【千葉ロッテ】下交渉で一律25パーダウンからだ、と。これは査定担当者・親会社・球団がアホなのか。

プロ野球選手会がロッテに抗議文 球団が契約一律25%ダウンから始めると選手に説明(デイリー)

これは確実に問題になるだろうな。2年連続2位、しかも最終3戦前まで優勝の可能性があり、しかもCSとかのチケットがバカ高にしてたのにこれとは…。

日本プロ野球選手会は5日、ロッテ球団に対して抗議文を送付したことを明らかにした。

 選手会によると、ロッテに所属する多数の選手が下交渉で、査定担当者から「今オフの査定は一律25%ダウンからスタートする」と説明されたとの報告があったとしている。同選手会は「事前に千葉ロッテ側と確認していた方針と明らかに異なる」として、11月26日に抗議文を送付し、下交渉のやり直しを求めたという。

 12月3日にロッテから直接、説明を受ける機会を設けたところ、ロッテ側からは、一律25%ダウンからスタートする方針は球団として採用していないことと、査定担当者の説明の方法が誤解を生む不適切なものだったとして謝罪はあったものの、説明内容自体については否定したという。

 同選手会は「一律25%ダウンからスタートするという説明を行ったことは事実と考えており、今回のロッテ側の説明は到底納得できるものではない。このような千葉ロッテの弁解については、選手の間にも球団に対するさらなる失望と不信感を生んでいます」と説明。さらに「今回問題となっている契約交渉の方法は、保留制度下において契約を拒否し他球団でプレーすることのできない選手の弱い立場につけこみ、虚偽の説明を用いて球団の提示した年棒を受け入れさせようとする極めて不誠実なものであり、選手と球団の信頼関係を大きく損なうものと捉えています」と厳しい表現で非難した。

まあロッテ球団の本音からすれば「今季はコロナ禍で席数制限もあって満員にできずに観客動員数も減ったし、広告収入もままならなかったし、じゃあ一番削りやすい、人件費から削るかなんでしょうけどね。

ただあまりにあからさますぎる。つーか「モノの言い方」ってもんがあるでしょうよ。

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これはもしかしたら「清田裁判」にも影響するかもね。

で、改めて思い出した件がひとつ。

元・千葉ロッテ選手の清田育宏氏、「契約解除は不当」と球団を訴えるの巻。

2021年11月4日

清田育宏氏も「無期限謹慎処分期間中」は、身を隠して(?)どこかの寺で修行でもしてればよかったのに(呆)

2021年11月17日

昨年秋に虚偽報告をやってチームにプチ・クラスタ状態を引き起こしたあげく、またまたやらかして契約解除にまで至った清田育宏・元選手の裁判の件ですね。

こちらではロッテ球団側の主張では「複数年契約を結んだ覚えはない」とのことで、

清田は契約解除から約1ヵ月後の6月15日に、代理人弁護士を通じで契約解除の無効を求める内容証明をロッテに送っている。代理人同士の交渉は複数回行われたが、結局、8月中旬に球団側から打ち切られた。

代理人間の交渉では、ロッテ側からこんな驚きの発言もあったようだ。清田との間では2年契約が結ばれていたはずだが、ロッテ側は

「2年契約について球団側は了承していない。契約を結ぶ前にフライデーの報道が出て問題化した」

と告げたという。

と、前の記事にも引用させてもらいました、少し前のフライデーにこう載っておりました。

ま、これも冷静に考えてみれば、何も契約には手を付けず…ではなく、「清田氏の不祥事が発覚した時点で、契約の見直し、契約条項に”さらなる不祥事をやらかした場合は契約解除も辞さない”的な一文を挿入して、清田氏側にも納得・了承させた上での契約更改・変更実は筋なのではないかな…と思うわけですね。清田氏本人が反省してたりしてなかったり、そして更に無期限謹慎期間中の行動も然り、プロ野球選手会の弁護団だかに圧力喰らって渋々(?)その謹慎が解除されたとしても。本来の契約社会の流れとしては「もし個人事業主たる選手などがチームに迷惑をかけた事をやった場合」の条項ぐらいはあって然るべきで、

それをすっ飛ばして「契約を了承していない」と言ってのける。

というのも、それは球団としてはその物言いはどうよ?とも思うわけですね。そりゃ心情的にはわかりますよ。「こんな奴、もううちには要らない」という感じでしょうし。これが「一般企業と一社員の立場」だったら口頭で「お前、もうクビ!!」で済むかもしれませんが(あ、大企業だと人事に回して解雇通知のひとつでも出すでしょうけどね)、そこは会社員ではない「個人事業主」たる選手という違いがあるわけですね。

なのでもしロッテ球団、ないしその「担当者」が契約云々とかそういうのを「一切すっ飛ばして」、上から命ぜられた事を乱暴に事を進めているだけ…であれば、まあもしかしたら清田氏にも多少の裁判での部分勝訴的なメリット(少なくない和解金とか)は出てくるんじゃないですかね。

ひょっとして千葉ロッテの球団社長・オーナー、「現場」に興味ないだろ?

さてロッテ球団。これが親会社の命令なのか、それとも球団社長・オーナーが替わった後の「現場を知らぬ」上司のトップダウン式の命令による弊害なのか…は知りませんが、まあこれで契約更改はちょっと下手に出る羽目になりそうですね。それこそ個々との交渉の際に「チームの赤字が厳しいんで」と拝むように年俸アップを抑制するかともすればダウン提示でもしなければ、今年は一発OKで更改する選手は限りなく少なくなりそうですね。まあロッテ球団に恩があったり、本当に今年ほとんど活躍できなくて「クビにならなくてラッキー」ぐらいの選手であれば話は別でしょうが。

うーん、これは選手とかだけではなく裏方さんのお給料とか仕事環境にも影響しそうですね。たぶん現場を大事にする社風ではないようですから。きっと今の球団オーナー・社長が親会社から派遣されてきただけの現場には全く関心がなく、興味があるのは帳簿と成績の「数字だけ」なんでしょう。そして今回も「知らぬ存ぜぬ」を突き通して、しれっと査定担当者を左遷して終わりなんじゃないのかな、とか。

つーか、ロッテ。こんなに2位まで行ったのにそこまで球団経営にやる気がないんだったらさっさと身売りすりゃいいのに。前から名前が出ているLIXILさんとかイオンさんとかに(さすがにZOZOさんはソフトバンク系の企業になったんで無理でしょうが)。

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