By: Ted Kerwin
・搭乗口「51」イチロー出国に全日空が粋な計らい(日刊スポーツ)
昨日のイチロー選手の引退報道にはほぼ同世代ゆえにいろいろと考えることが多かったのだが…それにしてもこの全日空さんの粋で、しかもさりげない計らい、いいねえ(笑)
イチローは22日、成田空港発シアトル行きの航空機で渡米した。黒のニット帽、白の無地のロングTシャツにジーンズ。グレーのジャケットと白いトートバックを手に持ち、現役時代の背番号と同じ51ゲートに弓子夫人を伴い現れた。居合わせたファンからの「お疲れさまでした」の声に振り返って会釈し、機上の人となった。
全日空の成田空港発シアトル行きは通常「58B」搭乗口を使用するが、この日は「51」に変更。全日空関係者は「オペレーションに問題がない範囲だったので、ご活躍に敬意を表し、背番号に合わせて51に変えさせていただきました」と説明。全日空の粋な計らいで日本を後にした。
いや、昨日の今日で全日空さんもやるなあ(感涙)。最近はとんと飛行機に乗る機会は減ってしまったんですが、前々回(昨春に大阪に行った時)は全日空、前回(去年末に大阪に行った時)は日本航空だったんで、今度どこかに行くときはまた全日空にしよう(笑)
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余談:千葉マリン初観戦の時の弟の話。
で、個人的には、イチロー選手で思い出したのが、昼間にツイートしたこの思い出話なんですね。
イチロー選手の引退で思い出した話。弟が中学の頃ロッテにハマって、千葉マリンに初めて見に行った時に、スタンドから守備練習をしてるイチロー氏に声をかけたそうだ。「イチローさん、苗字は何というの?」と。無視かなあと思ってたらしいが笑顔で「鈴木だよ」の一言。弟はえらく感激したらしい。
— むろかつ@幕張亭ボーリック (@muroktu) March 22, 2019
…という(苦笑)。
で、本当にそれまでセ・リーグ一筋(巨人→阪神ファンでした)の弟が千葉ロッテにハマった頃の話で、本当にイチロー氏の苗字を知らなかった(当然、当時若手だったロッテのサブロー氏の苗字も知らなかったらしい)もので、ロッテ対オリックス戦の試合前に、外野スタンドの前の方の席をひとりで座って眺めてたとこに、たまたま守備練習でやってきたイチロー氏に声をかけたら、こういう返事を貰った…という話でした。
ちなみに弟の話では、そんな事は百も承知の他のロッテファンは「なんだこいつ」って顔で「シーン」となったそうですが、随分前の雑誌のインタビューで読んだ記憶があるんですけども、意外にイチロー選手は子供さんや初心者の野球ファンの人に「本名の苗字」を聞かれる事が多かったそうで、そういうファンには「なんだこいつ?」って顔はせずに、朗らかに「鈴木だよ」と答えてくれてたらしいんですね。…まあ口頭で素朴な疑問を問われてそれに答えるぐらいだったらすぐに終わるのもあるから応答してくれたんでしょうけど、そういう気遣いがうちの弟は当時は中学生だったとはいえ、いたく感激してたようで後々まで「あれは嬉しかったなあ。俺が勉強不足なのは申し訳なかったけど」って言ってましたね(笑)。
ま、たぶんイチロー氏のキャラクターを考えると、母国・日本だとアスリートに対するリスペクトが足りない、ぶっちゃけて言えば街を歩いてるだけで芸能人と同じような扱いを受けて「煩わしい」から、基本的には米国に住みつつ、ゲスト解説者や何かのイベントの際にちょくちょく来日する…というスタイルを取るんでしょうね。しかし松井秀喜氏もそうですが、同世代のスポーツ選手がまたひとり引退していきまして、やはり歳を取ったのと、時間の経過を思わずにはいられないなあ…。
長い間、お疲れ様でした。
Number(ナンバー)974号「イチローを見よ。ICHIRO OPENING 2019」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
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