・大谷翔平への不適切発言が炎上 米人気コメンテーター「史上最悪コメント」(日刊スポーツ)
オータニさーんの話で。んな、ハワイ出身でもモンゴル出身でもエジプト出身でも、稽古と共に日本に馴染んで通訳を介さずに日本語で喋れ、の大相撲ぢゃあるまいし(失笑)。
ホームランダービーで盛り上がる陰で、米国の人気コメンテーターがエンゼルス大谷翔平投手(27)に関して不適切発言をし、大炎上する騒動に発展した。
ESPNの番組「ファスト・テイク」に出演し過激な発言で人気を博しているスティーブン・A・スミス氏が、12日の番組内で大谷について言及。「MLBの顔になる選手が、通訳が必要というのは良くない。MLBにとってマイナスだと思う。ブライス・ハーパーやマイク・トラウトのような(米国人)選手が必要だ。残念なことに、現状はそうなっていない」とコメントした。
これが差別的だと大問題となり、米メディアとSNSで批判が集中。ツイッターではスポーツ記者やメディア関係者から「番組史上最悪のコメント」「ばかげた意見」等の厳しい声が上がった。
スミス氏は大炎上に気づき、その日のうちに自身のツイッターで長文の謝罪を掲載。「私は決して、アジアの人々に対してもショウヘイ・オオタニに対しても、攻撃する意図はなかった。アフリカ系アメリカ人として、先入観を持つことがいかに問題になるかを十分理解していた。ばかなことをした。本当に申し訳ない」などとつづった。その謝罪投稿にもコメントが殺到しており、騒動は簡単に収まりそうにない状況。同氏は以前にも、大谷について「そんなにすごい選手ではない」などとコメントし、物議を醸していた。
しかしまー、あっちにも張本勲氏とか広岡達朗氏みたいなうるさ型のコメンテーターっているんだな、と。むしろこういうご老人はTwitterどころかインターネットなんかもたぶんやらないからなまじっか「安全圏」で吠えても許されているだけに、まだこっちの方が「健全」なんじゃね?というツッコミも(爆)
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まああんたみたいな奴が、慣れない英会話で言葉尻を(以下略)
で、他のスポーツでは大相撲ではかつての高見山関→東関親方を始めとしたハワイ・アメリカやモンゴル、ヨーロッパ、さらには大砂嵐関のようなエジプト…と言った、様々な国から極東の日本に来て、しかも他の同じ相撲部屋の日本人力士と稽古や寝食を共にして日本語もマスターして(相撲教習所では日本人力士よりも少しだけ長く通って勉強するようなシステムもあるそうで)、関取になる頃にはNHKのインタビューとかでもペラペラ喋れるまで達しているのは本当に凄いなあ…と思うことが多いですね。
それでいて下手にスピード出世しすぎて上の番付で活躍しすぎると「ガイジン」呼ばわりされるわ、日本国籍を取得してないと引退後に相撲協会に残れないわ、で、未だにアレな制度も残ってるのは如何なものかとも思うんですが。
・大谷選手は英語を話すべきか、米スポーツ界で激論勃発(フォーブス)
で、フォーブスの記事でもこの話が。ちょっと長いので、この辛口コメンテーター氏の発言を元にいろいろと意見が出たとこの2ページ目のとこだけ引用させていただきますが、
英語を強制することの傲慢さ
ESPNのスミスの同僚であるスタッフライターのJoon Leeは、選手に「英語を学べ」と言うのは、「移民たちが抱える困難を過小評価するものだ」とツイートした。元スポーツ・イラストレイテッド誌で、現在はウェブサイト「ジ・アスレチック」のRichard Deitschは、「スミスの発言は完全なゴミだ」と書き、「大谷選手が通訳を使うことは、彼のことをもっと知りたいと思っている米国の報道関係者や一般の人々にとって有益だ」と付け加えた。
ニューヨーク・ポスト紙のスポーツライター、Peter Botteは、「大谷選手の出現は、MLBに起こった最高の出来事の一つだ」と述べ、「彼が話す(あるいは話さない)言語を理由に、それに反する提案をすることにうんざりさせられる」と投稿した。
「米国社会の中のアジア人は、東西の文化や言語の隔たりによって、永遠の外国人として扱われている。そんな中、投球と打撃の双方でオールスターレベルの実力を発揮し、それらの課題を乗り越えている大谷は、まさに野球の顔と呼ぶべき存在だ」と、ESPNのライターのJoon Leeは書いた。
大谷選手は、91年のMLBオールスターゲームの歴史の中で、打者としても投手としてもチームに参加した初めての選手だ。
いずれにしても言葉のニュアンス(特に細かい部分、言って良い部分とそうでない部分)ってどこの言語にしても難しいもんで、私的なコメントならばまだしも(しかも下品なスラングを平気で連発するようなこのコメンテーター氏みたいな人も含めて)、公的なコメントに関しては、しかもこんだけの何十年にひとりの選手がたまたま東洋人・日本人で出てきて「おもしろくない」と思う人種差別的な感じをもった人が少なくないお国柄では、「そりゃ通訳つけて、ビミョーなニュアンスはしっかりと考えて出したほうがいいよね」とも思うことは当然でしょうしね。日本語ひとつをとっても「すみません」の一言を様々な場面で全く違った用途で使うことが多いように。
無論、先人…例えば、野茂英雄、イチロー、松井秀喜、松坂大輔、上原浩治の各選手などなどの日本でも米国でも大活躍したプロ野球選手、他競技でいえば今年、マスターズを制したゴルフの松山英樹選手とかもたぶん似たような話はあったんでしょうね。いずれもたぶんチームメイトとかとは、日常界隈に問題ない程度の英語は話してたと思われますし、今もMLBで大活躍している前田健太、ダルビッシュ両投手なども、先人がある程度開拓し、「日本人選手にはこうして通訳をつけろ」的なやり方もちゃんと確立できている昨今ゆえに、まあこの辛口コメンテーター氏も「こんなに影響がでかいとは」とびっくりしてるんではないでしょうかね。
その上でむしろネイティブな英語で直接喋ってインタビューをしたとしても、微妙な言葉の使い方の言葉尻ばっか捉えて揶揄するのは確実にこういうコメンテーターみたいな人たちですからね。いわば「お前みたいな奴がいるから怖くてわざわざ通訳をつけてんだよ」というのが模範解答っちゃ模範解答でもあるんでしょう(苦笑)
しかしそれにしてもオータニさーん、毎朝、6時台のテレ朝のニュース番組のスポーツコーナーを見ながら朝飯を食べてるんですが文字通り「一日たりとも見ない日はない」ぐらい、毎日のように彼の大活躍を見てますね、ええ。もっとも彼個人の活躍はわかってるんですが取り上げてるテレビ局の方針なのかは知りませんが、肝心の所属チームの勝ち負けに関しては時差とか、驚くほど知らない・覚えてないってのもまた凄い始末なんですが(^_^;)
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