ロッテ・井口新監督に王貞治氏が物凄いありがたいエールを贈ってくださった。

王さん ロッテ井口監督に逆説エール「いい監督にならなくていい」(スポニチ)

昨日の井口資仁氏の引退記念パーティーの話です。

例の謎の魚も乱入した、という(苦笑)

今季限りで現役を引退したロッテ・井口資仁監督(42)が3日、都内のホテルで引退記念パーティーを行い、約550人が出席した。21年間の現役生活を終え「あっという間。これで選手という肩書が全て外れたかな」と感慨深げだった。

 そんな「新監督」に、ソフトバンクの王貞治球団会長から球団の枠を超えた金言が授けられた。「いい監督にならなくていい。選手にとって“厳しいことを言うな”と思われていい。強烈な、少々強引な監督としてチームを引っ張ってほしい」。そのためにも、王会長はとにかく「やらせることが大事」と加えた。これには井口監督も「1年目なので思い切った采配ができたらいい」と応じた。

 井口監督にとって、王会長はプロの第一歩を踏み出したダイエー入団時の指揮官だ。打撃練習では「とにかく120%で打て」と言われ続け、全力で振った。それが成長につながった。若き日を思い出しながら「常に的確なアドバイスを頂いた。自分も選手が迷っているときに的確なアドバイスを送りたい」と気持ちを新たにした。

 日本一と世界一を経験し、9月24日の引退試合では9回に劇的な2ランも放った。王会長には「我々の世界は運を持っていないと駄目。彼は大変素晴らしい運を持っている」と絶賛され「これからはチームを導く立場になる。持っている運は新たな形で生かされると思う」と太鼓判を押された。恩師の言葉に、井口監督は思わず笑みをこぼした。

いやあさすが王貞治氏だわ…。ちなみに私はどっちかというと、ONだと長嶋サンよりも王サンの方が好きなんスけどね(というか以前は「巨人ファンだけど長嶋嫌い」の祖父の影響で巨人ファンになったんで長嶋サンはいまいち…だったんすけど。同じ千葉の同郷なのに(苦笑))。

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王さんも監督時代、苦労してたからなあ。

ふと思い出したのが、王さんも40代そこそこで巨人の助監督→監督に就任して、若かったがゆえに、江川・中畑両選手ともあまり友好な関係ではなかったですし、頑固一徹な性格で選手との軋轢を生むようなタイプの監督だったそうですね。で、わずか5年で巨人の監督をクビになってしまい、その数年後に、当時はまだ弱かったダイエーの監督になったんですけど、負けた試合の後、ダイエーファンから選手や監督たちが乗ってるバスに大量の卵を投げつけられるって出来事も経験してましたしね。

その後はダイエーを日本一に導いたり、ソフトバンクに身売りしてからも監督や球団会長などをつとめられて、一時期は大病も患いましたけど未だにこうしてお元気で活躍されているのを見て「いやあいつまでもお元気でいて欲しいなあ」思わず尊敬と敬愛を込めて目を細めて見てしまいますね…。私がこんな感じで見てしまうのは、現在は野球の王さんと、将棋の加藤一二三九段ぐらいなもんですわ(苦笑)

そう考えると、今の井口氏の年齢の頃は、巨人で助監督として、藤田元司監督のもと色々と「監督の為の勉強」をしてた時期で「引退即監督ってのも大変だけど、やりがいはあるから頑張れよ」っていうニュアンスで「いい監督にならなくていい。選手にとって“厳しいことを言うな”と思われていい。強烈な、少々強引な監督としてチームを引っ張ってほしい」って言ったのかなあって思う次第です。無論、ご自身の経験もふまえてね。

ロッテ井口監督に王会長が金言「厳しい」と思われろ(日刊スポーツ)

一方で日刊スポーツの見方もおもしろいですね。

ロッテ井口資仁監督(43)が恩師から金言を授かった。3日、都内ホテルで自身の引退記念パーティーを開催した。97年にダイエーでプロ入りした時の監督であるソフトバンク王球団会長が来賓あいさつ。同じパ・リーグの指揮官となった教え子にエールを送った。

 王会長 良い監督には、ならなくていい。選手に「厳しいな」「難しいな」と思われてもいい。とにかく、やらせること。強烈な、少々強引な監督としてチームを引っ張って欲しい。

 監督歴代8位の1315勝を誇る王会長でさえ、監督時代を振り返り「もっと、やらせておけばよかった」と思うという。「良い監督と思われるということは、甘いということになる。厳しくやって、選手がボヤくようなね」と補足した。

 井口監督は王会長の言葉に意を強くした。今秋キャンプでは、例年より1時間早く練習開始。徹底的に振り込ませた。「とにかく、やらせてますからね。でも、やらせるだけでなく、自らやる練習スタイルを秋に作りました」と、井口流のプラスアルファも強調。王監督の下、練習から120%で振ったことが土台にある。「基本があるから、ソフトバンク打線は破壊力がある」。王者に負けないチームを築く。

