・自民 甘利氏 党幹事長辞任の意向固める 岸田首相 近く判断へ(NHKニュース)
っかし今回の総選挙、甘利幹事長が小選挙区で落ちるかも…というニュースを聞いてこれほどワクワクした選挙も久しぶりでしたな(^_^;)。まあ惜敗率で比例区で当選したようですが、そもそもなぜこの人を幹事長に?(失笑)
自民党の甘利幹事長は、今回の衆議院選挙で小選挙区で議席を確保できなかったことを受けて、幹事長を辞任する意向を固め、岸田総理大臣に伝えました。岸田総理大臣は、選挙結果や党内情勢などを踏まえ辞任を認めるかどうか近く判断することにしています。
自民党の甘利幹事長は、今回の選挙で神奈川13区から立候補しましたが、立憲民主党の新人候補に及ばず、小選挙区で議席を獲得できませんでした。
自民党の現職の幹事長が小選挙区で議席を確保できなかったのは、小選挙区制度が導入されて以来初めてです。
これを受けて甘利氏は、責任をとりたいとして幹事長を辞任する意向を固め、岸田総理大臣に伝えました。
これに対し岸田総理大臣は「自分に預からせてもらいたい」と述べ、選挙結果や党内情勢などを踏まえ甘利氏の辞任を認めるかどうか近く判断する考えを示しました。
甘利氏は、先の自民党総裁選挙で岸田総理大臣を支持する方針をいち早く打ち出して陣営の幹部を務めるなど勝利に貢献し、先月1日に行われた党役員人事で幹事長に起用されたばかりでした。
まあ幹事長、特に長らく政権与党としてやってきた自民党の幹事長の役割ってのは、昭和40年代の田中角栄氏が(佐藤栄作内閣の頃の)幹事長をやっていた頃の話でも↓こんな役割があって、今もほぼほぼ変わってないと思うんスけどね。
てな感じで、こちらはさいとう・たかを先生の「大宰相」という政治漫画の話なんですが、この幹事長の采配の塩梅で勝敗が決る側面もありまして、むしろ総理総裁よりも選挙に関しては非常に重要で本来は幹事長本人は自民党本部にずっと詰めているか、自党や自派の応援演説に全国行脚しているハズで、まず何よりも「幹事長本人がほとんど地元にしなくても選挙では圧勝」というのを前提に、そういう自民党の大物議員が就くもんだ…と思ってたんだけどねえ。まさか幹事長本人が小選挙区で落選するとは(失笑)。
で、仮に総選挙で大勝したとしても、その次の参院選で大敗なんかしたりすると、
それはそれで責任取らされて詰腹を切らされることにもなるんで党の幹事長ってのは大変なんすね、ええ(^_^;)。
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結局、「大変なこと」にはならなかったようで┐(´д`)┌ヤレヤレ
・甘利幹事長まさかの落選危機で錯乱状態!「私がいなくなれば大変なことになる」と絶叫演説(日刊ゲンダイ)
で、こちらは日刊ゲンダイさんに前日に載ってた記事ですが、まあ「いっそ落ちねえかなあ」とニヤニヤしながら見てました(をい)
まさかの落選危機に周章狼狽のようだ。
同志の応援に飛び回る立場のはずが、選挙最終盤で神奈川13区に引きこもってしまった甘利幹事長。29日も選挙区内を回って支援を訴えた。
■UR口利き疑惑に恨み節
白ジャンパーに名前入りのタスキをかけ、ビールケースに乗って始まった演説は、URをめぐる“口利きワイロ疑惑”について、「卑劣な誹謗中傷戦。これはもう犯罪です!」と泣き言から始まった。「後ろ指をさされるようなことは何ひとつしていない」「私が知らないところで起こった」というのだ。誹謗中傷は「絶対に許すことはできない」とヒステリックに叫んでいたが、足を止める人はいなかった。
経済安全保障に話が及ぶと「私は未来を見通せる」と言いだし、「その私がいなくなれば大変なことになる」「未来は変わっちゃう」と訴えた。最後は「私の手の中には日本の未来が入っている」「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫。ほとんど錯乱状態だ。
甘利幹事長がここまで焦っているのは、立憲の太栄志候補の猛追に加え、公明党との関係が良くないため思うように票固めができないからだ。
「“政治とカネ”の問題にシビアな学会女性部に敬遠されている。地元では、日頃の不遜な態度も不評を買っています。弱り切った甘利幹事長は、公明とのパイプが太い菅前首相に『なんとかしてもらえないか』と泣きついたようです。プライドの高い甘利さんが“政敵”に頭を下げなければならないほど追いつめられているのです」(自民党関係者)
■「洞察力ある重厚な政治家」
演説後のぶら下がり取材で、選挙終盤に突然、ポスターを変えた理由について聞かれると、「日本を代表する政治家としてのコンセプト」「洞察力のある重厚な政治家というイメージ」で当初はモノクロにしていたが、「ニコニコ明るい甘利さん、我々の甘利さん」という地元の声があってカラーポスターに直したと説明していた。
自民党幹事長が落選なんてことになったら大変なことだ。甘利幹事長は自分の未来を見通せているのか。
しかしなぜ岸田総理はこの人をよりによって党幹事長に選んだんだろうな。
とはいえ、結果的には自民党は単独多数には達したとはいえその党幹事長本人が小選挙区で落ちるっていう「ガチっぷりな」選挙は、とっくに期日前投票もしてきた手前か、野次馬気分でえらく楽しませてもらいましたわ、はい(笑)。
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