女子駅伝でドーピングって(汗)。しかも当該チームの優勝記録を取り消しか…。

By: Dawn

ユニバーサルエンターテインメント薬物でV取り消し(日刊スポーツ)

なんつーか、他のチームメイトのことを思うと言葉にならん。

昨年11月に行われた全日本実業団対抗女子駅伝で優勝したユニバーサルエンターテインメントの選手がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示していた問題で、日本実業団連合は19日、ユニバーサルエンターテインメントの優勝を取り消すと発表した。

 順位は繰り上がりとなり、2位だったパナソニックが優勝となる。

 日本実業団連合はユニバーサルエンターテインメントに対し、期間は未定だが、同連合主催の駅伝大会への出場停止の処分を下す方向。処分の解除は再発防止策を確認した上で、進めていく。

ちなみにユニバーサルエンターテインメントという会社はパチンコ機やパチスロ機で有名な企業だそうですが、以前はゲームセンターのゲーム機も開発してたらしいですね(個人的にはなんとなく短期間ですが同社が旧社名で名乗ってた「アルゼ」の方が記憶に残ってますな)。

で、女子の陸上競技部は、かつて高橋尚子選手を育てた小出義雄氏の佐倉アスリート倶楽部と提携して、選手自体は佐倉アスリート倶楽部でトレーニングを積んで、大会にはユニバーサルエンターテインメントの女子陸上部という形で実業団チームとして参加してるそうです。そういえば私は大学を出て社会人になりたての頃(2000年とか2001年あたり)は千葉の佐倉で営業回りをしてたんですが、ちょうど佐倉アスリート倶楽部の女子寮が営業回り先の近くにあって、よく夕方とか女子の選手たちが何人もジョギングとかしてましたね…これはこれで懐かしい。

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しかしあまりに当該選手本人の手落ちがひどい…。

で、記事の続きに戻るんですが…、

 当該選手は意図的な摂取を否定し、すでに引退している。また日本アンチ・ドーピング機構の発表によると、当該選手は大会の約2カ月前、婦人科系疾患の手術後の処置として、注射された成分が禁止物質だった。一般的に実施される治療の一環とのことだが、当該選手は医師に競技者とは知らせていなかったとしている。

いやいやいや。少しは実業団で本格的な競技をしてるんだから、こういうドーピングの研修とかも受けてるんだし、「こんなことに」ならないように、医師には正直に申告とかするもんじゃないのかい(大汗)。

言われなきゃ医師だって「禁止薬物」がどうか判別できねえよ(呆)

って感じ。

そういえば今年も7月に「ツール・ド・フランス」が開催されてますが、昨年の優勝者であるクリス・フルーム選手が昨年だったか一昨年だったかにドーピングにひっかかったんじゃね?みたいなニュースが流れてましたね。

結局、フルーム氏が服用してたのは気管支炎の薬で、モノによっては一発アウトらしいんですけど、ちゃんと事前申告した上で許容量を超えなければOK(中には気管支炎の薬でも事前申請せずに服用できる薬もあるそうです)…ということになったようで、今年もツールで優勝候補のひとりとして走ってますし、実はツール・ド・フランスと共に「世界3大レース・グランツール」と呼ばれている、昨年秋のブエルタ・ア・エスパーニャ、今年春のジロ・デ・イタリア…と、どれも優勝して今回、またもツール・ド・フランスを走ってるわけですから…いやあ本当にバケモノだな、この人(苦笑)

確かにトップアスリート、特に女性のトップアスリートの中には、女性特有の「生理」の周期と大会の本番がかぶらないように様々な工夫や努力をしてる人が物凄い多いんだそうで、ひどいと生理が来なくなるとか、スポーツどころじゃない体になる…という人も多いそうなんですね。

しかしこの選手の「婦人系疾患」が何かはわかりかねるんですが、「医師にその自分自身の「正体」を隠して手術」しなきゃならん、というそこらへんがよくわかんないんですよね。だって「手術する」とこまで至ってたってことは、練習だって多少は休まなきゃならんでしょうから、陸上部(この場合は所属元の「佐倉アスリート倶楽部」)にも報告はしなきゃならんし、ドーピングの知識を知っているはずでしょうから、医師に言わなきゃ下手すりゃ使っちゃいけない薬を使われる可能性だってわかってるだろうに…とかを。

にしても、医師に婦人系の病気だから恥ずかしくて自分が陸上やってるなんて言えませんってのも、そりゃ思春期に近い中学生・高校生の女子だったらあるかもしれないけど、社会人で「それでメシを食ってる」選手がそう考えるのは…いやあわかんねえなー、ほんとに。

当該チームは「何故これが起きたか」は検討した方がいい。

あとは「あってはならない」話なんだけども、この練習してる佐倉アスリート倶楽部内でのライバル関係が激しくて、「ここで手術・入院とかしてた事がバレると、または婦人系疾患で通院してる事がバレると、レギュラーから外されてしまうっていう、そういうチーム内での歪な人間関係が本人が「こっそり」通院するきっかけになりました…とかだったらそれは嫌だなあって思いますね。もしこれがきっかけだったら日大アメフト部の問題とさして変わらなくなるわけなんだけど…。

結果はそれ以上の最悪なシチュエーション(=よりによって全国大会の優勝そのものの取り消し)になっちゃって。いや、その他の選手だって好記録を出したから優勝できたんでしょう? さすがに「優勝の取り消し。それは厳しすぎる」…とは思わないけど(あまりにも当該選手のやり方が稚拙すぎて同情の余地がないから)、その他の選手たちの日頃の頑張りもすべてこれ一発で消えてしまった、という本人以外のチームメイトの面々の気持ちを考えると、やはり「なんでこの選手がこういう選択肢を選んだのか」はちゃんと検討した方がいいと思いますね。これもまた前代未聞な出来事なわけですから。

たとえば…当該部員が退部・引退して「はいサヨウナラ」、問題の部員はいなくなりました。はい解決ー…ぢゃ絶対にダメだと思いますよ? 小出監督とか佐倉アスリート倶楽部はそれでOKかもしれないけど(←ここまでの知名度や不祥事を思えば、そんなことは絶対にありえないのだけど)、実業団チームを持ってる企業として、看板に泥を塗られたユニバーサルエンターテインメントからしたら、本当に「たまったもんじゃない」ことをやられたわけですから。

結局、当人の恥じらいとかプライドが原因かもしれないけど、もしかしたらチームの選手管理に問題があった部分も「見えてくる」かもしれませんから。しかしドーピング問題、要因はそれぞれだけど、ここ数年でいろんな競技に広がってきたような気がする。

↑ま、本当に「うっかり」だったらチーム丸ごと優勝取り消しにはなってないでしょうな…。

↑この人なんかはツール7連覇を含めて全記録が抹消されてました(しかも優勝者の繰り上げも行われず)。