ロッテ・鈴木大地キャプテンの年俸更改と、囲碁・将棋界初の国民栄誉賞と…。

ふたつほどの話題を。

ロッテ大地、今年の漢字は「糧」三塁挑戦へ誓い「最高の一年に」(スポニチ)

ぶっちぎりの最下位だった千葉ロッテの中で、ポジションをコンバートした上に「孤軍奮闘」してたキャプテンを減俸したら許さねえ…と思ってたら、微増になっていてひとまず何より何より。

ロッテ・鈴木がZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸1億1000万円でサインした。2年連続全試合出場を果たし自身最多の11本塁打と、低迷したチームの中で奮闘した。

 来季はコンバートで三塁を任され、キャプテン制度の廃止により4年間務めてきた主将の肩書も外れる。それでも「やることは変わらない。この4年間がどうだったか試されるのは来年の僕自身の動き。最高の一年にしたい」と頼もしかった。今年の漢字一文字には「糧」と記し「負けたことも全てを糧に野球人生を成功させたい」と来季への誓いを立てた。

いや、本当に今年はキャプテン(と途中加入のペーニャ)がいなかったらシーズン100敗していてもおかしくなかったぐらい散々な1年だったからなあ。前年にタイトルも取った五右衛門と角中が絶不調だわ、エース涌井なんかは何回勝ち星を中継ぎ・リリーフに「消された」ことやら、と。

近年は「勝利打点」ってタイトルもその言葉もなくなっちゃいましたけど、仮に「勝利打点」という項目があったら2ケタに近い回数ぐらい、この人が千葉ロッテを救ってたんじゃないか?と思うぐらいに。で、この数年で遊撃手→二塁手→三塁手とコンバートを命じられて、同じ内野手とはいえ、技術面とか体の慣れとかでビミョーに違う点が多々あり本当に大変な思いをしてるんですけど、この数年が決して無駄ではないと思うし、今後の野球人生の「糧」にしてほしいな、と願う次第です。

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囲碁・将棋界の「七冠」のふたりに国民栄誉賞かー。

羽生竜王・井山棋聖に国民栄誉賞…同時授与へ(読売新聞)

朝飯食いながら見てた読売新聞の一面にこんな記事が出てた。

政府は、将棋で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治竜王(47)と、囲碁で初めて七冠を2度達成した井山裕太棋聖(28)に、国民栄誉賞を同時に授与する方向で最終調整に入った。

 前人未到の偉業で将棋界と囲碁界の発展に寄与した功績を評価した。将棋・囲碁の棋士の受賞は1977年の賞創設以来初めてとなる。

 政府関係者が明らかにした。安倍首相は13日にも両氏への授与を検討するよう指示し、有識者の意見を聞いた上で年内にも正式決定する。表彰式は年明けとなる見通しだ。

 羽生氏は埼玉県所沢市出身。今年12月5日、将棋の第30期竜王戦(読売新聞社主催)の七番勝負第5局を制し、通算7期目となる同タイトルを獲得して「永世竜王」の資格を得た。永世規定のある竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖の全7タイトルで称号を獲得する「永世七冠」を史上初めて達成した。

…でまあ、肩書が羽生「竜王」、井山「棋聖」(「七冠」ではなく)になってるのは、実は将棋の竜王戦と、囲碁の棋聖戦の主催が読売新聞社だから、というのは「さすがだなあ」と(爆)。

もともと囲碁と将棋というのは兄弟のようなもので、戦国時代や江戸時代から続いていてかつては時の殿様・権力者の庇護を受けて発達していった経緯がありまして、囲碁の名人のお屋敷で将棋が指されたり、その逆で将棋の名人のお屋敷で囲碁が打たれたり…と、将棋界と囲碁界は昔から密接なおつきあいがあったそうなんですね。そして昭和に入るぐらいまでは名人や本因坊といった称号は世襲制で(要は前の名人や本因坊が死んだりしないと次の人はどんなに強くても世襲できないという弊害があったそうです)、その後に新聞社が新聞記事に囲碁・将棋を取り上げるようになって売上に影響するようになった為に、自分とこの新聞社が主催した実力制のタイトル戦が始まった、という歴史もありました。

