「ロボット審判」はまだしも、「一塁へ盗塁」…って何?(^_^;)

「一塁盗塁」「ロボット審判」米独立リーグで実施へ(日刊スポーツ)

これ、もし将来、日本の高校野球で導入されたら凄まじいことになりそうだ。折しも部員不足の高校はバットも振ったことがない陸上部やサッカー部から部員引っ張ってきて相手のワイルドピッチ目的で(以下略)

大リーグ機構が、今年2月に業務提携契約を結んだ米独立アトランティックリーグで「ロボット審判」導入を開始し、さらに後半戦からは過激な新ルールを実施することが明らかになった。10日付のワシントン・ポスト電子版によると、新ルールは打者走者の「一塁盗塁」を可能にするという。

一盗は、従来の振り逃げルールとほぼ同じで捕手が後逸した場合に一塁に走ることができるが、振り逃げが2ストライクから行うのに対し、一盗ルールはどのカウントでも走ることができる。

米メディアには、この新ルールが野球の根幹を揺るがす可能性もあると指摘するものもある。米ヤフー・スポーツは「俊足選手が圧倒的有利になる。投手は暴投やパスボールを恐れて落ちる変化球を投げ投げづらくなり、速球に頼ることになるかもしれない」としている。

大リーグ機構は、将来的にMLBで導入する可能性を踏まえ、同リーグでさまざまな実験を行っている。ロボット審判もその1つで、10日の同リーグオールスター戦で初実施。球審がポケットのiPhoneとつながったイヤホンを装着し、軍事技術を応用した弾道測定機「トラックマン」で測定した結果を受信して判定を行うというもので、従来通り捕手の背後でコールを行った。

MLBのマンフレッド・コミッショナーは「コンピューター判定をいつからメジャーに導入するかは未定。マイナーなどでさらに試してからになるだろう」と話している。

いやー、これはバッテリーにプレッシャーかかるわー。だって初球から暴投したらバッターに走られるんでしょう?(苦笑)

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「ロボット審判」はまだしも…(汗)

ま、ロボット審判はまだいいですわ。ちゃんと判定してくれるんだったら誤審も少しは減るでしょうよ。人間味がなくなる可能性はあるかもしれないけど、そこは「軍事技術を応用」したアレで(^_^;)。

でも「一塁盗塁」は凄いことになりそうですね。ちなみに「振り逃げ」という制度はいつ始まったのだろうか…と思って調べてみたら、Wikipediaにこんな興味深い記述がありまして。

ルールの変遷と振り逃げ

野球の創生期においては、打者は投手に対し「高め」「真ん中」「低め」という投球の高さを指定することができ、投手は下手投げから打者に打ちやすい球を投げることが役目であった。

しかし「試合時間の短縮化」と「試合のスリリング化」を求めてルールは改定され、1858年、打者が打たなかった投球に対して「ストライク」が宣告されるようになる。また、3回ストライクが宣告されたら打者は必ず一塁に走るように変化していった。

そして、1880年に「第3ストライクの投球を捕手が直接捕球すれば、打者はアウトになる」とルールが改定された。即ち、「3回ストライクが宣告されたら打者は一塁に走る」というルールの中に、新たに「即アウト」の規定が盛り込まれたのである。即アウトの条件は「捕手が直接捕球すること」であるから、直接捕球できなかったらそれまで通り打者は一塁に走ることとなる。

こうして、三振・振り逃げのルールは確立されていった。今日では「三振した打者はアウトになる」という解釈のほうが一般的であるが、三振をもって打者をアウトとするルールの中には、「守備側がしっかりと球を捕ること」という精神がある。

ここらへんが「ベースボールのルール」のおもしろいところで、投手は打者が打ちやすいボールしか投げちゃいけなかったり、守備もワンバウンドで取ってもアウトだったのがノーバウンド限定になったり、そもそも21点先制した方が勝ちが、9イニング限定になり、真ん中付近を通るか否かでストライクかボールかの判定をするようになったり、投手がノーコンでちっとも真ん中にこないボールが続くとランナーが一塁に出れる「フォアボール」が最初は9球だったのが、9→7→6→5→4球と少しずつ変遷していったり…と。

こんな感じで19世紀のうちにどんどん変わっていって、今に至る次第なんですが、「振り逃げ」ができるきっかけが「当初は3ストライクを宣告されたら打者は一塁に走る(で、捕手が一塁にバッターランナーが到達する前に投げられればアウト)」だったのが「3ストライクを宣告されて、しかも捕手が直接そのボールをキャッチできれば走らずにアウト」になった…というルールの名残で、それが残っている(たぶん「反対解釈」的な扱いで)というのが「おもしろい」なあと思いますね。で、思うに「捕手がキャッチしても一塁に投げられそうにない時にランナーが一塁に走っちゃってもOK。ルール上はあくまでも「三振」だけど、間に合えばセーフにするよ?」ってのが振り逃げなんだろうね、と。

※これと同様に「打者のバットに当たった場合は直接捕手が取れない」シチュエーションが、2ストライク以降のファウルボール・ファウルチップの扱いなんでしょうね。この場合、ノーバウンドで取ればアウトだけど、落としたらファウルで2ストライクのまま…という点とかも。

たぶん「なんで振り逃げってルールがあるの?」って聞かれてもプロにしろアマチュアにしろ、それを即答できる人は少ないんじゃないでしょうかね。そしてこれを「3ストライク目」だけでなく「それ以前のカウント」でも、「捕手が一塁に投げられそうにないシチュエーション」になった場合に打者は走って可能…というルールにしちゃいましょう、という事なんでしょうね。投手の暴投しかり、捕手のパスボール(後ろにボールを逸らす)しかり、例えばフォークボールが落ちすぎて捕手の局部に直撃して悶絶する…とか(大汗)。

しかしこれ「素朴な疑問」があるんですが、もしバッターランナーが走ってる途中「やっぱし走るの止めた(3ストライクまで勝負しよう)」としたらどうするんだろうね。たぶん「バッターボックスから一塁に走り出した」瞬間にキャンセル不可になったりするんだろうけど…。

で、独立リーグを経てMLBに導入されたとして、更にその後何年かして、日本(のプロ・アマ)に導入されるかどうかはさだかではありませんが、

下手すると、いつぞやの神奈川県大会の「振り逃げ3ラン」みたいな事がもっとすごい形で発生するかもしれないね。うーん、選手の方も大変だが、ルールを頭に叩き込まないといけない審判団も大変だ…あ、そこは「ロボット審判」に任せれば良いのか(をい)。

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