思うに「全国組織の」PTAはもう必要ないと思うけどね。無論、都道府県単位もだけど。

東京都小学校PTA、全国組織退会へ 全国初 「現場の声反映なく」(毎日新聞)

昭和の頃だったらそれなりに圧力団体になったりして、政治家やお役所等に圧力かけて学校の環境改善とかに役に立ったのかもしれないけども、今や偉い人のメンツのためだけに下の方から上納金吸い取られてそれでいて何も役に立たないんであれば、こういうのはもういらないんじゃないですかね。

東京都小学校PTA協議会(都小P)は18日の総会で、来年3月末に全国組織の「日本PTA全国協議会」(日P)から退会する方針を決めた。会費負担に見合う活動を日Pがしていないことなどを理由に挙げた。7月の理事会で正式に退会が決まる見通し。日Pによると、都道府県や政令市のPTA組織が退会すれば、全国で初めてとなる。

 日Pからの退会を巡っては今年3月、京都市の市立小中学校などのPTAでつくる「京都市PTA連絡協議会」の会長(当時)も会費負担や「現場の声が反映されない」などを理由に日Pからの退会を提案。理事会では3分の1を占める校長らの反対多数で否決されたが、日Pの存在価値を問う動きが相次いだ格好だ。

 都小Pは、都内の公立小学校約1260校のうち190校のPTAが加盟。5月の理事会に出席した理事12人のうち11人が退会への協議を始めることに賛成。18日の総会では、退会で都道府県間の連携が不足することなどへの懸念の声も上がったが、定数54人のうち委任状を含む35人で採決し、賛成29人、反対1人、棄権2人、無効3人で理事会の方針を了承した。

 総会では、退会方針の理由に▽日Pに会員の声を吸い上げたり、会員同士の交流を深めたりする意図を感じない▽年会費で集める約180万円(児童1人当たり20円)の半額を日Pに納めているが、全国大会や中学生対象の事業への支出が多く、会員に納得する説明ができない――の2点を挙げた。

 総会後、都小Pの岡部健作会長は取材に対し「(日Pは)トップダウンで、会員の声を吸い上げる仕組みがない。一度たもとを分かつことも必要だ」と述べた。

 日Pは2021年度、加盟団体である都道府県や市町村単位のPTA組織などから約7600万円の会費収入があった。各PTA代表者の意見交換会や文部科学省の方針の共有などの役割を果たしているとする。日Pの青羽章仁常務理事は「国に保護者代表として声を届けられる役割もあり、その必要性が理解されないとすれば残念だ」と話す。

 PTA問題に詳しい文化学園大の加藤薫教授(日本文化論)は「日Pは大規模な全国大会や研究会に人や予算を充てているが、効果を実感していない保護者は多い。共働き家庭が増えてPTA活動が負担になるなか、活動の存在価値を問う動きが出てくる可能性がある」と指摘している。

まあ個人的には「東京都」などの都道府県単位のPTA組織もゆくゆくは要らなくなると思いますけどね。せいぜい「横のつながり」が必要であれば市区郡町村の単位で充分なんじゃないでしょうかね。

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自分が親になって、PTA役員を”買って出て”くれる人たちの有り難さを(苦笑)

実は私自身も「そろそろ息子の通学先の学校で、PTAの役員が回ってくるんじゃないのかな」って感じになってきてるんですね。

息子も今年で小学校3年生になるので「うーん、そろそろ回ってくるな、こりゃ」って感じです、はい。もともと児童・生徒の数は少ないし、人手が足りないし、保護者の数も少ないんで回ってくる確率はそれなりに高くなる」ようです。具体的には息子の通学先の場合は子供が小4-5になると1回は回ってくるらしいんですね。

そういえば…で思い出したのは私が小学生の頃の通学していた公立小学校のPTAの話で、うちの母親もうちは私の下に弟・妹がいて、しかも妹は6学年下で「私が小学校を卒業する年に小学校を入学する」年齢差があったんで、結局、同じ小学校に12年間も保護者として在籍してトータルで2回ほどPTAの役員になってました。ただうちらの時代は「団塊ジュニア世代」で子供がめちゃくちゃ多かった時代(6学年で620人もいましたので、今は200人もいないようです)で、それなりに確率は下がるので「12年間で2回」ぐらいで済んでたようですね。ただし役員になっちゃった前後は私にめちゃくちゃ愚痴ってましたが(苦笑)。

でもここらへんは実はうまくできてるもんで、620人も子供がいると「何人かは率先してPTA役員になってくれる」ありがたい保護者の人も何人かはいるんですね。私の時代は半ば無理やり勧誘されて3年間もやる羽目になった少年野球チームの監督さんが長らくPTA会長もやってました。実はこの人、本業がガラス屋の下請けの更に下請けの自営業のオヤジで会社づとめではなく軽トラひとつであちこちの現場に行く仕事だったんで「仕事の合間に小学校にふらりと来て、校長先生や担当の先生と気軽に打ち合わせをする」ような稀有な人がいまして、この人がしかも仕切り上手でえらく重宝してたようです(その分、ワンマンで側近を固めるのもうまかったようですけどね)。で、この人もお子さんが3人いて、一番上の息子さんと一番下の娘さん(私の1学年下でした)が9学年差だったんで、うちの母親よりも長く、同じ小学校に15年も保護者として在籍してたのでおのずからPTA会長をやるようになって張り切ってやってましたねえ(笑)

