【千葉ロッテ】オリックス戦で退場処分を受けた井口監督とレアード様には罰金10万円とのことで…。

ロッテの井口監督とレアードに厳重注意と10万円の制裁金 退場に伴う処分(スポニチ)

一昨日と昨日のオリックス戦でそれぞれ三振時のストライク判定で退場処分を喰らった井口監督とレアード様に罰金の制裁金とのことです。ま、Jリーグだったら次の試合は確実に、下手すると更に数試合出場停止とかになりそうな話だったんでこれはこれで…。

【千葉ロッテ】井口監督、試合終了直後に退場処分に。でもそのストライク判定に怒る気持ちはわかる。

2022年5月14日

【千葉ロッテ】今日はレアード様の見逃し三振のち退場劇にしばらく唖然と( ゚д゚)ポカーン

2022年5月15日

↑この2つの退場劇についてはこちら記事もご参照をば。

斉藤惇コミッショナー(82)は16日、ロッテの井口資仁監督(47)とブランドン・レアード内野手(34)に対し、厳重注意と制裁金10万円の処分を科した。

 井口監督は14日のオリックス─ロッテ8回戦(京セラドーム)の0―1の9回2死一、二塁。一打同点の好機でフルカウントからエチェバリアへの7球目がストライク判定となるとベンチから飛び出して猛抗議した。福家英登球審の注意を受けても引き下がらず、嶋田哲也三塁塁審から「侮辱的発言」で退場処分が下った。責任審判の吉本文弘二塁塁審は「退場に値する発言がありました」とし、嶋田塁審も「警告は1回している」と処分の正当性を主張していた。

 またレアードは15日の同9回戦の2回の第1打席で見逃し三振の判定に猛抗議。暴言で白井一行球審から退場処分を受けた。

 ≪ロッテと審判団のこれまで≫

 ▼4月24日 オリックス戦(京セラドーム)で佐々木朗が判定に不服な態度を示したと白井球審がマウンドに詰め寄る。試合後、審判団は「別に話すことはない」とコメント。井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないし、判定に対しては我々は言ってはいけない」。

 ▼26日 NPBの井原事務局長が白井球審の試合中の行為について、友寄審判長から「別の方法があった」と指摘があったことを明かす。またこの件に対してNPBに「相当数(の意見)があった」と明かす。

 ▼28日 プロ野球選手会が審判団とのコミュニケーション不足が一因との見解を示し、NPBへ質問状を送る考えを明かした。

 ▼5月2日 審判員による全体ミーティングがオンラインで開かれ、「審判員に対する一般指示」に記される行動規範の順守を確認。12球団にも実施を報告。

もっとも私自身、子供の頃(具体的には小4の夏、1984年のオールスターで江川投手が8連続奪三振を記録した時の中継を親父と一緒にたまたま見ていて、その江川投手、9連続奪三振達成にはならずにベンチで苦笑いしている王監督および巨人に興味を持ち始めたのが最初でした)からプロ野球の中継や生観戦等では「この手の監督・コーチ・選手対審判の判定による諍い」はむしろ今のほうがおとなしいと思うぐらいでして(苦笑)。

それこそ20数年前ぐらいまでは「昭和時代」の雰囲気が色濃く残っていた選手・監督が多々いた頃、たとえば中日時代の星野監督が審判に怒鳴りつけたり、ロッテ時代のカネやん監督が暴言ですぐに退場になったり…と、そういうのが良くも悪くもフツーの時代だったんで今は「むしろビデオ判定によるリクエスト制度ができて、審判諸氏への負担も少しは軽くなって無駄な諍いは起きなくなったな」と思うぐらいになりましたけどね。でもあの時代もそれこそ星野監督がどえらい剣幕で審判や選手などに手を出しちゃった後は、自称「野球ファン」の全く無関係な人が刑事告訴しようとしたりとか、論理が飛躍しすぎていわば「頭がちょっとおかしい」輩な人も何人もいらっしゃいましたけども。

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ここまで来ちゃったら、あの白井球審も正直やりづらいだろうに。

レアードの暴言退場で深まる白井審判とロッテの“遺恨“…今解決すべき問題は何か?(THE PAGE)

