・安倍晋三元首相が死去、67歳 奈良で街頭演説中に銃撃される(スポニチ)
昼前にTwitterおよびテレビのニュースで「銃撃…だと?」と絶句してしまった次第なんですが、やはり助からなかったか。無念。
安倍晋三元首相(67)が8日午前に奈良市内の路上で街頭演説をしていた際に拳銃で銃撃され、同日午後に死亡が確認された。奈良市消防局などによると、安倍氏は血を流して倒れ、救急搬送。集中治療室で治療を受けていた。
共同通信の取材によると、安倍氏は銃声のような音が2回した後、その場で倒れ込んだという。総務省消防庁によると、右首に銃で撃たれた傷があり出血。左胸の皮下出血も確認された。
警察当局は現場で男を取り押さえた。奈良県警は銃撃したとして殺人未遂容疑で元海上自衛隊員の職業不詳、山上徹也容疑者(41)=奈良市=を現行犯逮捕した。
安倍氏は1954年(昭29)9月21日生まれ。父が安倍晋太郎元外相、母方の祖父が岸信介元首相、大叔父が佐藤栄作元首相の政治家一族に育ち、成蹊大卒業後に神戸製鋼所社員、父の秘書官を経て93年衆院選に山口1区で初当選した。自民党幹事長、官房長官を歴任し、2006年に戦後最年少となる52歳で第90代首相に就任。07年に健康状態の悪化を理由に辞任したが、12年に再登板。デフレ脱却と経済再生を目指す「アベノミクス」を推進し、安全保障の面では15年9月に安全保障関連法を成立させた。
19年11月には第1次内閣を含めた首相通算在職日数が2887日となり、それまで最長だった戦前の桂太郎(2886日)を抜いた。20年8月には連続在職日数が2799日となり、歴代最長で大叔父の佐藤栄作を抜いて単独1位に。同年9月に持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞任した。
ニュース映像等をみて「たぶん散弾銃なんだろうな。だとしたら、身体のあちこちに弾が食い込んでるはずだし、それを摘出するのも厳しそうだ。」と「あまりに近距離から発砲されていて、たぶん蘇生させるのは厳しいんだろうな」とは思ってましたが…。
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まさかこんな令和の世の中でこのような「テロ事件」が…。
うーん、まさか昭和初期の頃の浜口雄幸、犬養毅などの歴代総理が襲撃されたり暗殺されたり…という出来事は、歴史的な知識の上では知ってはいたが、こういう話が「リアルタイム、しかも令和の世で」発生するとは思わなかった(ちなみに戦後、安倍晋三氏の祖父にあたる岸信介氏も総理退陣前後に暴漢に襲われて瀕死の重傷を負っているんですけどね)。
と同時に夕方のニュースで結構容疑者が「近い」位置で街頭演説を見ていて、拍手までしている映像を見たんですが…警備やSPは何をしてたんだろう。容疑者が元自衛官という話も出ているけども、警備をかいくぐるような緻密な動きをしてたとも思えないしで。ここらへんはたぶん物議を醸すんだろうなあ。
まあ個人的には自民党もこの人も正直好きではないんですが…(結局、桜を見る会の一連の問題もこのままということになるんでしょう)、まさか「歴代総理で在職日数第1位」にまでなった人がこんな最期を迎えてしまうとは。改めてご冥福をお祈りいたします。