「良い監督と思われるということは、甘いということになる。厳しくやって、選手がボヤくようなね」って言葉が「重い」なあ(笑)。あれだけ実績も作り、辛酸を嘗めてきた王さんが「もっと、やらせておけばよかった」っていうぐらいなんですから。やっぱり監督って仕事は責任も重いけど、やりがいもあるし、広く深い世界なんだろなあ、としみじみ思う次第でした。

人を育てるのは難しい。

仕事の場合は先輩後輩で引継ぎ等がある際にいろいろと教えるわけですが、要諦の部分だけさっと教えてあとは細かい部分は自分自身で経験を積んで、わかんないことがあったら聞いてね、というスタンスを取ってます。

一方で「うわ、難しいなあ」と思ったのは、趣味のジャンルの「サークル運営」の方。昨年20数年間在籍(というか自分で作った会なので「主催」)してたクイズサークルを辞めたんですが、まあ後輩とかを育てるのは大の苦手でしたね。よく25年近く、ほぼ毎月のようにやってたわ、というぐらいに。

というのは、まず第一に「趣味の世界」だから、という部分。自発的にやってナンボのもので、やはり誰も「好きじゃないことを嫌々やる」のは趣味の世界で押し付けるのは難しいです(やり方しだいではメンバーが減ってしまいますしね)。それともうひとつ、ここの会は実は「さだまさしの深夜ラジオ番組のリスナー仲間のオフ会」から始まった会で、さだの話に飽きて、いろいろと遊び始めた一環でクイズを始めた…という、「クイズが後からやってきた」会だったんですね。

※創立10年までは「さだまさし研究会」と名乗りつつクイズやゲーム企画をやっていて、11年目からは「クイズサークル」と名乗り始めたという異色の会でした。

なので、「さだ研」時代の古くからいるメンバーは「ゲーム(ここの会は当時はカードゲームやじゃんけんなどのクイズ以外の企画もかなりやってました。今は知りませんが…)の一環でクイズ」を楽しんでる人たちでわざわざ自作問題を作ったり、企画をやったり…というは最初から望んでないという人たちがいる中で、後から入ってきた人たちの中に、「クイズだけを楽しむ」為に入ってきて、「ゲーム企画」を明らかに軽視・蔑視する輩も少しずつ増えてきて、定例会では盛り上がるんですが、業務の部分では、サークル自体の空気がが「半分に割れていた」ので、後輩に業務を託す場合は、そこの人間関係のバランス等も考慮しないといけなかったので「だったら俺がひとりでやっちゃった方がまだ楽でいいわ」って20数年続けていた、という理由もあったのです。

↑前の会の写真(2013年3月)。毎年3月の「周年記念定例会」では結構大人数で定例会をやってました。

結局、自分が辞めたあとは、古くからいるメンバーが「単調なクイズ企画か、企画者の自己満足で「凝ってるだけ」のわかりづらいゲーム企画ばかりで、つまんなくなった」と、少しずつ参加人数も減り、私が辞める直前は20人を超える盛況だったのが、最近は10人行けばやっとという小ぶりな会になってしまったそうですね。私が辞めた後に入ってきた人たちも何人かはいるにもかかわらず。

一方で私自身は「そういう業務が煩わしい会ではないのを作ろう」と、半年以上休みつつ構想を練った後に、今年4月から辞めた会で20年以上の付き合いがあった友人の実家(酒屋のビルの3階にフリースペースがありましたので、「そこ使わない?」って誘われたんですね)で新しいクイズ&ゲームサークルを立ち上げて、今のところ、ほぼ隔月から3ヶ月に2回ぐらいのペースでキープしてるんですが、100%、辞めたクイズサークルを「反面教師」にしてやってます。

※なお私以外のメンバーは、前の会と掛け持ちでやってる人と、あっちを辞めちゃった人(「お前が辞めてから俺らも居場所がなくなっちまった」って言ってた人がいてそれは申し訳なく思いましたね…)、あっちの会を知らない人などがそれぞれ混在してますね。

↑今参加しているクイズサークル。初年度から参加人数が10人、つまり2ケタに達するとは予想外でした(汗)

↑早押しクイズ以外の「近似値」クイズ企画とか、

↑前の会よりもゲーム系企画を増やして、クイズ:ゲームの比率をほぼ5:5に引き上げてます。なのでジェンガも(笑)

今のところは私と同世代か少し下と少し上の人たち(下は30代半ば、上は50代そこそこ)が中心で、おおよそ10人前後の小さい集まりなんですが、もし学生さんとか、やる気のある初心者の方が参加されるようになったら、無理なくわかりやすく、それでいて寛容な姿勢で「教えられることがあったら、なんでも教えるから遠慮なく聞いてね」という姿勢で、やっていこうかなと考えている今日このごろです。

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