・「余命2カ月の元カレ、婚約破棄後に元気にBBQ」ツイートが話題に 嘘の理由なら慰謝料もらえる?(弁護士ドットコム)
夕方、ネットニュース見ていて「この見出し」で、飲んでたホットコーヒーを吹きそうになった(爆)。
「自分はもう余命2カ月だから」という理由で急に婚約破棄してきた対象者を調査してみると、友人達と一緒に元気にBBQをしていた。その証拠を依頼者さんに見せると「これが最後の晩餐なんですね…」と涙ぐんでらっしゃったので「違うと思いますよ」とだけ僕は言った。
— 探偵 小沢 (@tanteiozawa) May 8, 2022
いやー真偽はさておき、もし本当だとしたらどういう展開で「俺、余命2ヶ月なんだ、だから婚約破棄しよう」ってのたまったのやら(苦笑)
男女の別れには何らかの物語があるものだが、婚約破棄の理由が嘘だった場合、別離を言い渡された側は相手に慰謝料請求することはできるのだろうか。
〈「自分はもう余命2カ月だから」という理由で急に婚約破棄してきた対象者を調査してみると、友人達と一緒に元気にBBQをしていた〉。そんなツイートが話題となった。
調査がいつの時期だったのかなど詳細は不明だが、仮に健康だったのに嘘の余命を伝えられたのだとしたら、突然、婚約破棄された側が憤りを感じてもなんら不思議はない。
本当は別の理由があるにもかかわらず、嘘の理由を伝えたことが事実だった場合、言われた側は慰謝料など損害賠償を求めて、相手を提訴することはできるのだろうか。河内良弁護士に聞いた。
●慰謝料が認められる「婚約破棄」とは
――どのようなケースで婚約破棄の慰謝料請求が認められるのでしょうか
婚約の一方的な破棄が、民法上の不法行為にあたり、損害賠償請求の対象になることは、ご存知だと思います。一方で、婚約当事者双方が、真摯な合意により、婚約を解消したのであれば、不法行為にはあたりません。
婚約破棄を告げられた側が破棄に納得していなかった場合、破棄の理由が真実、もしくは虚偽であるかを問わず、婚約の一方的破棄となります。特に、破棄の理由として虚偽の事実を告げたのだとすれば、程度の強い不法行為にあたるといえます。
――理由が嘘だと知らず、一度は合意してしまった場合、後から撤回することはできないのでしょうか
問題は、このような事例のもとで、婚約破棄を告げられた側が、虚偽の理由を真実と思い込んで「身を引いて」、婚約解消に同意した後、調査した結果、破棄の理由が嘘であったことがわかった場合だと思います。
この場合、婚約破棄に応じた意思表示自体が無効ということで、婚約の一方的破棄に準じた取り扱いを受けることになります。
なお、損害賠償請求権の消滅時効は、虚偽であるとわかったときから3年(虚偽の理由を真実と思い込んで同意した場合)、婚約破棄をしたときから3年(婚約破棄に同意していない場合)、婚約破棄をしたときから20年(虚偽の理由を真実と思い込んで同意した場合)のうち、もっとも短いものが優先です。
●慰謝料の相場は?
――今回の事例のように虚偽の事実に基づく一方的破棄だった場合、慰謝料の金額はどの程度、認められるものでしょうか
慰謝料は、精神的苦痛に対する損害賠償ですので、請求者が定めるのですが、相場のようなものはあります。
破棄された婚約の期間、同居していた期間など、婚約の成熟度によって金額は変わりますが、「300万円請求して、150万円プラスマイナス50万円くらいに落ち着く」というイメージで捉えています。
ま、フツーは「婚約」まで行けば、両家の顔合わせとか結納とか、結婚後の新居どうしよう、結婚式どうしよう…ぐらいの話はするでしょうね。
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この話、「本当」だったらもう笑うしかねえだろうな、第三者は(苦笑)
ゆえに、いきなり「俺、実は余命2ヶ月なんだ。だから別れよう」って言われて「はいそうですか」で別れるってのも考えづらいし、婚約まで行っちゃったら二人だけの問題ではないからもっと大騒ぎになると思うんだけどねえ。自分が彼女の立場だったら「診断書もってこい」か「主治医に会わせろ」「もちろん、親御さんはご存知なんでしょうね?」とか言いそう(←通常はここでバレるか、彼氏の人間性を疑う言動で別れることになるんでしょうけどね。こんなウソつかれてしまっては)。
なので「ネタかな?」って気もしなくはないですが、一応、「はいはい、嘘松」で終わらせるのもアレなんで、「もし本当だとしたら」というツッコミおよび想像して失笑するとこまで行きましょうかね(←嫌な性格だな俺…(^_^;))。
ま、「婚約」という話が、両家顔合わせ・結納のはるか前の段階、「彼氏彼女が、一応”そのうち”結婚することを約束してる状態でお付き合いしてます」ぐらいのレベルでの話だったらまあわからんではないですね。周り(両方の友人筋)もよく知らんし、ぶっちゃけたことを言えば両家の親御さんや家族も知らんかったぐらいのお付き合いで、下手すれば彼氏の方はそんな気もなく「遊び」のつもりで付き合っていて、彼女の方だけは本気だった、という事も考えられますね。まあそういうレベルだと二股またはそれ以上かけてた可能性だってあるわけで、「別れる・切る理由」が思いつかなくて、もっといえば「最も効果的に別れを切り出せて、それで別れられる」言葉で思いついたのが「これ」だったという可能性だって。
そしたら彼女の方は「本気の恋」で、怒りと悲しみのあまりに、探偵さんに素行等を調べてもらったら、
「自称・余命2ヶ月の分際で楽しくBBQ」
という「お前、入院もしてねえのかよ?」というツッコミを禁じえない事態に。
いやーよしんば本当にステージ4クラスの(つまりは他の臓器にまで転移までしている末期の)ガンで余命宣告を受けていてそこから完全摘出および抗がん剤投与…で「生還」できたとしても「楽しそうにBBQ」はいくらなんでも早いわ。きっと彼女さんの方も探偵さんに「依頼」したのは婚約破棄を受けてからまもなくの頃だったでしょうし。で、もし「仮に依頼したのがかなり後」だったら彼女さんに「あの人、BBQやってたよ」と耳に入ってから探偵に依頼ってパターンもあるんでしょうが、「かなり後」だったら余命2ヶ月でとっくに死んでるハズですしね。これが余命1年2年だったらまだしも(失笑)。まあそれはそれでツッコミどころ満載ですけどね。2年ぐらいして噂が入ってきて探偵に依頼したら「婚約破棄して2年後にBBQ」って展開でも、むしろ「お前、その余命2ヶ月はどうした」と(以下略)
とりあえず彼女さんには「自称・余命2ヶ月」の元カレと結ばれなかった、結婚してからその嘘つき野郎で苦労させられることもなかった…と安堵しつつ、有能な弁護士さんを雇って100-200万円ぐらい損害賠償請求して、弁護士費用払った後の余った分でうまいもんでも食べて気分転換しなさいよ、と。それはしみじみ思いますねえ。つーか、彼氏の方も「もっとましなウソ」を思いつかなかったんだろうか。いずれにしても「ネタ」であってもよくできた話だし、「本当」だったとしたもツッコミ要素満載な話だなあと(^_^;)
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