ヤフーの記事でちょっと長いんですがこんな記事が出てました。参考資料として引用させていただきますと、

千葉ロッテのブランドン・レアード(34)が15日、京セラドーム大阪で行われたオリックス戦の2回にストライクの判定に不服な態度を示し、その際、暴言を吐いたとされ白井一行球審から退場を命じられた。早々に4番を欠いたロッテは5-8で敗れて2連敗。白井球審を巡っては、4月24日のオリックス戦で判定に対して苦笑いなど不服な態度を示した佐々木朗希に“詰め寄る”騒動があり、前日のゲームでも井口資仁監督による最終打者の判定への抗議が侮辱行為とみなされ、試合終了後に退場処分を受けていた。3度も続いたロッテと審判の騒動は異常な状況。ネット上ではロッテの姿勢と審判団の対応について賛否が起きている。

ストライク判定に不服のレアードは何やら言葉を発した

 京セラドーム大阪の場内が騒然となった。
 2回。先頭打者のレアードは、初球をファウル、宮城がインローに投じたゾーンギリギリの2球目をストライクと判定されると、少し怪訝そうな表情を浮かべた。そのボールよりさらに低くきた3球目の同じインローのストレートをストライクと判定され、3球三振に倒れると、レアードはベンチに下がりながら、難しい表情で、白井球審に何やら言葉を投げかけた。
 興奮して怒鳴りつけるような様子はない。白井球審は左手を伸ばして、その抗議行動を一度は制したが、その後もレアードが何か言葉を発したため退場を宣言した。まさかの宣告にレアードが食ってかかり、井口監督もベンチを出たが、その騒然としたムードの中で白井球審はマイクを取って「暴言により退場処分といたします」と場内アナウンスした。
 スポーツ各紙の報道によると、白井球審は、試合後に「英語で言われているので、何を言われているか、自分で理解してからこれは暴言だなと(判断した)」と、一瞬、間を置いてから退場を宣言したことも含め退場理由を説明。暴言内容については明かさなかった。

 野球規則の「8.02 審判員の裁定」には「打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチまたは控えのプレーヤーが、その裁定に対して異議を唱えることは許されない」とあり、さらに「8.01審判員の資格と権限」に「審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って試合から除く権限を持つ」とある。白井球審は、これらの規則を厳格に適用したものだ。

 白井球審は、ロッテにとって因縁の相手。4月24日の同じく京セラドーム大阪でのオリックス戦で佐々木朗希が判定に対して浮かべた苦笑いと数歩マウンドを降りた行為が不服を示した態度と判断され、白井球審がマウンドに詰め寄るという騒動があった。
 後日、この問題については、NPBが審判員全員とミーティングを開き、審判の行動規範を改めて確認している。

 さらに前日のゲームでは、ロッテが0-1で迎えた9回二死一、二塁、フルカウントからエチェバリアが見逃しの三振に倒れ、その際、エチェバリアが猛烈に判定に抗議。井口監督もベンチを出たが、福家球審が、それを制したにもかかわらず、さらに球審に近づいたため、これを警告を無視した審判に対する異議を唱える行為と取られて退場処分となっていた。 

 この時、レアードも同僚を援護するため、もの凄い口調で審判団に不満をぶつけていた。エチェバリアの怒りの抗議は、この日のレアードとは比べものにならないくらいに激しかったが、なぜか本人は退場にはならず、退場になったのは警告をふりきって審判団に近づこうとした井口監督だけ。そして、まるでそれらのすべてが伏線となったようなこの日のレアードの退場劇に、ネット上では、賛否の意見が飛び交った。

「暴言を吐けば、退場は当然。ルールに従っただけ。白井球審の判断は正しい」「ロッテ側が神経質になりすぎているのでは?」という声や「白井球審ばかりトラブルが起きるのはなぜ?」「前日の抗議への報復では」「白井審判は意固地になっている」「なぜロッテと問題を起こした白井審判に再度球審をさせたのか」などの意見。
 また「ロッテと白井審判の間の信頼関係がなくなり、リスペクトがない状態でフェアなプレーは難しい」や「なぜ両者は冷静になれないのか」「もうストライク、ボールの判定にはAIを導入するしかないのでは?」という意見まであった。

 白井審判を中心とした審判団と、ロッテの間に不穏な空気が流れていることは間違いない。広島、ロッテ、中日、阪神などで長年コーチを務め、WBCに出場した日本代表チームでのコーチ経験もある評論家の高代延博氏も苦言を呈する。
「ストライク、ボールへの抗議は認められておらず、レアードがどんな暴言を発したのかわからないので、この措置の是非についてはコメントできないが、佐々木朗希の騒動から、井口監督の退場という一連の動きが背景にあるため、審判とロッテの両者共に必要以上に過敏になっているなとは感じる。ルールブックは絶対であり、その番人である審判もまた絶対だが、その審判が、こうも主役になってしまうのは異常だし、ファンは審判とロッテの“いざこざ“を見るために球場に足を運んでくれているわけではない。野球の素晴らしいプレーを見たいのだ」