※この頃は団塊ジュニア世代だったんでこういう3人ぐらい子供が居て、6-7学年差だったんで転校がなければ10数年もPTAに参加してた親御さんも結構多かったようです。

…ただ私自身、この「監督兼PTA会長」が、いつもタバコスパスパしながらガミガミ怒鳴るだけの、しかも野球の采配が下手なオッサンで3年間ずーっと「うるせーおっさんだな、おい」としか思わなかったんですが、自分が親になってしかも息子が通学するようになってからは「あー、意外に周りから重宝されてたんだな、あの人」って見直すようになりましたね。

それにしても私が少年野球を卒業した頃(今から35年前)に今の私の年齢(47-8歳)ぐらいのオッサンだったから…あー、生きていれば83歳か。あんなにタバコスパスパ、更にお酒もよく飲んでたからたぶんもう生きてねえだろうなきっと(笑)

息子の通学先のPTAでも「上の協議会」からの脱退がありました。

で、うちの息子が通っている学校のPTAも少し前に上の協議会を脱退するか否かの意見を求めるアンケートのようなものがあって最終的には協議会を脱退してました。というのは、定期的に上の協議会の会合が年に数回ぐらいあってそこに役員を派遣しないといけなかったらしいんですね。結構電車で1時間半ぐらいかけて出かけなくてはならなかったようで。勿論、交通費は経費として出してくれてたようですが、それ以外は基本的に手弁当だったようです。

なので今のPTA会長さんだったか渉外担当の方だったかが「できれば代わってほしい」とおっしゃるも、代わりに手を挙げる人はいない。でもなんやかんやで上の協議会のようなとこに所属していても昔と違って画期的な改善点があるわけではない。だったら「新しい役員さんを立てる」か「いっそ協議会から脱退する」の二択になって保護者にアンケート回答を求めてきましたね。結局、圧倒的多数で「脱退OK」になって、そのまんま脱退してしまったんですが…結局、脱退した今、何が変わったかといえば「ほとんど変わってない」んですね。まあそんなもんだろうなって思ってたとおりでした、はい。

なので、都道府県単位の協議会ですら「たぶん全校加入」はしてないでしょうし、脱退する自由はあるハズでしょうから「今どき、全国組織のPTA協議会なんか必要あんのか?」というのは当然でしょう。例えば校長先生の退職後の天下り先とか、本当にPTA活動が物好きで生きがいでそれでいて全国組織で権力をもったような事をやりたい人…あたりでなければもうつとまらないんでしょうね。

ちなみに妻とは、先程のアンケートの時に「もし息子の学校のPTAの役員の話が回ってきたら」という話もしまして、うちの妻はそういうのが苦手なんでたぶん私が行くことになると思います。まあ基本的に人見知りはしないし(介護離職するまえに郵便配達の仕事を長らくしてたのが本当に助かりました(苦笑))、やれといえばやるのはやぶさかではない…んですが、「ただしあくまでもボランティアでやるんだから、無償程度のそれなりの仕事しかやらないし、自分のキャパの限界まで背負うつもりはない」というのが結論でしたね。あとは「ムダに長くはやらない」とも。

それは少し前に、

【謹告】約25年間主宰・参加していたクイズサークルを退会しました。

2016年6月24日

6年前に約25年続けていた「クイズサークル」を辞めた時の反省点でもありまして、ここでは「自分のキャパを超えるだけの仕事量を抱えてしまい(それとメンバーの無理解も相まって)心身ともに不調になるほど自分自身が壊れてしまったということが大きいですね。そしてその翌年に「ユルい」クイズサークルを立ち上げたんですが、いの一番に決めたのは「趣味のサークルごときで決して無理はしない」「そしてやめたくなったらさっさとやめる」でしたね。

まあそれを前提に仲間が集ったので、無理解なメンバーは皆無ですし、今年で5年になりますがストレスが溜まらないというのは本当に助かっています。何より「業務量」を確信犯的に前のサークル時代の9割減に成功させたんですが、実際は前のサークルの時よりもスームズかつ機能的に動けているんですから周りに助けられているし、自分自身の限界を知ることができてそこは辞めてよかったかなあとは今は思っていますね。特に煩雑だったのが「人間関係」でした。

なので仮にPTAの役員になっても「煩雑な仕事や、ましてやめんどくさい人間関係までは背負うつもりはない。勿論、一応人の話は聞くけども、俺自身はボランティアとして最初から弁えて自分の判断で最後は決めるから」というのは妻との確認事項でしたねえ。とはいえ、ここ数年はコロナ禍で保護者やPTAが集まるということが大激減したそうで、ちょうど「既製のものが不可抗力的なものも相まって、時代の変化と共に変わらざるをえない」時代にも入っているんでしょうね。ましてや「PTAの全国組織」だなんて。

でも考えてみれば昭和の頃だって、「悪書運動」とか、例えばドリフの番組とかの悪口言って圧力かけるぐらいしか能がなかったんだから平成、いや令和の世の中にはもういらないでしょう。ましてや下部組織から上納金取っていまさら何するつもりだったんだお前ら、とか(失笑)

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