片山晋呉ほどの「トッププロ」がプロアマ戦の大切さを全くわかってないとは…。

By: gtknj

片山晋呉の態度にプロアマ戦招待客激怒…ポケットに手入れ会話、グリーンで自分の練習優先(スポーツ報知)

「あー、やっちゃったなあ」って感じ。今日び、相撲取りだって巡業とかで必死にファンサービスに徹してるのに…。

国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は6日、5月30日の日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で、ツアー31勝の永久シード保持者・片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=が同組の招待客に対し、不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたことを公表した。

 JGTOの青木功会長(75)や石川遼選手会長(26)は、プロアマ戦を大事にする方針を掲げてきた。そのため、今回の件は極めて深刻と受け止めているという。複数の関係者によると、森ビルの招待客は片山がポケットに手を入れたまま話をしたり、グリーン上で客のライン読みよりも、自身の練習の方を優先したなどの態度に対して激怒。わずか3ホールで帰ったという。

 既にJGTOは当事者2人の事情聴取は済ませたが今後、JGTOの野村修也理事と外部弁護士からなる調査委員会を設置し、6月中に懲戒・制裁委員会を開催して処分を決定する方針という。さらに1か月以内でJGTOの規定の改正を含む再発防止策を講じ、選手会とともにプロアマに対する選手の意識改革を進めるための方策を決定し順次、実施に移す予定だ。

で、プロアマ戦というのはどういうものなのか、という話が、約5年前の日本経済新聞の記事で実にわかりやすく紹介されてました。

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5年前の日経新聞に掲載された記事が「興味深い」(苦笑)

ゴルフのプロアマ大会 お客をいかに楽しませるか(日本経済新聞 2013/06/16付)

こちら、実は全部で5ページほどある長い記事なので、抜粋して紹介させていただきますが…、

プロゴルフトーナメントには、たいてい主催者やスポンサーの企業名や製品名がついています。それは言うまでもなく、トーナメントを通じて企業や製品の宣伝やイメージアップ効果を見込んでいるからです。しかし、実は主催者やスポンサーがトーナメント開催に際して最も重視していることの一つが、プロアマ大会なのです。

■「男子は感謝の気持ち足りない」

 本戦に先立って開催するプロアマ大会に大切なお客さんを招いて、1日接待する。それによって日ごろの愛顧に感謝を表すと同時に、これからもよろしくというメッセージを伝えるのです。

 例えが悪いと怒られそうですが、ひと昔前の銀座の高級クラブでの接待を考えてみてください。どんなに有名で雰囲気の良いお店でも、どんなに高いお酒を出されても、ホステスさんが無愛想でお客さんが気持ちよく過ごせなければ、その接待は失敗に終わってしまいます。それだからこそ、ホステスさんはいろいろな話題を提供し、ホスピタリティーにあふれるキャラクターが求められるわけです。

 プロアマ大会も同じです。ここでは、主催者やスポンサーにとって大切なお客さんを楽しませることが、プロゴルファーに求められているのです。

 しかし2003年頃からでしょうか、「プロアマで、男子プロたちは感謝やホスピタリティーの気持ちが足りないのではないか」という批判やお叱りを受けることが多くなってきました。

■試合数がどんどん減っていく中で

 女子プロとの比較で論じられた側面がありますが、そういう意識が欠けていたことは否めません。「プロアマの最中に平然と自分の練習をやる」「お客さんとの会話そっちのけでコースチェックをする」「同行するマネジャー、トレーナーばかりと話す」という声が寄せられたのです。

 折も折、景気低迷でトーナメントから撤退する企業が相次ぎ、試合数がどんどん減ってきました。確かにプロ選手はすばらしいプレーで観客に夢と感動を与え、それでお金(賞金)を稼ぐのが仕事なのですが、トーナメントが開催されなければ元も子もありません。

このため選手間でも「試合を継続してもらったり、新しい試合を増やしたりするためにはどうしたらよいか」という危機意識が高まりました。その結果、「スポンサーに喜んでもらうためには何が必要か」を考えるようになり、その一つとして「プロアマの満足度を高める」がクローズアップされたのです。

■プロアマ欠場なら本戦に出場できず

 トーナメントの成り立ちを考えれば当たり前の話ですが、なかなかそこまで思いが至らなかったということでしょう。ちなみに現在では、プロアマを欠場すると(例え理由が体調不良でも)本戦にも出場できないルールになっています。

 話は変わりますが、男子トーナメントのプロアマで難しいのは、プロとアマチュアのティーインググラウンドが違う点です。女子プロのドライバー飛距離はそれほどアマチュア男性と変わらないので、同じティーインググラウンドからプレーできます。一方、男子プロの飛距離は平均でも280ヤードを超えるので、アマチュアより50ヤードから時には100ヤード以上も後ろのティーインググラウンドから打つことになります。

