京阪のヨッパライが転落して人を大怪我をさせた件。これは「和解」と言えるのか?

By: yagi-s

電車内で酔って女性と衝突、9千万円支払い義務で和解(朝日新聞)

昨年の11月ぐらいにこんなニュースを紹介したんですが…。

この京阪のヨッパライは「わざとじゃない」って言いたいのか?(;゚Д゚)(2017/11/6付)

この一件で裁判沙汰になってたのが「和解」がとりあえず成立した…とのことですが、記事を読んで「いやいやいや」と。

京阪電鉄の2階建て車両で、酒に酔って階段を転落した男性に衝突されて後遺症が残ったとして、階下の補助席に座っていた女性が京阪と男性に慰謝料など約2億3700万円の賠償を求めた大阪地裁の訴訟で、男性が女性に9千万円の支払い義務を認める内容で和解が成立した。5日付。

 和解調書によると、男性が9千万円の支払い義務を認めた上で、12月中に女性に510万円を払えば残額の支払いを免除する内容。男性の支払い能力などを考慮したとみられる。京阪への訴えは取り下げた。

 訴状によると、女性は2016年2月24日午後10時10分ごろ、大阪・淀屋橋発京都・出町柳行きの2階建て車両に乗車。乗降口から階段を下りた場所にある1階補助席に座っていた際、酒に酔った男性が階段を転落してきて衝突され、首の骨が折れるなどの大けがをした。

 女性は約半年間入院し、退院後も手足にまひが残った。勤め先を退職せざるをえなくなり、食事や入浴などの日常生活で介護が必要になったとして、逸失利益や介護費用などの支払いを求めていた。

 京阪は事故後、2階建て車両の階下にある補助席をすべて撤去している。

しかし去年もこのニュース聞いた時には「このヨッパライ、わざとじゃないとか言って争うつもりなのか?」ってツッコミを禁じ得なかったのを覚えてますね。

酔っ払って足元がふらふらな成人男性、例えば体重70キロの男(←実際はどんぐらいの体格の人だったのかはさだかではありません)が無防備に階段の上から「降って」きたら、そりゃ補助席に座ってる女性だって大怪我もするでしょうよ、って思いましたもの。

特に「本人が自発的に動いている時の(バランスが取れた体重70キロ)」と、「本人も制御できない全体重が落ちてきた際の70キロ」は全く違いますしね。うちは要介護の年寄りが一緒に住んでるんですが、本当に足腰が弱って全体重をこちらによっかかって来た時の50キロの体重は「砂袋50キロを抱えている」ようなとんでもない重さを感じるほどでしたから。

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しかし「被害者が泣き寝入り」ってを一番許しちゃダメだわ。

そして一番気になるのは、「このヨッパライに、9千万円の支払能力があるのか」ということなんすけどね。その結果、裁判所での和解の条件は「12月中に女性に510万円を払えば残額の支払いを免除する」だったと。

しかしこの文言を見ると、それ以前に500万円も払えない(払いたくない)、みたいな雰囲気すら感じるんだけど…。これは果たして女性側が諦めざるを得ないぐらいこのヨッパライに支払能力がなかったのか(もしくはどうにか既に入ってた生命保険等で今後の生活がかろうじてカバーできるだけの目処がついたのか…個人的にはそうであってほしい(泣))。

しかし一番良くないのは「相手にカネがないから泣き寝入り」だな、と。これだとたぶんこのヨッパライ、また同じことを繰り返すと思うけどね。そこらへんは京阪はどうフォローしたんだろうか。まさか補助席を取っ払った「だけ」ということはないとは思うんだけどさ…。

でもなんとなく、この和解内容の「年内に510万円払えば支払い免除」って約束も守らないで結局、9000万円の支払い義務を持ったままドロンしちゃいそうな気もする。そこらへんはしっかりと差し押さえ等で頑張るように<法律関係各位。