あら、セレッソ大阪の乾貴士選手、遂に契約解除になってしまいましたか…。

サッカーJ1 セレッソ大阪 乾貴士との契約解除(NHKニュース)

少し前に、チーム内で規律乱したりして出場停止やら練習出入り禁止などの処分を受けていた元日本代表の乾選手、

セレッソ大阪の乾貴士選手が6試合出場停止および1ヶ月練習出入り禁止処分に…熱くなるのも程々に。

2022年4月14日

結局、契約解除になってしまいましたか…。

サッカーJ1のセレッソ大阪はことし4月、試合中にチームの規律や秩序を乱す行為をしたとして公式戦への出場停止処分などを出した元日本代表の乾貴士選手との契約を解除しました。

乾選手は、ことし4月5日にホームで行われた柏レイソルとの試合で交代を命じられた際、小菊昭雄監督との握手を拒否したりサポーターの前で暴言を吐いたりしました。

これを受けてセレッソは、乾選手に公式戦6試合の出場停止処分を出し、この間、チームの練習への参加なども認めませんでした。

5月中旬に処分は明けましたが、乾選手は、その後も練習に参加せずクラブとの関係修復が困難な状況となっていました。

こうした中、セレッソは9日付けで乾選手との契約を解除しました。

乾選手は滋賀県出身の34歳。元日本代表の攻撃的ミッドフィルダーで、2018年のワールドカップロシア大会では2得点をあげました。

去年、スペインのチームからセレッソに復帰し、今シーズンはチームの中心選手としてリーグ戦5試合に出場し3得点をあげていました。

乾選手は、クラブを通じて「一度、セレッソとの関係をリセットすることがお互いにとってよい選択という結論になりました」とコメントを出しました。

で、まあ前の記事でも紹介しましたが乾選手、10数年前にもクルピ監督の頃に前半交代させられて激昂してシャワー室のガラスを叩き割ったりして長期のペナルティを食らってたんですね。その後、海外移籍等を経て30代になってからセレッソに戻ってきて、「ミスターセレッソ」森島選手(今はそのセレッソの社長をされておられます)などがつけた背番号8をつけるようになったのに…うーん、気持ちだけは若いんでしょうが「若気の至り」では済まない蛮行で、どっちも妥協ができなくなってしまったんでしょうね。

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移籍先=「置かれた場所で咲きなさい」ってことですかね。

で、記事の続きには、ミスターセレッソこと森島社長のコメントもありました。

セレッソ大阪 森島寛晃社長「チームと距離ができてしまった」

セレッソ大阪の森島寛晃社長は乾貴士選手との契約を解除したことについてオンラインで会見し「しばらく練習に参加できずチームとの距離ができてしまい乾選手自身がなかなかクラブに戻るタイミングを決断できなかった部分があったと思う。クラブとしては話し合いを続けてきたが復帰に向けた合意に至らなかった」と説明しました。

そのうえで「サポーターの皆さんも乾選手がまたセレッソでプレーすることを楽しみにしていたと思うので、その形に持っていけなかったことは本当に申し訳ないし残念だ。セレッソに大きな貢献をしてくれた選手であることには間違いないので今後の活躍を願いたい」と話していました。

ただまあ、これはフォローする意味で書きますが、これがNPBつまりプロ野球12球団だったら、よっぽどの使える選手およびその選手をうまく操れる肝っ玉の据わった指揮官・首脳陣でなければ「他チームからも干されて移籍先も見つからない→独立リーグに行くか現役引退か」ってことになるんでしょうが(現役末期の頃の中村ノリ選手なんかそうでしたね。近鉄→オリックス・中日時代はともかく、楽天とか中日の現役末期の頃は…)。

そこは悲しいかなギルド式の排他的な同業者組合たる12球団(のオーナー会議が事実上の最高決定機関でしょうし)で構成されているから「村社会」ゆえになかなか難しいとこではあるんですね。おそらく今後はかつての仰木彬・星野仙一・野村克也の各氏のような「(良い意味で)ネゴシエーターかつ面倒見の好くて、それでいて決断力抜群な変わり者の監督」は出てこなくなるんでしょう。パワハラとかのコンプライアンス的な角度から見ても。

しかしそこはサッカー界、日本国内でもJ1からJ3まで合わせれば50数チームあるし、ともすれば「Jリーグ昇格を目指す」地域リーグや地方の下部リーグから「ぜひうちのチームに喝を入れてやってくれ。そして新しい歴史を一緒に作っていこう」って言ってくれる人は多いと思うんですね。それに海外リーグだって本人が海外でのプレー経験があるんだから「もうひと頑張り」って思うかもしれないしで。

たとえば(前の記事でもちょいと書きましたが)、昨年古巣のセレッソ大阪で引退した大久保嘉人選手だって神戸やC大阪などでプレーしていた頃、もっといえば”絶対王者になる直前の時代の”川崎フロンターレに移籍するまでは「とにかく点は取るけどえらく乱暴者でイエロー・レッドカードもやたら多かったところ」に、川崎で中村憲剛選手という「大久保選手を巧みに使いこなせる、非常に稀有な良き相棒」を得て物凄くクレバーな名ストライカーに「化けた」って例もありますし。

だからこそ新天地でどういう出会いがあるかはまだわからないゆえにこの乾選手が何歳まで現役を続ける・続けられるかはさだかではないですが後々から振り返って、「乾はあの時に××に移籍しておいて、本当に良かったねえ。」と誰もから言われるようなレジェンド級の名選手になってほしいな、と思いますです。仮にわずか1年、いや半年のプレーだったとしてもそこで「結果(J1-2昇格もしくは地域リーグからJ3昇格など)」を出してしまえば、そこから数十年、そのチームではレジェンドとして愛され続けていくと思いますしね。

と同時に乾選手が抜けた穴をセレッソの若手の選手あたりがそこを埋めて、その選手が更に日本代表に選ばれるような「きっかけ」になるかもしれないし。そこらへんは本当にビミョーなタイミングも絡むので、終わってみたらWin-Winな、後から振り返って誰もが笑えるような歴史の1シーンになってくれればいいなと思っております。まさに乾選手には「置かれた場所で咲きなさい」ってコメントを捧げたいかな、と。

以上です。

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