 ティーショットの待ち時間が、一番会話が盛り上がるのはご存じのとおりです。しかし、プロが100ヤードも後ろのティーインググラウンドでは会話のしようがありません。間近でスイングを見ることもできないので、会話だけでなく、レッスンの機会も減ってしまいます。

■会話増やすため新たな競技方法も

 これを解消するため、最近はパー3だけでも同じティーインググラウンドを使用したり、競技方法にスクランブル方式(ティーショットは全員が打ち、2打目以降は、毎ショット一番良いポジションを選んで、そこから全員がプレーし、ホールアウトまでこの方法でプレーする形式)を採用するトーナメントも増えています。

 これだと、みんなが同じ場所から打つので会話が増え、プロもレッスンしやすいですし、プロのショットも間近で見られるというメリットがあります。

さらに新しいプロアマのスタイルも試みています。5月に東北復興支援チャリティーをかねて、選手会主催のもと、仙台で開催した「サンクフル主催者ゴルフ懇親会」では、プロ1人とアマチュア1人が組んで、これを2チーム合わせて1組にしました(通常はプロ1人にアマチュア3人)。

■表彰式やパーティーで交流重視

 これだと、プロはマンツーマンでアマを教えられるし、さらに同じ組のプロ同士、アマチュア同士もスコアを競い合えるので、緊張感を持ってプレーできます。前夜祭や表彰式でも、みなさん楽しんだ様子がうかがえました。

 また個人的には、アマチュア1人にキャディーが1人つくワンバッグで回る企画も面白いと思っています(通常はアマチュア3人にキャディー1人)。ワンバッグはクラブ選手権に出場するようなゴルファーでなければ、なかなか機会がないでしょう。プロアマだからこそ、プロと同じスタイルでラウンドするぜいたく感を味わってほしいからです。

■外国選手のホストぶりに学ぶ必要

 「銀座のクラブと同じで全て指名制にしたらどうか」という笑い話すらあるほどです。社会人としての常識を持ち、好印象で、求められる仕事をきちんとこなす。そんなプロを主催者は求めているのです。

 逆に、ランキング上位者でもプロアマに声がかからない選手は、「どうして呼ばれないのか?」を考える必要があります。何せ、プロアマで一人でも言動や態度のよろしくない選手がいると、それが男子プロ全体のイメージに取られてしまいますので。

 その点、外国人選手のホストぶりには感心します。「僕、英語だめだからなあ」とぼやきながらスタートしていったゲストが「とにかく手取り足取りの丁寧なレッスンとホスピタリティーにびっくりした。すっかりファンになりました」というシーンを数えきれないほど見てきました。

 ゴルフ用語のほとんどは英語ですし、ボールの行方に一喜一憂するのに国境はありません。「気持ちを伝えよう」「理解しよう」という姿勢があれば、コミュニケーションは成立します。彼らの姿勢に学ぶべき点はたくさんあります。

こちらはこの(当時の)日本ゴルフツアー機構(JGTO)専務理事の山中博史さんという方が書かれたコラム的な記事なのですが、これらを読んでいただければ分かる通り、2003年頃の時点で「そこらへんがわかってない男子のプロゴルファーが多すぎる」「ただでさえ当時は景気低迷でプロゴルフの大会から徹底するスポンサーが多かったのに、ファンサービスに理解しない」などの問題があったんですね。既に。

事実、この前後から宮里藍プロの台頭(ちょうどこの2003年が、宮里プロが高校生ながら「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で優勝して、更にプロに転向して注目を浴びた頃でもありました)などで、男子ゴルフよりも女子ゴルフの方が注目されるようになった時期がありました。

そしてこの数年後に(2007年のことだったそうです)、石川遼プロが同じく高校生ながらもプロの大会(「マンシングウェアオープンKSBカップ」)で優勝するまでは、男子ゴルフが歯牙にも掛けられない時期があったんですね。

で、その女子ゴルフが男子ゴルフよりも注目されていた2003-2007年のあたりの男子ゴルフの賞金王、つまりはトッププロが実は今回、名前が出てしまった片山晋呉プロだったわけですね。ようは記事に書いてあるような「プロアマの最中に平然と自分の練習をやる」「お客さんとの会話そっちのけでコースチェックをする」「同行するマネジャー、トレーナーばかりと話す」のいずれか、もしくはいずれも…を「平然と」やらかしちゃったんでしょうね。

