニュースに出ていて「ああ、夢じゃなくて本当だったのか…」と、何とも言えない気持ちになってしまい、今の状態に至るわけですが…。

しかし一昨年ぐらいから少しずつ同世代の知人・友人が亡くなり、通夜・告別式に参列したりするようになりまして、特に昨年は「いやあ、こいつだけは、四半世紀付き合ってたけど、病気になったって話はマジで聞いたことがねえ」という屈強さを自慢にしてた長年の親友だった岩槻の酒屋の若旦那がまさに文字通り突然亡くなり(新年会でいつものようにバカトークしてその3週間後に亡くなるとは…)、更にそれが引き金で私自身も不眠症になってしまい心療内科に通い、軽度の抗うつ剤と睡眠薬を飲まないと眠れなくなってしまうようになってしまったのですが…。

こうして身近な人、応援していたプロスポーツの選手などの訃報に接して「死を身近に思う」こと自体が、少しずつ歳をとっていくことなのだろうか、または生きていく上で自分の死の瞬間までに誰もが避けられない通過儀式のようななのかもしれないなと、更に残された自分の時間をどう有意義に過ごすかなどといろいろと考えてしまいますね。

改めてダニエル選手のご冥福をお祈りいたします。できればまたあの世で素晴らしいサッカーをしてる事を祈ってます。