確かに読売新聞なんかはタイトル戦が始まる前にも、囲碁・将棋の時の名人や本因坊と、当時の強豪(八段程度の一流の将棋棋士・囲碁棋士)との「総当たり戦」とか「お好み対決」を実施してその盤面や解説を新聞記事に載せたり(しかも当時の有名作家を動員して記事を書かせたりして)、都内の新橋とか上野の繁華街に巨大な盤面を用意して現役の将棋棋士・囲碁棋士を動員して大盤解説会を開いて大盛況だったりと、当時の社長だった正力松太郎氏がこういう突飛なアイデアを繰り出すのが大好きで、かなりの売上に貢献したそうです。

ちなみに将棋の名人戦は最初は毎日新聞が主催となって始まり、一時期、朝日新聞に移り、更に毎日新聞に戻って現在は朝日・毎日の共同主催になってますし、囲碁の名人戦は最初は読売新聞が主催で始まって後に朝日新聞に移って今に至ってます。実はここらへんの新聞社のライバル意識も物凄く強くて、囲碁の名人戦を朝日に奪われた読売と日本棋院が裁判沙汰になった末に、最終的には「棋聖戦」という囲碁界の序列としては一番高いタイトル戦を新設することで決着した…という経緯や、将棋の名人戦も同じ頃に毎日から朝日に移る際には読売(当時は竜王戦の前身の「十段戦」を主催してました)が割って入り、いったんは読売が名人戦を奪還しそうになるも契約金の金額で折り合いがつかなくて断念したなどの新聞社同士の因縁とかもあったそうですけどね。

まあそれはともかく、将棋界・囲碁界から同時に初の国民栄誉賞受賞ってのは両方の世界にとってもまことに吉報なのではないでしょうか。というか、井山「七冠」も、羽生「七冠」も「永世七冠」も、四半世紀前には「たぶんないだろう」って言われてた快挙でもありましたしね。囲碁も将棋も戦後、少しずつタイトルが増えていって、その間にも三冠・四冠・五冠のタイトルを総なめした将棋棋士はいましたが、タイトルが7つにもなって、それを全て制覇する人が出てくるなんて考えつかなかったものでしたしね…。

タイトルホルダーは結構「激務」になりますから…。

タイトルを全て制覇すると、たぶん囲碁も同様だと思うんですが、将棋の場合は、タイトル戦の防衛が2日間かけて行われることが多く(1日で終わるのもありますが)、更に地方の高級旅館とか寺社仏閣等で開催されるので前夜祭と称されたイベントにも顔を出さないといけないし、更に様々な免状に、名人・竜王として署名等をしなければならない「義務」も発生するし…で、結構タイトなことになるらしいです。以前、羽生竜王が七冠完全制覇をした際には、複数のタイトル戦をほぼ同時進行で掛け持ちで戦ってたのでえらくハードスケジュールだったにもかかわらず、六冠全て防衛して、最後のタイトルも挑戦者になってそこで勝って七冠完全制覇を達成したということもありましたし。

おそらく囲碁の井山七冠が現在進行系でそのような環境に置かれていると思うんですが、それでも七冠の牙城をいったんは崩されてもそこから盛り返してまた七冠を独占することに成功した…というのは、単純に囲碁を打って勝ってればいいという環境「ではない」だけに、国民栄誉賞をあげたいな、と政府の中から意見が出てその方向に動き出したというのはいいことだなあと思いますね。

できれば一緒に加藤一二三九段にもあげてほしい(泣)

…まあ個人的には両七冠と一緒に、

かつての「最年少記録」を持っていて今年「最年長記録」も更新して引退した将棋の加藤一二三九段にも国民栄誉賞をあげてもいいんじゃね?って気持ちも結構あるんですけどね。しかしあの大先生もむしろ引退してからのほうが激務なような…。来年のお正月には78歳にもなるのに。

かつての美空ひばり・森繁久彌の両氏などのように亡くなった後に贈呈するんではなく、できればご存命でお元気なうちにねえ(苦笑)

↑ちなみに将棋は「詰めろ」の意味が未だによくわかってないっす(苦笑)
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