昔、高校生時代の片山プロを目撃した事がある。

実は私、高校1年の頃、夏休みまではゴルフ部に入ってました。千葉県立の某公立高校に通ってたんですが、近隣の打ちっぱなしゴルフ練習場と提携して、回数券を購入して2階の一角をゴルフ部で占めて練習してたり、日曜日のたびに隣町のゴルフコースのキャディのバイトをしながら、バイトが終わったら夕暮れまでハーフ、もしくは1ラウンドを回らせてもらったりしてましたね。何年かにひとりプロになるような強い選手が出てきて、インターハイ等にも何度か出たことがあったそうです。

で、私が辞めた原因は「練習のしすぎで左手の豆が化膿してしばらくクラブを握れなくなってしまったら、急に冷めた」のと「夏休み前に、鉄道旅行にハマって九州に長旅に出かけることになったから」だったんですが、6月のこの時期に、全国大会に繋がる高校生のゴルフ大会の南関東予選みたいな大会が茨城県で行われまして、雨の中、先輩たちを応援しにいったのをよく覚えてます。とはいえ、本降りの中、18ホールを一緒に歩き回る気力なぞまったくなく、傘をさして1番ホールのティグラウンドの端っこあたりを眺めているぐらいしかやることはなかったんですけど。

そんな中、3年生の先輩でひとりだけプロを目指す(後に大卒後、本当にプロになった)人が唯一の全国大会にも行けるかな?ぐらいの強豪で、組み合わせ的には最後から4番目ぐらいの組で1番ホールから出発していったんですが、その最終組で打つ予定だった茨城の水城高等学校というゴルフの名門校だか強豪校だかの3年生の選手に、どえらい数の大人たち(地元の「物知り顔な」ゴルフファンやマスコミなどなどが)寄り添って、どやどやとやってきまして、そんなオトナに対してタメ口みたいな口を利いていて「えらい態度のでかい奴だな。よっぽどのゴルフエリートなのかな?」とびっくりした事がありました。思わず隣りにいた先輩に、「えらい風格ですね、あれ、本当に高校生なんすか?」と小声で話しつつ苦笑いをしたのを覚えてます。

実はこの水城高等学校の3年生が、後から知ったんですが若き頃の片山晋呉選手だったそうで、彼は翌年、日大に進んで在学中に学生のゴルフ選手権を制覇するなどしてプロに転向していくことになるわけです。なので「あー、プロになっても変わらんかったんだな」と(爆)

今や力士だって率先してファンサービスをしてるのに…。

今から10数年前、朝青龍が横綱として全盛期を迎えてた頃なんかは、両国の国技館ならまだしも、名古屋や九州なんかは土俵近くのマス席ですら空席だらけでしたしね。

で、「これはいかん」と、広報部(ここで現在理事長の八角親方が辣腕を発揮したんだそうです)を立ち上げて握手会だのサイン会だのを始めたことと、ちょうど遠藤関がブレイクしたタイミングがジャストにハマって、今では年間6場所の本場所はチケットが取れないぐらいの大盛況になりましたけども。昔はもっと態度が尊大で「ファンサービス? タニマチ以外にする必要あんの?」みたいな力士だって、ここ数年、何度か角界で勃発した不祥事と、相撲協会・広報部が先頭を切ってファンサービスに徹するようになって、随分と対応が良くなったんですけども…。

プロ野球なんかもオリックスと近鉄が合併する話が出た2004年2005年前後からファンサービスがガラッと変わりましたね。昔は巨人戦だけは何もしなくても毎試合(主催者発表で)5万5千人、パ・リーグの試合は閑古鳥、みたいなのが常識で、プロ野球選手もファンに対して塩対応を超えてはっりいえば「お前はチンピラか」みたいな態度が悪い奴が何人かいましたけど、そういうタイプの選手が引退して、今はファンサービスの重要さを頭に叩き込まれている若手が増えたので、全てとは言わないけども、格段に良くなりましたしね。

結局、ことファンサービスに関しては「ヘタに歴史と因習があって、最後の牙城(ここを切り崩して浸透させるのがめちゃ大変)」みたいな大相撲とプロ野球が、共に存亡の危機級の出来事や不祥事、更に外圧がきっかけだったとはいえ、ここまで180度近く替わったのに、プロゴルフの世界はまさか旧態依然の奴がいたとはなあ。しかも何度も賞金王を取って、今まで10人もいないような通算25勝を突破して終身シードを獲得してるような日本プロゴルフ史に名を残すようなトッププロのひとりがねえ。

しかし片山プロはスポンサーさんに何を失礼なことをやらかしたんだろう。どっちにしても3ホールで帰るのははっきりいって尋常じゃないわ。

↑そんな「インパクト」は要らんわ(爆)

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