 その上で、高代氏は「大事なのは今後だ」と強調して、こう提言した。
「早急に白井審判も含めた審判部とロッテで話し合いの場を持つべきだと思う。冷静に、ここまでの3つの案件を両者で検証して、互いに思っている意見を出し合って、和解ではないが、遺恨、因縁というものを消し去る作業が必要ではないか。昔から審判とのいさかいというものはあるが、両者ともに終わったことへの切り替えは早かった。両者は敵ではなく、野球界を発展させるために共存共栄していかねばならない運命共同体。そこを確認する作業を共にして両者に失われつつある信頼関係を回復すべきだろう」

 ロッテは審判という“もうひとつの敵“と戦うはめになって2連敗。こういう騒動が続けておきて誰も得するものはいない。何よりファンを置き去りにしている騒動であることを白井審判もロッテ側も自覚して、高代氏が提言するように信頼関係を回復する場が必要かもしれない。

ただ、ロッテファンの私ではありますがあえて言わせてもらえば、

昨日の白井球審の退場処分は比較的穏当かつ妥当なもんだと思うよ?

とね。むしろ球審が白井サンじゃなかったらここまで話題にはならなかったでしょうし。そして前日のエチェ師匠への低めのストライク判定による三振・ゲームセットの後の井口監督の退場劇の時は一塁塁審の白井サンが井口監督を止めてたじゃないですか。あそこで主審以上にカーッと熱くなって井口監督との「ケンカの主役」にならなかったことじだい、「ま、やりづらいだろうな。あの佐々木朗希の一件以来。」とは思いますけどね。

思うにここはNPBおよび審判団が「ある程度は歩み寄る」しかないんじゃないでしょうかね。とはいえ試合中に手心加えろとか片八百長しろとかそういうのではもちろん無く「試合内外でのコミュニケーション」は必要でしょう。審判団が考えているストライクゾーンの範囲の再確認とその説明、そしてチーム側(特に監督)からの判定に対する素朴な疑問とかの質疑応答(「ぶつけあい」と書きそうになりましたがケンカしにいくわけじゃないですし)など。

そこで審判が「俺は偉いんだぞ」と何が何でも上から押さえつける行為はいかがなのかと。例えば昭和時代の往年の名審判・二出川延明氏の「俺がルールブックだ!」もそれもご立派だし、それを言わしめるまでの厳格なルール運用、そして選手や監督たちからもリスペクトされるだけの実績・信頼性そして人柄があってこそのもので、そりゃあれだけ各チームの投手もストライクゾーンぎりぎりに投げてくりゃあの時はボール、あの時はストライクってことはあるでしょうし、審判だって間違いはあるのは仕方がないでしょう。が、結果的には「その結果でメシを食っている」選手たちに不利な判定を食らわせた上にさらにダメ押しするような気持ちにさせる権利まではないとも思ってます。

定期的な「コミッショナー主催の茶話会・意見交換会」でも開いたらどーです?

そして更に言えば、その態度・姿勢で厳格にするだけでは結局は審判諸氏自身の首を絞める行為になるだけで正直「よりやりづらい」事になるでしょうし、選手・監督らも「戦わなくていい相手と戦う」羽目になり、さらに審判が目立つ試合なんか碌でもないものばかりで結果「試合が壊れて」、野球ファン興ざめに…という流れでは本当に何一つ良いことはないので、ぜひとも定期的な意見交換、馴れ合いにならん程度のコミュニケーションの機会、そしてお互いにリスペクトを前提に「うまく」やっていく方法を模索してほしいかなとは思います。

で、どーしても馴れ合いが心配だったらコミッショナー氏あたりが動いて自らスタジアムに赴いて試合開始数時間前に少し話をする時間を作るとか、茶話会でも開いて「意見交換」をメインにやりとりする実証実験のようなものをより定例化したらいかがでしょうか。ま、その時の「財源」はお茶代とか菓子代とかは徴収した「罰金10万円」をプールにしておくとかで(苦笑)。

で、それがうまく行けば、今回の「罰金10万円2回分」はまあ安いもんでしょうね。取る側も取るだけじゃなくて「そのカネの使い方」は大事ですぞ、いやマジで。

以上です。

↑昔、幼馴染の親友がこれでマジで10万円を貯めた時にはびっくりしました。しかも2回も。結局、運転免許代に宛てたそうですが(^_^;)

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