・ウソの110番通報の疑い、書類送検 警官から逃げる「ポリ鬼」遊び(朝日新聞)
確かに私も小学生ぐらいの頃に、警察とドロボーにわかれて鬼ごっこをする「ケイドロ」or「ドロケー」は友達とよくやりましたわ。でもそこの「お遊び」に本物のおまわりさんを巻き込んではいけないわな(失笑)
ウソの110番通報で警察の業務を妨害したとして、神奈川県警川崎署は22日、横浜市などに住む15~19歳の少年少女5人を偽計業務妨害容疑で書類送検した。駆けつけた警察官から逃げる「ポリ鬼」と称する遊びで110番通報したと説明しているという。
署によると、5人は共謀し1月17日午前0時20分ごろと同1時5分ごろ、携帯電話と公衆電話から「男の人が刃物を振り回している」などと虚偽の通報をし、川崎市内に駆けつけた署員らの業務を妨害した疑いがある。うち4人は16日午後11時55分ごろにも虚偽の通報をした疑いがある。
少年らは近くのマンションの屋上などから署員が駆けつける様子を見ていたといい「その場のノリ」「スリルを味わいたかった」と話しているという。署は付近にいた少年ら数人に事情を聴き、通報時に録音された声や、公衆電話に残った指紋などから立件した。
3回の通報で計9人の警察官が現場で対応した。署は「虚偽通報は本当の通報に対応できなくなる犯罪。絶対にしてはいけない」と話している。
ちなみに「ケイドロ」「ドロケー」の両方を併記してるのは、私が子供の頃住んでいた成田の公務員団地は転勤族がやたらと多くて(うちの親は転勤はありましたが近隣だったので引っ越しは伴わずに約20年も同じ団地に住んでましたが…)、その地方から引っ越してきた友達によって地域差があって、この2つがどっちも使われていたんですね。ある意味でそこらへんはトランプゲームの「大富豪」「大貧民」と同じですね。
で、我々子供連中もそこまでこだわりはなかったんで、その時のノリでどっちかの名前を使っていたものでした。
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しかし現代で「ケイドロ」or「ドロケー」をしたら凄いことになりそうですね。
私が子供の頃にやっていたそれは、とにかく当時住んでた公務員団地が20棟ぐらいあるとても広い敷地なとこで、自転車で追いかけっこしてました。
さすがに子供用自転車でカーチェイス(?)とかをするのは危険で団地内はフツーの自動車も低速ながら行き来していたのでどういう細かいルールだったかは忘れましたが、ただ「本当に近接したら逮捕されたと見做される」みたいなルールだったのは覚えています。私から見て上級生にあたる子どもたちから連綿と伝わっていた遊びだったんで、事故るとあぶないのもありますが「事故って親に怒られるのが嫌だ」というのでそういうルールを設けてたのかもしれませんね。
もっともいかんせん、この私の話は、元号が「昭和」のラスト数年の頃で今でいうとこのスマホとかは勿論無く(たぶん平野ノラが「シモシモー」とか言いつつ持ってるようなあの大きな携帯電話も出る直前の頃だったんでしょうね)、果たしてあの頃、どうやって警察チームは警察チームで連絡を取り合っていたのかはさだかではないです。ただ、えらくおもしろく、そしていい運動になったのだけは記憶に残ってますねえ。何せ初代ファミコンが発売されてやっと数年って頃で、それこそ高橋名人ではないですが「ゲームは1日1時間!!」をうるさくいう親御さんの世代でもありましたので、ゲームをした分外に叩き出されてじゃあ仕方ねえから外で遊ぶかあ…といった流れもあった時代でした。
あ、そうそうこれを書いてて思い出したのが、誰かの親が、短波も聞けるトランシーバーがついたソニーのラジオってのを持ってまして(→ネットで検索したら「これ」らしいです(笑))、「これをドロケーの時に警察チームが使えないもんだろうか」みたいな話になって、実際誰かの家(うちではなかったのは確かです)にそのラジオ本体を置いて、トランシーバーの子機を自転車のかごに入れて移動して本当に使えるか、みたいな実験をしたのを覚えてます。ところがこのトランシーバー、意外に本格的なブツだったようで、近隣のトラック同士の連絡用のアマチュア無線のやりとりを拾ってしまったり、ここの団地のすぐ近くに成田警察署がありまして本当かどうかは知りませんが「これ、警察無線なんじゃないの?」みたいな電波も拾ったり…とかなって「これって使ってるのがバレたら逮捕されちゃうんじゃないの?」みたいな子供っぽい話になって急遽使うのをやめたってこともありました。
それを思い出すと、「現代に」ケイドロorドロケーをやるとしたら果たしてどーなってるのか。スマホのアプリでGPSを追跡するやつとかもフツーにありますし、警察チーム・泥棒チームともにLINEか何かでやりとりすることになるんでしょうかね。なんかフジテレビ系列の「逃走中」みたいになりそーだ。そういうアイテムばかりがグレードアップして「ガチな」ゲームになってしまったとしたら、ある意味でアナログ世代な我々の時代ならではのものだったのかなあとも考えちゃう次第ですね。
…で、話を戻してリアルのおまわりさんを相手に遊んでたこいつら。いやそれはマジでリスクが高すぎるし、こういうニュースネタになるとほぼ高確率で「模倣犯」をやらかす頭がおかしいのが佃煮にしちゃいたいぐらいうじゃうじゃ出てくるもんだから絶対にやるなや。
しかもこの「騒動」、よくよく見れば真冬の真夜中にやってんじゃん。いやーマジで警察側は、今回の一件でもろもろのかかった費用を請求した上で、こいつらを「元気があっていいじゃないか。じゃあこっちでも相手してやる」と警察署の剣道場や柔道場で足腰立たぬぐらいにしこたまフルボッコにしても俺は黙認しちゃうわ、と(をい)。
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