亡くなった勝武士さんは4年前に低血糖障害で不戦敗してたらしい…。

珍事!低血糖障害で不戦敗(日刊スポーツ、2016年1月17日付)

今日、新型コロナウイルスによる多臓器不全で亡くなったという高田川部屋の勝武士さんという力士の話の続きなんですが。

4年前の日刊スポーツの「大相撲裏話」という記事にこの力士の話が出ていて驚いた次第で。いやいやこの時点で、そんなに重い糖尿病だったとは…。

4日目の三段目の取組で、珍事が起きていた。西54枚目の勝武士(24=高田川)は土俵下の控えで全身が紅潮して手が震え、取組直前で異例の不戦敗。審判で異変に気づいた峰崎親方(元前頭三杉磯)から「相撲は取れるか」と聞かれると「できれば、このまま帰りたいです…」と訴えた。相手の朱鷺ノ若も「審判の親方から『不戦(勝)だよ』と。ビックリした」。峰崎親方も「初めてだよ」と驚きを隠さなかった。

 原因は2年前に患った糖尿病による低血糖障害だった。当日は取組前に「エナジードリンクとチョコ」を摂取したが、薬は飲んでいなかった。定期通院しておらず、自己管理不足がたたった。駆け付けた師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からは「野菜を多めに取るとか、自分で考えてやらないとダメ。プロだから」と諭された。朝稽古前は食事しないのが角界の通例だが、特例も認めるという。

 6日目は出場し、体重250キロの謙豊を力強く押し出し。元気な姿を見せ「不安とか緊張も原因だったみたい。薬も1日3回飲むようにして、昨日も検査して異常はなかった」と、ばつが悪そうに笑った。

 病気ではないが、陣幕親方(元前頭富士乃真)は現役時代に土俵から落下した力士とぶつかり左足を骨折。引退に追い込まれた過去もある。土俵外でも、力士は命懸けだ。

いやいや、これはかなり重度な糖尿病じゃないすか…。何より「全身が紅潮して手が震える」ぐらいの低血糖症状ってのは半端なく重いですわ。

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たぶんその後から「通院」はしてたとは思うんですけども…。

これは推測に過ぎないんですけども、こんな「不戦敗騒ぎ(?)」を起こしてしまった以上は本人も責任を感じてるでしょうし、特に角界での有数の「稽古や力士の管理には厳しい」事で定評がある元・安芸乃島の高田川親方からは諭されたそうですが、実際は「健康管理も兼ねて定期的に通院しろ!!相撲が取れなきゃ意味ねえだろ!!」と叱られたと思うんですね。

ゆえに、その後、食事療法まではしたかどうかはわかりませんが、たぶん飲み薬を処方してもらうために月イチ程度で「通院」はしてたとは思うんですね…そうじゃないと、本場所を不戦敗するぐらいになるって事は、力士としては「やっていけない」ぐらいの危機感は覚えると思いますし。もしかしたら飲み薬どころかインシュリンも投薬してたかもしれないですね。お腹にプシュッと小さい針で注射するタイプのとか…。

ついでに書くと、力士の場合は一般の病院に通院してる事も多いそうですが、基本的には両国国技館の中にある「相撲診療所」というのがあって、協会関係者は確か無料ないし廉価で診察や治療をしてもらえる医療機関があるんですね。また基本的には幕下以下の力士たち(昔は「褌担ぎ」「取的(とりてき)」、今は「力士養成員」「若い者」とか呼ぶそうですが)は、健康保険や年金等に関しては全て相撲協会が払ってくれるので、「病院に通うようなカネはない」ような事は基本的にはないそうです。

まあそれでもなんやかんやでめんどくさいとか億劫とか、注射が苦手など(力士だと太りすぎてて腕の血管から血が取れなくて拳や指から取る人いるそうですし)で行かない人もいるそうですけどね。たぶんあれだけ稽古に厳しい高田川親方が「おい、病院行ったのか?」ってチェックもしてたでしょうし、私個人としては通院して薬の投薬とかはしてたんじゃないかなあとは推測しますです。

あとは実際に私の友人にもいたんですが「もともとの家系の遺伝子的に高血糖値」なタイプもいるそうで、酒は全く飲まない・飲めないのに糖尿病の気があるという人もいますね。なので単純に力士故に「体重を増やさなきゃならん」ので大食いで肥満体になるから血糖値が高い…という例の他に、父親や祖父の代から代々糖尿の気があるとか、同じ糖尿病でも「1型」と「2型」というのがあって、通常「食べすぎ」などでかかるのは2型なんですが、膵臓からインシュリンが分泌されずになってしまう1型というのもありまして、単純に「力士だから、太っているからなるもんだ」とは言い切れない側面もあったりします。

かくいう実は私も血糖値が高いもんで(数年前に市の定期検診で発覚しまして)定期的に通院して薬を処方してもらって1日1回そういう薬を飲んでるんですが、今までそこまでの低血糖症状にはなった事は一度もないもので(せいぜい「少しだけ喉が渇くようになった」なあとは思いますけどね)。それを思うと…やっぱりねえ、と。

それと同時に本当に新型コロナウイルスが、こういう糖尿病などを持っている患者さんは特に重症化するという話は本当だったんだ、とそこらへんをしみじみと考えてしまいますね…。

特に相撲部屋は「基本的には力士たちは集団生活で関取以外は皆大部屋暮らし」ですし「巨漢の人たちが、毎日、15尺の土俵でぶつかり稽古をして、更に稽古後はちゃんこも一緒に食べるような「3密」な環境」でこれまで稽古や日常を過ごしてきた慣例(しかも古くは江戸時代から。小さい相撲部屋でも部屋ごとに土俵・稽古場が置かれるようになったのは戦後からだそうですが)でずーっとやってきて、これが場合によっては「仇となった」可能性があるだけに。

しかしまだ28歳とは…。改めてご冥福をお祈りしたします。

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